goo blog サービス終了のお知らせ 

肩の上の只者~站在巨人的肩膀上~

語学修行のため中国へ。

春節

2012-01-23 22:31:08 | 
今日は春節(旧暦の元日)です。
現在の日本では馴染みはありませんが、中国始めアジアの多くの国では大々的に旧正月を祝います。
アジアにおいては旧正月をスルーする日本がむしろ特殊な存在のようですね。

さて10日前、13日の金曜日に南寧を発った後、雲南省と福建省を見物し、本日上海にやって来ました。
ここで数日過ごしてから、26日に日本に帰還します。
荷物が多いため、帰国の便では超過料金を徴収される事は必至です。
可能な限り物を減らしたのですが、どうしようもないのでもう諦めました(笑)。

それでは帰国後にまた更新します。

江蘇省への旅 その2/蘇州

2011-10-16 23:11:25 | 
江蘇省への旅、今回は蘇州見物の様子をご紹介します。

蘇州へは無錫から高速鉄道“和諧号”で移動しました。
高速鉄道の無錫駅の駅舎がこれまた無闇に立派な代物です。



冬休みに海南島で和諧号に乗った時にはなかったと思うのですが、今回は切符を購入する際に身分証明書の提示を求められました。
何かあった時に乗客の身元を特定しやすいようになったわけですね(汗)。
それ以前に、何もないように運行する努力も怠らないようにお願いしたいものです。

約20分で無事、蘇州に到着しました。

蘇州は古くから運河による水運で有名な町で、“東洋のベニス”とも称されています。
また町の美しさから、“上有天堂,下有蘇杭”(天に楽園有り、地に蘇州と杭州有り)などと讃えられています。











今回は珍しく、名所を巡る1日ツアーに参加しました。
以下の写真のスポットはツアーで訪れた主な場所です。

蘇州には古い庭園が数多くあります。
うち9つの庭園を合わせて蘇州古典園林といい、世界遺産にも登録されています。

その蘇州古典園林に含まれている獅子林という庭園を訪れました。











運河をゆく舟に乗りました。
なかなか風情があります。





舟の制限速度を示す標識。
この場所の制限速度は時速10kmです。



こちらは寒山寺という仏教寺院。
なぜか日本人の観光客に特に人気のスポットらしいです。









また別の寺へ。
北寺塔という立派な塔があります。
この寺は本来は報恩寺という名前だそうですが、一般に北寺塔と呼ばれている模様です。
鹿苑寺を金閣、慈照寺を銀閣と呼ぶような感じでしょうか。







塔内の狭い階段を歩いて上まで登ると、蘇州の町を一望できます。
北寺塔周辺の古い町並みとずっと向こうに見える近代的なビル群のコントラストは、都市開発が進む現在の中国を強く感じさせるものでした。





ついでに、北寺塔で撮ったこの写真も載せておきます。



どこの国に行ってもこういう事をする輩はいるものですが、見るだけで気分が悪いです。
歴史ある文化財にこんなマネをすれば仏罰が下ろうというものです。

さて、今回の旅はこんな具合でした。

最後にもう1枚写真を。



南寧ではほとんど売られていないボトル入りの無糖の茶。
無錫や蘇州にはありました。
これはサントリー(中国では三得利と表記する)の製品ですね。

ちなみに、広西自治区の隣の広東省では普通に無糖の茶が売られています。
中国の他の地域ではどうなんでしょうか。

江蘇省への旅 その1/無錫

2011-10-11 21:43:16 | 
国慶節休みを利用して、留学生の友人と共に江蘇省に行って来ました。
具体的には無錫、蘇州という二つの町を訪れました。
今回は、その旅の様子を報告したいと思います。

まずは南寧呉墟国際空港から飛行機で上海虹橋国際空港へ。
上海に到着したのは午前0時頃でした。

空港に宿やら何やらの客引きがいるわけですが、無錫行きの車を手配するというオバちゃんがいたので、その話に乗る事にしました。
高速道路の入口まで車で連れて行かれ、待っていると大型のトラックがやって来ました。
無錫方面に行くトラックに同乗して行けという事だったようです。
トラックの運転手は、荷を運ぶついでに旅行者を乗せるだけで小銭が儲かるという事ですね。
空港で客を捕まえる連中は、間に入って、運転手に渡す金額との差額を手数料としていただく、という寸法なわけです。
こんな商売があるとは知りませんでした。

そのトラックに乗って2時間足らずで無錫に到着。
運転手の行き先の都合で、無錫の空港で下ろされました。
空港は市内からかなり離れているのですが、午前3時にタクシーも確保できないので、とりあえず空港周辺で待機する事にしました。

建物は施錠されていて入れないため、端の方に行って座っていたところ、警察のパトカーが回転灯をきらめかせながら颯爽と登場。
何事かと思っていると、警官6名がぞろぞろとこちらへ向かって歩いて来るではありませんか。
どうやら、我々を不審者と思ったようです。
まあ、時間も時間ですから不審には違いありませんが。
ただの旅行者で怪しいモンではありませんよ、タクシーがいないから待ってるだけなんですよ、という事を説明すると納得してくれたようでした。
「ちょっと署まで来てもらおう」的な事になれば、タクシーを拾うまでもなく市内まで移動できるやん、などと思いましたが、そういう展開にはならず(笑)。
私より中国語が堪能なもう一人は、もっと色々細かい事を聞かれていましたが。
何にしても、図らずも中国の警察に職質されるとか相当オイシイ・・・もとい意外な経験でした。

さて、無錫という町は日本の演歌だか歌謡曲だかで歌われた事があるらしく、一定の年齢以上の日本人にはわりとポピュラーな地名だそうです。
道も綺麗で、比較的新しい町という印象でした。

最初に南禅寺という寺を見物しました。
寺の周辺にはたくさんの商店が建ち並び、大型連休という事もあって物凄い人出でした。









次に蠡園という、何と読むのか全くわからない名前の庭園へ。
中国語では“li3yuan2”、日本語では“れいえん”と読めば良いんでしょうかね。













この庭園は1930年に作られたとの事ですが、春秋時代の美女・西施ゆかりの地でもあるそうです。

これが西施の像です。



西施さんは中国四大美人の一人だという事です。
二千数百年も前の人なので無論写真もないわけですけど、誰が顔の造作とかを決めたんですかね(笑)。
何か肖像画のようなものが残されてるんでしょうか。

次回は蘇州の様子を報告させていただきます。

上海浦東国際空港

2011-08-30 15:56:58 | 
先ほど、高松空港からの便で上海浦東国際空港に着きました。
空港内は無料で無線LANを使用できるので、空港でこれを書いています。

今日中に南寧の寮に到着する予定です。
寮内でインターネットに接続する手続きを行うのは明日以降になります。
ネットが使用可能になった段階で、南寧到着の報告をしたいと思います。

冬休みの旅 その20(最終回)/海南島(三亜、海口)、南寧

2011-04-15 16:00:33 | 
2月18日(36日目)

三亜駅までバスで移動。手持ちのガイドブックでは小さな駅だという事だったが、やたら立派な駅舎で驚いた。最近新たに建てた物だろうが、場所が同じなのかは不明。





非常に感じの悪い窓口の姉ちゃんの対応に立腹しながらも乗車券購入。東回り路線も開通したらしく、海口(注:海南島北部の市。海南省の省都)への便数も一気に増えていた。

「世界の車窓から」のようなのんびりした旅をイメージしていたのだが、三亜から海口東までを約100分で結ぶ、最高時速250km超の高速鉄道であった。二等の席でもゆったりしていて乗り心地は良い。結構アップダウンが激しいのか、耳がキンキンする事が度々あって閉口した。

海口東駅もまた、非常に大きな新しい駅である。駅前に地下街を作っているようだった。これから駅周辺の開発を進めて行くのだろう。





とりあえず、バスで秀英炮台という所まで行ってみる事にする。ガイドブックの地図に載っている秀英古砲台とおそらく同じものだろう。



秀英炮台とやらは門が閉まっていて中には入れず。秀英古砲台と同じものという前提のもと、地図を頼りに、近くにあるはずの海瑞墓(注:当地出身の明代の政治家・海瑞の墓)へ行こうと試みるが道が全くわからない。バスに乗ってガイドブックに示されている海瑞墓最寄りの停留所まで移動する。バスを降りても表示が全くない。しばらくあたりを歩き回るが見つけられず。人に聞こうかとも思ったが、雨が降り出しそうな様子だった事もあり、もう一か所行こうと思っていた五公祠(注:唐代、宋代に海南島へ流された5人の名臣を祭る祠)ともども見るのはやめにした。

宿を見つけてチェックイン。

食事(夕食)がてら空港へのシャトルバス乗り場を確認に行こうと思い外に出るが、バスのあまりの混み具合を見て嫌気が差し、近場の食堂で食事だけして部屋に戻った。

海口は三亜と比べると気温は明らかに低い。


2月19日(37日目)

シャトルバス乗り場までバスで移動。おそらくこの辺だろうという所で降りると、ちょうど乗り場の向かいであった。

折良く5分ほど待つだけで出発する便に乗る事ができた。約35分で海口美蘭国際空港に到着。

飛行機はほぼ予定通りに離陸し、14:00頃南寧呉墟国際空港着。

シャトルバスで市内へ。

南寧駅周辺は異常な人の多さであった。この週末はちょうど学生達が戻って来るピークなのかもしれない。

大混雑のバスに乗るのは大きな荷物があるので断念し、タクシーで大学の門まで帰る。

16:00頃、宿舎に帰還する。

37日間に渡る「ホームレス留学生オンザラン作戦」、ここに完結!


――――――――――――――――――――――――――――――――

さて、全20回でお送りしました冬休みの旅の報告は今回で終了です。

帰って来てから気が付いたのですが、37日間というのは1年の10分の1に相当するわけで、そう思うと改めて長い旅だったなと思います。
日本人的には、これだけ旅をする時間を持てたという事が、何よりも贅沢だったと感じております。

またこんな機会があるのかどうかわかりません。
何にしても、とにかくこの世界が、いつでもどこでも普通に旅できるような平和を手に入れる事を願うばかりです。

冬休みの旅 その19/海南島(三亜)

2011-04-14 14:28:54 | 
2月16日(34日目)

昨日同様曇天。

午前中、海水浴場をぶらつく。泳いでいる人があまりいない。



午後、フロントに貴重品類と部屋の鍵を預けて泳ぎに行く。

一時小雨が降るなどしたが、気温的には問題なく泳げる。ただし、日が出ていないため水から上がると少々肌寒い。1時間半ほどで引き上げる。

夕食はシーフードの店で。店の前の水槽に様々な魚介類が入れられている。大きなウニが一つ20元(注:約255円)だったので注文してみた。ウニの殻を器にした茶碗蒸しのようなものが出てきた。思っていたようなウニの味はしなかったが、何という名前のウニだろうか。


2月17日(35日目)

鹿回頭公園(注:黎族という少数民族の伝説にちなんだ像がある)へ。











朝は曇っていて、傘を持って出た方が良かっただろうかと思うほどだったが、12:00頃になると青空に。これは晴れているうちに泳がねばと思い、急いで宿に戻ってすぐに海へ。

泳いでいるうちにまた曇ってきたが、青空の下で泳ぐ事ができて良かった。

海南島はリゾート地という風に言われているが、少なくとも大東海の海水浴場を見る限りではリゾートというイメージはない。確かに小綺麗な高級ホテルが並んでおり、海自体も美しいのだが、いかんせん中国の田舎町という雰囲気が色濃い。土産物屋の店員はやはり店先で飯を食っているし、空港からのリムジンバスにしても運転手は怒鳴って客を急かすわ、車掌の女性は乗車口の手すりの上に足を放り出して大声で電話をするわで気分を害される。海辺ではカラオケコーナーのような場所でオッサンが歌う野暮ったい歌謡曲をBGMのように流している。もっと洗練された感じ、非日常的なムードを演出すれば良いのにと思う。そして観光客の方も、海の中に煙草の吸い殻やビールの空き缶を捨てたり痰を吐いたりと極めてマナーが悪い。これで東洋のハワイを名乗るのはおこがましかろうというものである。世界的リゾート地にはほど遠い。正直、外国人である私の視点では、現在の所わざわざ外国から何度も訪れたいという場所ではない。せっかくの天然の観光資源だから、活かさない手はないと思うのだが。

昨日と別の店でまたウニを食べる。昨日とほぼ同じような料理だった。やはりウニらしい味はしない。隣のテーブルの客が「何それ? いくら?」と興味を示していた。

冬休みの旅 その18/香港、海南島(三亜)

2011-04-11 17:41:59 | 
2月14日(32日目)

中環のエクスチェンジ・スクエアからバスでスタンレー(注:香港島南部の海辺の町)へ。



海沿いにパブやレストランが並んでいる。



昼食にフィッシュ・アンド・チップス(注:英国の代表的料理。魚とジャガイモのフライ。“チップス”は日本でいうフライドポテトのようなもの)を食べる。英国人はフィッシュ・アンド・チップスに酢をかけて食べる人が多いのだが、この店では出て来なかった。中国人も酢が好きなはずなので少々意外だった。頼めば出してくれたのだろうが、自分はフィッシュ・アンド・チップスに酢は不要なのでタルタルソースとケチャップで食べた。英国国外で食べる英国料理は概ね悪くない。

スタンレー・マーケットには土産物、絵、服、鞄、靴等、色々な物を売る店が並んでいる。



またバスに乗って市内に戻る。

香港公園を見物。公園内に、サボテンや南方の植物が栽培されている温室や、数多くの種類の鳥が飼われている巨大なケージ等がある。茶具文物館というのが面白そうだったので見ようと思っていたのだが、すっかり失念してしまっていた。旅の終わりが見えて来て少々気が抜けているかもしれない。





















ビクトリア・ピーク(注:香港島にある山。山の上からは香港の町を見渡せる)に行くためピーク・トラム(注:山頂までの急勾配を登るケーブルカー)の乗り場へ。チケット売り場で、ビクトリア・ピークにマダム・タッソー(注:蝋人形館。ロンドンのものが有名。世界各地に分館がある・・・、という事は後から知った)がある事を知る。入場料が少々高いので迷ったが、夜景が見られるまでかなり時間があったのと、ロンドンでも入場料の高さから行かずじまいだったので今回は見てみようかと思い、ピーク・トラムの片道乗車券及びマダム・タッソーとスカイ・テラス(注:展望台)の入場券がセットになったコンボチケットを購入した。

ピーク・トラムで山の上に移動。







マダム・タッソーに行く。思っていたよりもかなりポップな雰囲気で、どうぞ並んで写真を撮って下さいというような感じであった。ロープが張ってあるか、ガラスケースの中に収められているような展示の仕方を想像していた。こうなると、妙なポーズで写真を撮るのが大好きな中国人観光客の独壇場である。中でも、千代の富士の股の間に仰向けに寝転んで頭を突っ込んだ写真を撮ってもらっていた女の子は、一体何を考えているのかその意図を量りかねる。とにかく、マダム・タッソーは充分楽しめた。





















外が暗くなるまでしばし時間を潰す。





頃合いを見計らってスカイ・テラスへ。やはり、夜景目当ての観光客が多いようだ。スカイ・テラスからの夜景は、まあ凄いと言えば凄いが、個人的には正直「ふーん、こんなもんか・・・」という印象であった。おそらく、町の範囲が狭いからだろう。圧倒されるような感じはなかった。ただ、目の前の山際から海岸までビルがびっしりと建ち並ぶ様子は、昼間よりもはっきりとわかる。まさしく、立錐の余地もない状態である。





帰りはバスで下山した。


2月15日(33日目)

上環まで地下鉄で移動後、通路を通って香港駅へ。香港国際空港まで24分というエアポート・エクスプレスに乗車。08:30頃、空港着。

香港からの出境手続きを行う。

飛行機は30分ほど遅れて離陸し、13:20頃、海南島の三亜鳳凰国際空港に到着。

入境手続きを済ませて外に出ると、半袖でないと暑いという気温である。

シャトルバスで市内に向かおうとしたが、バスがなかなか出発しない。乗客が一杯にならないと運行しないのであろう。のんびり行こうと思い、そのまま待つ。結局2時間ほど待った頃、バスが一気に一杯になりようやく出発。三亜湾は高い宿ばかりのような気がしたので大東海に向かった。宿を決めてチェックイン。

夕食を食べたレストランで、ビニールでパックされた食器と、店員によってテーブルの上に放り投げられた箸で、中国本土に戻って来た事を実感・・・。

冬休みの旅 その17/香港

2011-04-09 14:56:03 | 
2月12日(30日目)

朝、まずは文武廟(注:19世紀建立の道教寺院)へ向かう。

先に、周辺のアンティークや土産物を売る店が集中するエリアを見物。

文武廟は日本人の団体を含めてえらい混みようだった。狭い場所なので余計に混雑しているように感じる。



海の方に向かって歩く。路面電車とダブルデッカーのバスが走る様子はいかにも香港らしい。





昼食後、スター・フェリーに乗ってビクトリア湾を渡り九竜半島へ。





フェリーの上から香港島の景色がよく見えた。



スター・フェリーは「深夜特急」にも登場する船である。あの作品の当時とは香港の町は大きく変わったに違いなく、主人公(もしくは沢木耕太郎)が眺めた景色とは全く異なるものではあるだろう。それでもここは間違いなく同じ香港という町で、同じ海の上からそれを見ているのである。時を経て町は姿を変えても、船は同様に運航している。実に感慨深い船旅であった。

時間にして10分足らずで九竜半島の港に到着。

ネイザン・ロードを徒歩で北上する。





女人街(注:土産物その他の露店がずらりと並ぶ通り)を見物。歩行スペースが極めて狭い。



九竜公園へ。これが思いの外面白い場所だった。ウィットに富んだジョークを織り交ぜたりしながら、環境保護を呼び掛ける演出が随所に見られる。















夕食は“香港の寿司王”の異名を取る香港人が経営する回転寿司チェーンの店へ。個人的に回転寿司には興味があるので、香港を訪れたら行ってみなければと以前から思っていたのである。全体的には、「まあ外国人が外国で経営している寿司屋にしては悪くないのかな」という印象。妙な寿司もあるが、現在の日本の回転寿司の邪道系寿司の数々を思えば、何とかアリの範囲内という気がする。ただ、「いらっしゃいませ」、「ありがとうございました」等と店員が日本語で合唱するのだが、これがどうにも威勢が悪くていけない。形だけ真似てもこれでは・・・。店内のモニターで、銀座の寿司屋と共同でマグロを競り落とした時の日本のニュース映像を延々リピート再生していたのには苦笑してしまった。どうしても、「俺らはこんなに凄いんだぜ」というのをアピールせずにはいられないらしい。

宿でデジカメの電池を充電しようとするが、手持ちのプラグが使えない事が判明。マカオで泊まった宿は中国本土と同じだったのだが、ここのものは英国型のコンセントであった。ドーハでは使えた変形プラグも、これには対応していなかった。


2月13日(31日目)

朝から雨。

沙田競馬場に行こうと、北角駅の自動券売機で馬場駅行きの切符を買おうとするが買えない。レースがない日は馬場行きは運行されないそうなので、今日はレースがないのかもしれないと思いつつ、とりあえず手前の沙田まで行ってみた。ファーストクラスの車両がある地下鉄を初めて見た。

沙田駅で改めて切符を買おうとしたが、「現在発売していない」とのメッセージが出てやはり買えなかった。どうやら今日はレースがなかったらしい。

沙田の駅ビルはショッピングモールになっており、ここで数時間過ごす。

その後、九竜湾駅の近くのモールに移動。

ここの本屋で、香港では書籍が基本縦書きである事に気付く。中国本土では横書きばかりなのだが。

日本の漫画もかなりのタイトルが広東語で発売されているようだ。そんなに有名ではないような作品も売られていた。

夕食を食べて宿に戻る。

昼間、電器屋で電源プラグのアダプタを買えたので、デジカメの電池を充電。

冬休みの旅 その16/マカオ、香港

2011-04-08 15:48:01 | 
2月10日(28日目)

朝、まずはマカオ芸術博物館へ。通常の入館料は5パタカ(注:約53円)だが、学生証を提示すると学割が効いて2パタカ(注:約21円)。



マカオ芸術博物館近くの食堂で、昼食に洋風のチャーハンを食べる。これが思いの外旨かった。ブラックオリーブなど、通常のチャーハンでは見られない食材が使われていた。

食事後、バスでマカオ半島からコタイ(注:コロアネ島とタイパ島の間の埋め立てられた地域)のヴェネチアン・リゾート(注:ホテル、カジノ、ショッピングモールが一体となった施設)へ向かう。





バスを降りるとすぐそばにハードロックホテルなるものが。ヴェネチアン・リゾートは後回しにしてそちらに急行。



ハードロックホテルというものが存在する事を初めて知ったのだが、他にもあるのだろうから、南寧に戻ったらネットで調べなければ。ホテル内にはハードロックカフェと同様、ミュージシャン関連の品が展示してある。カジノ内でジョージ・ハリスンのシャツ(オレンジの柄物)を見つけて驚喜。

続いてヴェネチアン・リゾートへ。









ヴェネチアン・リゾートはとにかく広い。屋内に運河が造ってあってゴージャスなものだと聞いていたが、予想していたのとは少しイメージが異なっていた。確かに凄い施設には違いないけれども。ドーハでサッカーのチケットを受け取ったモールも、運河があって天井が空の模様で、同じような作りだったのを思い出した。ドーハのよりはヴェネチアン・リゾートの方が高級ブランドの店が主体でリッチな感じだった。







マカオ半島に戻ってカジノをいくつか見て回る。

カジノによってミニマムベットの金額が違うわけだが、例えば大小だと一番安いテーブルで100パタカ(注:約1,063円)からの所が多いようだ。ミニマムベットが200パタカ(注:約2,125円)のカジノもあった。いずれにしても、1泊100パタカの部屋に泊まっている自分にはどう考えても分不相応な遊びである。せっかくなので多少は賭けてみたが。


2月11日(29日目)

宿をチェックアウトし、バスでフェリーターミナルへ。香港島行きターボジェットのチケットを買う。

10:30出航。1時間ほどで香港に到着。

マカオ出境、香港入境ともに、珠海からマカオに入った時に比べるとスムーズにいった。

地下鉄で北角に移動。宿を決めてチェックイン。

ロビーに有料パソコンがあり、久々にネットで日本の情報をチェックする。プロ野球はキャンプ中なわけだが、カープの新人の弦本がブログで生意気な口を叩いて問題になっているらしい。ネット上でそんな発言をしたらどうなるのかという事に思い至らないという点が、かなり残念な感じである。いささか心配になった。

冬休みの旅 その15/珠海、マカオ

2011-04-07 17:07:23 | 
2月8日(26日目)

宿をチェックアウトして拱北へ。出境ゲート前には今日も相当な数の人が並んでいた。

かなり時間がかかったが、無事に入境手続きを終え、正午少し前にマカオに入る。



銀行にてマカオパタカ(注:マカオの通貨単位)で金を下ろす。ATMの画面では、マカオパタカと香港ドルを選択できるようになっていた。

食事と買い物で細かい金を作り、バスで市街地へ。

宿を何軒か見て回り、そのうちの1軒に3泊の予定でチェックイン。

早速カジノを覗きに行く事にする(注:マカオではカジノの営業が認められている。基本的に入場無料で24時間営業しているらしい)。多くのカジノが集まるエリアは、夜になるとけばけばしいネオンが独特の雰囲気を醸し出している。





辺り一面に金の臭いが漂っているような気がする。中でもグランド・リスボアのビルが一際目立っている。よくもまあ、あんな派手な建物を造ったものだ。

特に目当てのカジノはないので、適当に3軒ほど回ってみた。1軒目はディーラーの感じが良くなかった。2軒目は機械式の物だけのカジノだった。最後に行った所は規模が大きく、比較的格式が高い感じである。「深夜特急」(注:沢木耕太郎の紀行小説)にも登場する“大小”というサイコロを使った博打はルールがわかりやすい。マカオのカジノではこの大小とバカラが特に人気があるという。バカラの方はルールがよくわからなかった。


2月9日(27日目)

朝から、世界遺産に指定された30のスポットを続けて回る(注:22の建造物と8の広場が、世界遺産「マカオ歴史地区」を形成している)。最後のギア要塞へはバスで行ったが、他は徒歩。1日で問題なく全てを見て回れる事がわかった。

<注:写真を撮り忘れて後から引き返したりした場所もあるので、順番については合理的と思われる回り方とは一致していません。尚、人物の顔や車両のナンバープレート等、画像を一部加工しています。>

カモンエス広場


プロテスタント墓地


聖アントニオ教会


カーザ庭園


聖ポール天主堂跡


モンテの砦


イエズス会記念広場


旧城壁


ナーチャ廟


聖ドミニコ教会


聖ドミニコ広場


セナド広場


仁慈堂


大堂(主教座堂)


盧家屋敷


三街會館


民政総署


聖オーガスティン広場


ドン・ペドロ5世劇場


聖オーガスティン教会


ロバート・ホー・トン図書館


大堂広場


聖ローレンス教会


聖ヨセフ修道院及び聖堂


鄭家屋敷


リラウ広場


港務局


バラ広場


媽閣廟


ギア要塞



その後、紅街市(注:市場)を覗く。肉、魚介類、野菜と、様々な食材が売られている。宿に帰ってからガイドブックを見直すと、2階もあったようだ。

紅街市の近くのダイソーで買い物。日本で100円のものは13パタカ(注:約138円)という事で、日本より割高。店の規模はそこそこ大きく、品揃えは充実していた。まさかマカオで道後温泉の素を見ようとは・・・。