国慶節休みを利用して、留学生の友人と共に江蘇省に行って来ました。
具体的には無錫、蘇州という二つの町を訪れました。
今回は、その旅の様子を報告したいと思います。
まずは南寧呉墟国際空港から飛行機で上海虹橋国際空港へ。
上海に到着したのは午前0時頃でした。
空港に宿やら何やらの客引きがいるわけですが、無錫行きの車を手配するというオバちゃんがいたので、その話に乗る事にしました。
高速道路の入口まで車で連れて行かれ、待っていると大型のトラックがやって来ました。
無錫方面に行くトラックに同乗して行けという事だったようです。
トラックの運転手は、荷を運ぶついでに旅行者を乗せるだけで小銭が儲かるという事ですね。
空港で客を捕まえる連中は、間に入って、運転手に渡す金額との差額を手数料としていただく、という寸法なわけです。
こんな商売があるとは知りませんでした。
そのトラックに乗って2時間足らずで無錫に到着。
運転手の行き先の都合で、無錫の空港で下ろされました。
空港は市内からかなり離れているのですが、午前3時にタクシーも確保できないので、とりあえず空港周辺で待機する事にしました。
建物は施錠されていて入れないため、端の方に行って座っていたところ、警察のパトカーが回転灯をきらめかせながら颯爽と登場。
何事かと思っていると、警官6名がぞろぞろとこちらへ向かって歩いて来るではありませんか。
どうやら、我々を不審者と思ったようです。
まあ、時間も時間ですから不審には違いありませんが。
ただの旅行者で怪しいモンではありませんよ、タクシーがいないから待ってるだけなんですよ、という事を説明すると納得してくれたようでした。
「ちょっと署まで来てもらおう」的な事になれば、タクシーを拾うまでもなく市内まで移動できるやん、などと思いましたが、そういう展開にはならず(笑)。
私より中国語が堪能なもう一人は、もっと色々細かい事を聞かれていましたが。
何にしても、図らずも中国の警察に職質されるとか相当オイシイ・・・もとい意外な経験でした。
さて、無錫という町は日本の演歌だか歌謡曲だかで歌われた事があるらしく、一定の年齢以上の日本人にはわりとポピュラーな地名だそうです。
道も綺麗で、比較的新しい町という印象でした。
最初に南禅寺という寺を見物しました。
寺の周辺にはたくさんの商店が建ち並び、大型連休という事もあって物凄い人出でした。
次に蠡園という、何と読むのか全くわからない名前の庭園へ。
中国語では“li3yuan2”、日本語では“れいえん”と読めば良いんでしょうかね。
この庭園は1930年に作られたとの事ですが、春秋時代の美女・西施ゆかりの地でもあるそうです。
これが西施の像です。
西施さんは中国四大美人の一人だという事です。
二千数百年も前の人なので無論写真もないわけですけど、誰が顔の造作とかを決めたんですかね(笑)。
何か肖像画のようなものが残されてるんでしょうか。
次回は蘇州の様子を報告させていただきます。