明澄五術・南華密教ブログ (めいちょうごじゅつ・なんげみっきょうぶろぐ)

明澄五術・南華密教を根幹に据え、禅や道教など中国思想全般について、日本員林学会《東海金》掛川掌瑛が語ります。

藤井聡太八冠の命式を看る その2 子平命理・四柱推命・紫薇斗数・守護仏=如来蔵

2024年06月04日 | 五術
一年前の記事
藤井聡太竜王=六冠が、渡辺明名人に3勝1敗として史上最年少名人獲得まであと1勝に迫った、将棋の第81期名人戦7番勝負第5局が、31日午前9時からの2日制で長野県高山村「緑霞山宿 藤井荘」で始まった。先手は渡辺、後手は藤井。局面は矢倉に進んだ。
6月1日  名人戦第五局2日目
18:54 渡辺名人が投了。藤井聡太六冠が、史上最年少名人+七冠に輝きました。

----------------------------------

藤井聡太七冠の命式を看る 子平命理・四柱推命・紫薇斗数・守護仏=如来蔵

子平命理は次のようなもので、詳しくは前回の記事を参照してください。

紫薇斗数 を看ると、次のような命盤となっています。

 

 命宮は紫薇で廟、財帛宮は武曲で旺、ですから、身分地位や財運にも恵まれる、ということになりそうですが、紫薇斗数の命盤は、命宮が紫薇なら、財帛宮には必ず武曲が入ることになっており、旺くらいの強さでは、巨万の富というほどではなく、身分地位にともなって得られる財ということになります。 

命宮が紫薇ということは、

如来蔵=守護仏 釈迦如来、ということになります。

 確かに藤井聡太さんは、年少ながら、言動が穏やかで上品ですから、守護仏=釈迦如来の個性にはよく当てはまりそうです。

 まだ高貴というほどではありませんが、永世名人位を得るころには、高貴なイメージの人になっているかも知れません。

 

==========================

 

ところで、藤井聡太氏の子平命式と、非常によく似た命式があります。

 

第33代アメリカ大統領、ハリー・トルーマン氏の命式です。

 ミズーリ州出身で学歴は高卒のみ、第一次大戦では砲兵部隊の大尉を勤め、除隊後、農業・衣類販売業、38歳ごろ地域の行政官、50歳ごろ上院議員に当選し、1944年の選挙で、ルーズベルト大統領の副大統領となり、1945年62歳の年にルーズベルトの急死にともなって大統領に就任しました。大運グラフを見ると、急激な身分上昇の様子が見事に表れています。

 このように、大運を含めて、子平命理を看る限りは、トルーマンの命式は、藤井聡太氏とそっくりですから、藤井聡太氏も大統領のような地位に就ける可能性があるのかもしれません。

ところが、如来蔵=守護仏を見ると、そうとも言い切れないことに気が付かれることと思います。

 トルーマンの守護仏は、普賢菩薩であり、統率力と指導力という才能に恵まれており、軍人・指導者や政治家になるなら打ってつけと言えます。

 その点、藤井聡太氏の守護仏は、釈迦如来であり、軍事や政治などの荒事には、あまり向いているとは言えません。

                                                   

次回に続く

 

前回の記事 

四冠・竜王に王手 藤井聡太 三冠(王位 棋聖 叡王)の命式を看る 子平命理・四柱推命・紫薇斗数・守護仏=如来蔵

=========================

==========================

行運の見方については、『子平大全』及び『子平正宗』をご覧ください。

よく読まないと、現代の社会制度に合わない、とか、頓珍漢な事を言い出す人が居るのですが、現代でも、身分制度がすっかり無く為った訳ではありません。

子平が出来た時代の背景を考慮した上で、命式と行運の関係について、正しく理解することが必要です。 

  子平大全』
 
      ¥21,000(税込)

 命式の昇降レベルを知るためには、体用と喜忌が必要であり、喜忌を知るためには、強弱と格局を知る必要があります。本書では、誰でも子平の行運が理解できるように解説します。
 また、本書では、子平と皇極経世を組み合わせた「局式」による「測局」や、「群式」による国家や企業の推命を行う方法、通常の命理のように、個人の事が分るだけではなく、人類文明全体や国家のような、「天」に属する事柄まで分る方法を説明します。
 さらに「子平方位」「子平風水」への応用法を説明し、子平の「命卜相」が完成に至ります。

 

 

王文澤 子平正宗
(明澄五術全集第20巻)
読むだけで「命譜」が書ける!
 
 
 
55,000(税込)
『子平正宗』は、明澄派中興の祖である王文澤の遺した数々の子平書のなかでも非常にまとまりが良く、無駄を省いて重要なものだけを網羅し、項目毎に象意を当てはめるだけで、立派な「命譜」つまり子平鑑定書が出来上がるという、鑑定家にとって誠に有り難い一書と言えます。
 無駄を省いたと言っても、「六親」のなかには「公婆」という他書には見られないコンテンツがあり、何と女性の命式から、舅や姑との関係が予測できるという素晴らしい視点が見られます。
 また本書では、『子平正宗』の姉妹編である『子平辨方録』を収録し、豊かな象意を表わす四文字熟語の数々とその出典についても記載しております。
 巻末の「命譜」は、依頼者からの満足と高額の料金を得られる「鑑定書」の雛形として使えるように工夫しました。この形式をなぞり『子平正宗』の象意を命式に当てはめて行けば、立派な鑑定書が完成します。
 また、合婚の方法も記載するため、二代に渡って配偶者の命式を交互に参照できる方々を選び、「公婆」との関係が実際にどうなっているかも、検証できるようにしました。

 

 

=============

=============


『子平命理・基礎篇』  
       ¥15,750(税込)

干支と五行の知識、立命の方法、干関係の見方、強弱の見方、変通の見方、格局の見方、喜忌の見方、体用の見方などを解説します。

 本書を熟読・暗記すれば、子平の基礎は完璧であり、より高度な理論にも対応できるようになります。

 

子平命理・象意篇 増補改訂版

 
                ¥31,500(税込)
子平象意の基本構造、変通による象意、十二長生の象意、王文澤十六通変による象意、無作用干合の象意、六親の象意、成敗の象意、十二宮の象意、造命の象意などを解説します。
『子平命理象意篇』を、加筆改訂し、更に、『子平修密無学訣』の「導論」部分を付け加えたものです。

  

 
掛川掌瑛編著
子平修密無学訣大全
(上・中・下巻セット)
 
 
 

改訂新版76,000(税込)

旧版をお持ちの方は、
差額¥13,000(税込)にて交換致しますのでお申し込みください。

 


(「改訂新版序言」より)
  『子平無学訣大全』を発表してから二年近くになり、少しずつ間違いや不足を見つけては加筆・修正してきたのですが、中でも日時の変化干合が反映されていない箇所が数多くあることが判明し、今回『子平修密無学訣・全解』の完成に合わせ、題名も『子平修密無学訣大全』と改め、「改訂新版」を発売すること致しました。
 何分にも『無学訣大全』の命式数は一万通りに上り、文字数は百万字に達するもので、これを一人で執筆・校正までするのは容易な事ではありません。
 今回、二百箇所程の加筆・訂正を行いましたが、発見できたのも熱心な読者からのお問い合わせがヒントになったもので、読者の皆様におかれましては、お気づきの点がありましたら、ご遠慮なくご指摘いただき、今後さらに完成度を上げて行きたいと考える次第です。  何卒ご愛読、ご利用の程よろしくお願い申し上げます。

(序言より抜粋)
「無学」とは、仏教用語で、学び尽くしてこれ以上学ぶべきことがない境地を意味します。つまり「子平無学訣」を学べば、もうこれ以上「子平」を学ぶ必要がありません。
「子平」のような学問を「命理」と言います。
「命理」とは、時間が運命に与える影響を見る学術であり、「子平」が他の「命理」に優れるのは、時間記号である「干支」によって、あらゆる判断ができるところにあります。その「干支」の並びだけに焦点を絞ったのが「子平無学訣」なのです。
本書『子平無学訣大全』は明澄派五術の秘伝書『子平修密無学訣』の〈解説書〉です。四干の組み合わせは、十の四乗、つまり一万通りあり、本書ではそのすべての組み合わせについて、ひとつひとつ解説します。

(本文より抜粋)
つまり『無学訣』においては、「五行」や「干関係」などを超越して、「干支」の組み合わせだけで、命式を判断できるパターンが存在する、ということになります。
「時間」につけた「記号」である「干支」の並びだけで判断できる、ということは、「時間」と「運命」との関係を直接観察することにより近づくものであり、「作盤」のような、根拠不明の方法からは、より遠ざかることを意味します。
 「作盤」や「五行」を排除する、などと言うと、まるで伝統に反逆するかのようですが、実は「五術」においても、「五行」や「易卦」などに基づかない分野も、昔から存在するのです。
 例えば「風水」において、「理気」は確かに「五行」や「易卦」の理論に基づいて構成されているのですが、「巒頭」だけは、「竜」「穴」「砂」「水」とい う、地形そのものを類型化し、分類して、その土地の「貴賤」「吉凶」「壽夭」「富貴」を判断できるようにしたものです。
「巒頭」の理論でも「干支」や「易卦」などが使われていますが、これはただ、形態分類上の記号として使われているだけで、地形そのものが「五行」の作用を持っているというわけではありません。
 これに対し「理気」はどうかと言えば、家や墓石が、どの八卦方位を向いているとか、水流がどの十二支方位から来ているか、などという、ある種の約束事に基づいて判断を行うもので、地形そのものを見る「巒頭」の見方とは全く異なるものです。
 この「巒頭」と「理気」の関係を「子平」に当てはめてみると、「干支」の並びをそのままで判断できる「無学訣」の方法が、「巒頭」の見方と同様であり、 「干支」を「五行」で分類して、その「強弱」で判断する方法が、「理気」の見方と同様、と考えることができます。そして、風水の判断において、「巒頭」の 占める割合は80%と言いますから、「子平」においても、「干支」の並びだけで、80%の判断ができる可能性があるはずです。

「無学訣」でも「強弱」や「格局」を考慮する場合がありますが、それは四干が、ある特殊な並びになる場合の対処法として説明されており、やはり、「風水」 の「巒頭」のように、「子平」の判断も、80%は「干支」の並びだけで決まっている、と考えることができます。 『無学訣』を完全に理解できれば、あらゆる命式を、誰もが、あるがまま的確に判断できるようになり、これ以上「子平」を学ぶ必要のない「悟り」の境地に達することができるのですが、修得には長い持間を要し、なかなか生きているうちに「子平」を使うことができません。
 本書が書かれた目的は、「無学訣」の示す「干支」の並びによる推命、即ち、時間が運命に与える影響を、時間記号である「干支」の並び方そのものから、誰 でも読み取ることができるようにするためであり、「子平」における「無学」の境地を全人類と分かち合うためのロードマップとして、一万通りに上る四干すべ ての組み合わせについて解説します。

 

掛川掌瑛 著作目録 密教姓名学・三式風水大全

張明澄師 南華密教講座 DVD 有空識密 智慧と覚悟

張明澄講義《員林学》講座 DVD 儒 道 易 禅 経世済民

張明澄講義<命卜相>DVD 明澄五術・張明澄記念館

張明澄 占術特別秘伝講座 DVD 風水・無学訣・ 宿曜・太乙・工門

 

  お申し込み先  

日 本 員 林 学 会  

 代表 掛川掌瑛(東海金)

☎Fax 0267-22-0001

E-MAIL    showayweb◎msn.com 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 藤井名人が初防衛!カレーは... | トップ | 敗因は熱証 マンゴで克服でき... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

五術」カテゴリの最新記事