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腐女子&妄想部屋へようこそ♪byななりん

映画、アニメ、小説などなど・・・
腐女子の萌え素材を元に、勝手に妄想しちゃったりするお部屋です♪♪

黄靖翔さん来日!

2021-03-01 22:14:28 | 双程関連
先日はちょっと悲しいニュースを載せましたが、今日は嬉しいお知らせが!

私(達)の愛するシャオチェン・・・
いえ、黄靖翔(小才)さんが来日されるのですよ奥様!! (笑)
しかももうすぐ!  12月29日(木)に!

彼のメイン活動のコスプレイベントに参加されるための来日で、まぁ場所は当然ながら東京なんですが
イベント後にはファンミーティングも開催されるそうで、何人規模の会場なのかはわかりませんが
なんとこちらのチケットは販売開始後即完売!してしまったそうです。
あまりのことに、開催者側は急遽立見席を増席して対応したんですが、こちらも完売のようで。

あらためて小才さんの人気のすごさを実感しましたねー。

中国では非常に有名なコスプレイヤーさんらしいので、中国国内では頻繁にイベントやファンミが開催されていて
その様子が動画などにUPされているのを観たことがあります。
中にはファンの方々と直接ハイタッチしたり、サインしたりしているものもあって
あの綺麗なお顔が目の前で笑うんですよ!? ホンモノがですよ!? (笑)
そしてあの綺麗なお手々に、さ・・・触れるんですよ!?(←若干壊れ気味w)

ファンからのプレゼントも、ひとつひとつ丁寧に受け取り、ちゃんと目を見つめて「ありがとうございます」と
手を合わせて言っている小才さん・・・♡
あんな至近距離で見つめられたら石になっちまいます 爆

今回の来日ではどんな内容のファンミになるのかわかりませんが、幸運にもチケットを入手できた方は
ぜひとも楽しんできていただきたいですね~ *(^ω^@)

あと、中国国内では難しいと言われているツイッターも10月から開始されているようです。
当然ながら中国語なので内容はチンプンだと思われますがw

で、つい最近、日本でも「黄靖翔日本応援団」という方々がツイッターを開始されてまして
こちらで色々な小才さんの情報を知ることができます。
興味のある方はチェックしてみてくださいね♪

余談ですが、中国のコスプレって女性より男性の方がクオリティーも人気も高いみたいで
ゆえにBLモノもその中のメイン路線のひとつとなっているそうです。
で、今回のドラマ「双程」は、そんなコスプレイヤーへの出資会社?が企画したものだそうで
最初からBLモノで行くということは決まっていたらしいんです。
ここまでわかっていたのに、高さんの事務所はなぜ・・・

って、しつこいですかね (笑)

では、ちょっと遅くなりましたが、小才さんのサービスショットで・・・

メリークリスマス!!
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A ROUND TRIP TO LOVE

2021-03-01 22:13:44 | 双程関連
私がこのブログを開くきっかけともなった、A ROUND TRIP TO LOVE。
このドラマについて、悲しい情報を聞きました。

ルフォン役の高泰宇さんが所属する事務所が、シャオチェン役の黄靖翔さんとの共演をNGにした、というのです。

その理由については明言されていないようですが、
役柄だけでなくリアルでも二人は急接近して、それを良しとしない事務所が二人を引き離しにかかった、というのが
もっぱらの噂だそうです。

黄さんは元々コスプレーヤーで、その撮影の中ではBL風のものも結構撮ってらっしゃるということもあって
こういうシチュエーションには慣れているようですが
高さんの方は完全にシロウトで、それゆえに至近距離で優しくリードして手取り足取り教えてくれる美しい黄さんに魅かれてしまった、
という憶測も飛び交っています。

黄さんには、様々な噂(共演者キラー、ゲイ等)があるらしいのですが
それを事務所も当然把握していたと思われるのに、あえて高さんにそんな黄さんの相手役のオーディションを受けさせたと。
まぁ事務所としては、ノンケの高さんがまさかこんなに簡単に堕ちてしまうとは思っていなかったのかも知れませんが・・・。

いずれにしても、ひどい話だと思います。
ドラマのプロモーションの中で黄さんが言っていましたが、高さんは本当に純粋で、今どき珍しいほどの実直な青年だと。
そんな彼が、黄さんの性別を超えて溢れる魅力の前に、堕ちてしまうのは必然だったかと・・・。
そして黄さんもまた、これまでに出会ったことのないタイプの高さんに、愛情が湧いてしまったのでは。

高さんの気持ちを揺さぶるだけ揺さぶっておいて、いざとなったら引き裂くなんて。
このことがきっかけで、高さんの心に傷が残ってしまわないか心配です。

私生活でもお互いに監視がついて、二人では会えないようにされているらしいです。
そこまで事務所が徹底するのは、裏を返せばそれだけ二人が本気で想っている、ということではないでしょうか。
そうだとしたら、腐女子としてこれほど嬉しいことはありません。
あんな奇跡のようなお二人が、現実世界でも相思相愛だなんて。
でもそれゆえに無理やり引き裂かれてしまったのなら、皮肉以外の何物でもないですよね・・・。

だけど、少し嬉しい情報も。
共演NGになったのは10月以降らしいのですが、それ以降も黄さん、高さん各々のイベントで
お互いを想っているようなコメントや行動が見受けられたそうです。
いくら引き離されても、心の中まで縛り付けることはできないですもんね。
この苦境にくじけず、お二人には頑張って現状を打破していただき、その先には幸せな結末が待っていることを祈らずにはいられません。

実はこのドラマ、パート3の製作企画もあるそうなんですが
主役の二人がこういう状況になってしまったので、実現は難しくなったそうです。
何やらルフォンを別の役者でやる、という意見も出ているらしいのですが
あのお二人以外のルフォンとシャオチェンは認めません!
もう彼ら以外でなんて考えられない!!
あの二人だったからこそ、ここまで話題になったしハマッた腐女子も多かったのだと確信しております。
その辺を、エライさん方はどうもわかっていない。

中国は日本と違って同性愛には厳しいと聞きます。
だからこそ、高さんにそういうイメージが定着してしまうのを危惧した事務所がこういう行動に出たんでしょう。

もう、お二人とも日本へ亡命していらっしゃい (笑)

えー、少し脱線してしまいましたがw
とにもかくにも、この先このドラマとお二人がどうなっていくのか、しばらく見守っていきたいと思います。
また何か進展がありましたら、ここで情報提供していきますので、よろしくお願いします。
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A ROUND TRIP TO LOVEの日本語訳⑤

2021-03-01 21:57:18 | 双程関連
パート④からの続きです。(48:59からの部分になります)




【病院のベッドで眠る小辰。 意識不明のまま1ヶ月が過ぎた。 傍らには陸風がいる。】
【陸風に一本の電話が入り、やがて病室から出ていく。】
ランのモノローグ
    彼は一ヶ月の間昏睡状態だった。 その間、陸風はこの国に留まった。
     彼の容体は重篤だった。
     陸風が彼の世話をしたいというならば、私は反対しない。
     しかし、明日の香港での会議は、彼の会社の存続にかかわるものになる。 彼は行かなければならない。
     これは、ボスである彼がひとりで立ち向かうべきことなのだから。
     そして、すべての人々に説明しなければならない。

【香港へと飛び立つ陸風。】




【香港で記者会見に臨む陸風。 眼前には会社役員、株主、記者などが居並ぶなか、演説している。】

陸風  我々は環境保護を最優先することを信念としている。 それを制定することが先決だ。
     本稿はそのビジネスについて書かれた記事だ。 そしてそれらを本稿に適用する。
     私が提示した事案は、すべてチャン・イー会社に関連するものである。
     これからの展望とチャン・イー会社の将来について、どうぞ皆様、見守り続けてください。

【威風堂々とした演説に、会場からは拍手が巻き起こる。】

司会  ル社長の奇抜な序論に感謝いたします。 皆さま、何かご質問はございますか?

【多数の人々が挙手する中、一人の女性に対して】

司会  「プロパティ・スター」のレポーターの方、どうぞ。

女性  ル社長、あなたの競争相手はハッチ社長ですか?
     そして、あなたの私生活の噂についても話していただけますか?
陸風  私がハッチ社長の財産を脅かせば、彼もまた私を脅かすでしょう。
     そして。 私が同性愛だと暴露する情報について、私が言いたいことは・・・。
     それは、真実です。

【陸風の言葉に騒然となる会場。 口々に悪言を漏らす人々。 記者たちが壇上へ詰め寄り、一斉にカメラのフラッシュをたく。】

会場  なぜ彼はあんなことを言うんだ!? そうだそうだ! そんなことは受け入れられない!
     なんてことだ! 行こう! なんて恥さらしな!




【バーで飲む亦晨と泰朗。 兄のことを思って飲みすぎている亦晨を心配する泰朗。】

泰朗  もう飲むのはよせよ。 兄さんはすぐ良くなるよ。

【その時、テレビから陸風の記者会見の様子が流れてきて、二人は何となくそれに目を移す。】

テレビ スペシャルニュースです。 チャン・イー会社の取締役ル氏が、会見で次のように語りました。
(会見の録画が流される)
陸風  私が同性愛者だと暴露する情報について、私が言いたいことは・・・。
     それは、真実です。

【陸風の台詞に、顔を見合わせる二人。】

陸風  私の愛が罪深いというなら、あなたのためにあえてこの困難に立ち向かっていきます。
     小辰、私は間違っていない。 小辰・・・愛してる。

【昏睡のままの小辰の病室のテレビからも、陸風の映像が流れている。】



【小辰が入院している病院に、記者たちが押しかけてきて騒然となっており、陸風の会社社員がそれを阻止している。】

記者  お願いします、少しだけでもインタビューを!
社員  ダメだダメだ!
記者  お願いしますよ!
社員  ダメだ! ここから出て行ってくれ!

【記者たちの人波を掻きわけて、泰朗と亦晨が小辰の病室ドア前まで行こうとする。】

泰朗  ちょっとどいて下さい、通してください皆さん!

【そんな彼らに向かって記者が】

記者  あなた方とル社長は何か関係があるんですか? 彼はあの部屋にいるんでしょう?
     小辰氏はル社長の恋人なんですか? 彼に聞きたいんですが!
泰朗  彼はひと月前から昏睡状態なんです。 だからあなた方の質問には答えられません!
     もう帰ってください!
記者  じゃあせめて写真だけでも!
亦晨  やめてください! すいませんがやめてください! もう帰ってください!
記者  彼とはいつからですか? 正しい情報は我々と共有しなければなりません!
     はっきりした答えを出せますか? 具体的なことを!



【会見会場を強引に出て、陸風は車に乗り込む。 車中で、小辰を想いながら思い出のCDを聴いている。】
【陸風の脳裏に、小辰との様々な思い出が蘇ってくる・・・。】
【やがて車はヘリポートに着き、ヘリに乗り換える陸風。 飛び立つヘリの中で、そっと目を閉じる陸風。】
【ヘリが強風に煽られ、雷雨が降り始める。 機体が不安定になっていく。】

操縦士 このヘリは強風に煽られています。 シートベルトをしっかり締めてください。

【そのとき、病室の小辰の指がかすかに動く。】
【ヘリはますます激しい風に翻弄されていく。】

陸風  小辰・・・!

【やがて、小辰の瞳が少しずつ開いていく。】

運転手 ヘリの操縦が効かない・・・!
陸風  小辰、小辰・・・!!



【病室のテレビからは、陸風の乗ったヘリが消息不明になったニュースが流れている。】

テレビ チャン・イー社のル社長が乗ったヘリが消息を絶ちました。 ヘリが何らかのトラブルに巻き込まれたものと思われます。
     安否については不明です。

【その報道が聞こえているのかいないのか、虚空を見つめたまま、小辰が呟く・・・。】

小辰  陸風・・・おまえとの確執を想う・・・。
     そして確執よりも遥かに深いこの想いは、何・・・?

【何かを求めて、小辰はそっと手を延ばす・・・。】




   -完ー





以上、A ROUND TRIP TO LOVE の後半の日本語訳でした!

ハッピーエンドとは程遠い結末でしたが、それでも二人の心は最後には結びついたんだと思われます。

このドラマを改めて観てみて思ったのが、主題歌の効果が素晴らしい!ということです。
特に、最後の方でずっと流れているんですが、これがまた各シーンに色んな感慨を与えて、物凄く感情移入させてくれました。
もうこの曲以外考えられない。

途中、バスルームで小辰が陸風に無理やり抱かれるシーンでは、同じ曲を陸風役の高泰宇さんが歌ってるものが使われてましたが
こちらはまた違った雰囲気で、色気のあるムーディな仕上がりになっていて、これまたこのシーンにしっくりくる。

いやぁ~、何度観ても素晴らしい!
主役のお二人の演技力も素晴らしい!!
いや、あれは演技なのか?
きっとリアルでもあのままなんじゃ?と、イケナイ妄想をしてしまうほどに!!


願わくば、私の訳した内容が見当違いでないことを祈るばかりです (笑)
コメント (10)
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A ROUND TRIP TO LOVEの日本語訳④

2021-03-01 21:56:38 | 双程関連
パート③の続きです。(38:10からの部分になります)



【泰朗の店。 亦晨が携帯を持って泰朗のところにやってくる。】

亦晨  泰朗!
泰朗  どうした?
亦晨  兄さんが危険な目に遭ってる! これを見て!

【亦晨が携帯を見せる。 そこには監視カメラに映った小辰のあられもない姿の動画が。】

泰朗  どうしてこんなことに!? 誰がこれを送ってきた?
亦晨  わからない・・・けど、多分陸風じゃないかと・・・。 兄さんの電話も繋がらなかった。
泰朗  落ち着け、きっといい方法が見つかる。
亦晨  ラン義姉さんに連絡を! すぐにここへ来るよう!



【陸風の邸宅。 ダイニングテーブルに座らされたバスローブ姿の小辰の前に、食事が並べられている。】
【小辰の顔を覗き込み、楽し気に笑う陸風。】

陸風  今日はとてもハッピーだ。 
     おまえが自分で食べたくないなら、俺が食べさせてやろう。

【何も言わず顔を背ける小辰。 陸風がスープをスプーンですくい、小辰の口元に差し出す。】
【手でそれを払いのける小辰。 なおもスープを飲ませようとする陸風に苛立ち、スープ皿を床に落とす。】

小辰  このまま俺を帰さないなら、いっそ殺してくれ。
陸風  水を飲まなければ脱水症状を起こす。 飲むんだ。
小辰  ・・・殺せ。

【なぜかニヤリと微笑み、持っていたスプーンを投げ出して、陸風は小辰の腕を取り寝室へ連れて行く。】
【ベッドにうつ伏せに倒される小辰。 すぐさま背後からのしかかる陸風。】
【小辰の手足を紐で縛り上げ自由を奪う。 自らのシャツのボタンを外しながら、小辰のバスローブの腰紐をほどく陸風。】
【小辰に馬乗りになり、バスローブをはだけさせて肩を露わにさせる。 髪を掴んで引き寄せ、耳元で陸風が囁く。】

陸風  おまえが俺を嫌っていても構わない。
     ずっと俺はおまえを離さない。 忘れるな!

【バスローブの裾を捲りあげ、陸風は強引に身を重ねていく。】



【シャワールームで陸風が背後から小辰を責めたてている。 ガラスに手をつき、苦し気に喘ぐ小辰。その手首には縛られた痕が。】
【正面を向かせると、小辰が顔を背ける。 その顔を掴んで自分に向かせる陸風。】

陸風  俺を見ろ! 

【言いつつシャワーを小辰の顔にかける。】

陸風  俺を見ろ! 俺を見るのが怖いのか?

【水にむせながら陸風を見上げる小辰。】

小辰  陸風・・・おまえが、憎い・・・




【泰朗たちの元へやってきたランが、一冊の雑誌を彼らに見せる。 その表紙には陸風の姿が。】

亦晨  ラン義姉さん!
ラン  何かおかしいと思ってた。 彼は名前を変えていたんだわ。
亦晨  陸風・・・!(と言って泰朗と顔を見合わせる。)
     彼は、兄さんに何をしようとしてるのか・・・?
ラン  あなたたちは、チャン・イー社の社長がどれほどひどい男かを知らない。
     もう以前の「陸風」とは違うの。
亦晨  ・・・くそっ! 奴は兄さんを誘拐したのか!?
ラン  私たちもすぐ韓国へ行きましょう!

【3人は韓国へ向かう。】




【陸風のヨットで海に出る二人。小辰はデッキで座ったまま眠っている。】
【小辰に歩み寄り、ローブの胸倉を掴みあげてデッキにうつ伏せに押し倒す。】
【ローブの襟元をはだけ、露わになった首筋に無理やり顔をうずめる陸風。 たまらず小辰が悲鳴をあげる。】
【裾を捲り、犯そうとする陸風に小辰は必死で抵抗し、手に触れた果物ナイフを掴んで陸風に切りつける。】

陸風  !!

【左腕を切られ、咄嗟に小辰から陸風が離れる。 ナイフを胸元にかざしながら陸風をにらむ小辰。】

陸風  刺してみろよ、ここ刺せ!
     1年前におまえがしようとしたように、俺を殺せよ!

【強く言い放ち小辰に詰め寄る陸風。 そんな彼を悲し気に見つめる小辰。 ナイフを持つ手は震えている。】

小辰  陸風・・・俺を解放してくれよ・・・。 俺たちはもう終わったんだ・・・
陸風  終わった? 終わった!? なぜ終わったと言える!?(言いながらナイフを持つ小辰の手首を捻り、ナイフを取り去る)

【胸倉を掴んだまま小辰を睨み続けていた陸風が、小辰を海に突き落とす。】




【陸風邸宅のプール。 水の中でもみ合う陸風と小辰。 何度も水中に押し込まれ、息も絶え絶えになる小辰。】

小辰  なんでこんなことするんだ!
陸風  なんでだと!?

【さらに水へ押し込もうとする陸風の手を振り払い、小辰が訴える。】

小辰  俺だってずっと苦しんでたんだ! 家族を失う苦しみがおまえにわかるか!?
     おまえに体が麻痺した弟をもつ苦しみが!?
     母さんが死ぬ直前に俺になんて言ったか知ってるのか?
     それらすべてを考えるために、5年間おまえのもとを去ったのに!
     でも、おまえがいない世界は、心が満たされることはなかった・・・!
陸風  おまえのためを思って俺はおまえから離れたのに、おまえは俺を裏切ってランと結婚したんじゃないか!
     おまえがランと結婚したんだ!
小辰  おまえこそ、どうしてそんなに変わったんだ? こんなことする奴じゃなかったのに、一体どうして!
陸風  それはおまえを愛してるからだ!

【再び揉み合う二人。 すると小辰の指から指輪が抜け落ち、水中に沈んでいく。】
【指輪がなくなったことに気付き、あわてて水の中へ潜って探し出す小辰。】
【やがて、底に落ちている指輪を見つけ、そこに向かって泳いでいく。】

陸風  小辰!? 小辰!?

【陸風には小辰がいる場所がわからず、心配になって呼びかける。】
【同じころ、邸宅外に警察車両が到着する。】
【指輪のところへたどり着く前に、息が続かず苦し気に気を失う小辰。 陸風も水中に潜り、小辰を探し始める。】
【プールの底でぐったりしている小辰を見つけ、助け出す陸風。】
【その間にも、パトカーが続々と到着し、車から降りた警官とともにランたちも邸宅に乗り込んでくる。】


【プールサイドに小辰を引き上げた陸風は、人工呼吸と心臓マッサージを施しながら小辰の名を呼ぶ。】

陸風  小辰・・・小辰・・・!

【幾度目かの人工呼吸で、小辰がむせた。 安堵して座り込む陸風。】

陸風  死にたいなら外でやってくれ。 俺のプールで死ぬな。

【視線をさまよわせ、寂しげな表情で小辰が独り言のように呟き始める。】

小辰  ・・・おまえは何もわかっていない。 結局、おまえを愛しているがために俺はすべてを失ったんだ。
     すべてを失った・・・。 世間に顔向けもできない。 すでに禁断のラインを超えてしまった。
     おまえを・・・愛してた。
     この愛は、俺にすべてを失わせるほど。

【小辰の呟きに、次第に心を揺さぶられていく陸風。 やがて感極まり、小辰を抱きしめる。】

陸風  小辰・・・おまえが俺の全てだ・・・!

【その時、ランたちがプールに乗り込んでくる。 小辰を抱く陸風に逆上した亦晨が、警官の拳銃を奪い陸風めがけ発砲する。】

泰朗  亦晨!!
亦晨  陸風っ!!

【とっさに陸風をかばい、小辰が右胸を撃たれる。 そのまま崩れ落ちる小辰を抱きとめる陸風。】

陸風  小辰・・・小辰・・・! 小辰・・・!! 

【小辰を揺さぶり、名前を呼び続ける陸風。 撃った亦晨は茫然自失状態になり、その様子を見つめている。】

陸風  小辰!! ああーっ!!

【ショックのあまり、ランがその場にうずくまる。 亦晨も、力が抜けてしゃがみこむ。 それを泰朗が支える。】
【呼びかけにも目を開けない小辰の体を抱きしめ、ひたすら泣きながら名を呼び続ける陸風・・・。】



パート④終了!(48:59までの部分です)→パート⑤(最終章)へ続きます☆
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A ROUND TRIP TO LOVEの日本語訳③

2021-03-01 21:56:00 | 双程関連
パート②の続きです。 24:21からの部分です。



【2015年 韓国】
【秘書を従えて、陸風が会社の中を歩いていく。両脇にずらりと居並ぶ社員。90度のお辞儀をしながら】

社員  社長!
     おはようございます、社長!

【社長室。秘書がワインをグラスに注ぎ、ソファに座る陸風に渡す。 電子手帳を見ながら秘書が】

秘書  ヘレン湾の油田発見のための開発禁止命令、ありがとうございます。
     おかげでタイザン・エステートの住宅価格は暴落しました。

【グラスを持ったまま冷たく微笑む陸風。】

陸風  素晴らしい。 その彼のオフィスビルを、我々が香港に建設できるのだ。
     近いうちに、ハッチ社長に会うことができるだろう。
秘書  ありがとうございます、陸風社長。 素晴らしい作戦でした。 ずる賢いキツネは、自ら罠に飛び込んできました。

【グラスを置き、デスクに移動する陸風。 書類を見ながら秘書に】

陸風  ところで、私が君に頼んだことはわかったか?
秘書  はい。 社長の探しておられる人物は、現在リアン・チャオデザイン事務所で働いています。
     私は彼と接触し、我々に協力するように依頼してきました。
     そして、人的資源の交換プロジェクトへの同意を得ました。

【陸風は秘書の返事を聞きながら歪んだ笑みを浮かべ、机上にある指輪の入ったクリスタルケースを手に取る。】

秘書  社長、その指輪は何かあなたにとって特別な意味が?

【ケースから指輪を取り出し、じっと見つめる。】

陸風  この指輪は、私の恥だ。 この指輪をここに置いておくのは、確認するためだ。 
     甘美な過去を私が忘れていないことを。



【亦晨が入院している病院に、小辰とラン、その子供がやってきた。 やがて玄関から泰朗に支えられながら亦晨が出てくる。】

泰朗  亦晨、ゆっくりでいい。

【歩いている亦晨の姿を見て感極まった小辰が、亦晨を抱きしめる。 亦晨も抱きしめ返す。】

小辰  体の具合はどうだ?
泰朗  日本での治療が功を奏したよ。
亦晨  兄さん・・・兄さん・・・!
泰朗  もう心配ない。 大丈夫だ。
亦晨  これからは定期的に通院すればいいんだ。
小辰  よかった・・・よかった!

【小辰の後ろにいるランに気付く亦晨。】

亦晨  ラン義姉さん。
ラン  日本では大変な思いをしたでしょう?
亦晨  ううん。泰朗がいつも支えてくれたから。

【子供が、小辰を呼ぶ。 子供を抱き上げる小辰。】

亦晨  ふたりの子供? 可愛いな。
     ラン義姉さん。兄さんが結婚をやめようとしても、あなたは変わらず愛してくれてたんだね。
ラン  彼は私に真実を話してくれたの。 彼もまた犠牲者だったのね。
     だから私はこの4年間、彼をずっと愛してこれたの。 過去のことはもう忘れたわ。
     さあ、一緒に帰りましょう。
小辰  帰ろう。

【5人は小辰の車に乗って帰路へ着く。】



【会社で小辰が残業していると、上司がやってきて書類を渡す。】

小辰  あ、社長。 通達? (中を見て)え、韓国へ行け?
社長  そうだ。 前に君の作品を見たらしい。 
     チャン・イーコーポレーションといえば、今やこの業界で超一流の企業だ。
     彼らが今韓国で大きなプロジェクトを計画しているらしい。
     帰って、さっそく韓国行きの準備をしたまえ。 明日出発してもらう。
小辰  チャン・イー・・・



【韓国。 小高い丘の上にある豪邸に連れて来られる小辰。 あたりにオフィスらしき建物はない。】

小辰  (運転手に)ここはどこだ?
運転手 会社の一角です。 中で社長があなたをお待ちです。さあ、どうぞ。

【小辰を降ろして走り去る車。 キャリーケースを持った小辰が、あたりを伺いながら玄関へ向かう。】
【ためらいながらもインターホンを鳴らすが、返事はない。 ゆっくりドアを開けて中へ入る。】
【中からはピアノの音が聞こえてくる。】
【音のする方へ歩いていくと、そこにはピアノを弾く陸風の後ろ姿が。】

小辰  ・・・・・・!(持っていたキャリーケースを落とす)

【衝撃に手を震わせ、陸風を凝視する小辰。 陸風はそしらぬ顔でピアノを弾き続ける。】



【ワイングラスを2つ持った陸風が、ソファに腰かける小辰のもとへやってくる。】
【グラスを渡され、小辰はためらいながらも受け取る。】

小辰  どういうことなんだ。 あんたがチャン・イーコーポレーションのオーナーなのか?
     なぜ俺を騙してここへ来るよう仕向けた?
陸風  俺は騙してなどいない。 これは正当な交渉だ。
小辰  ・・・俺はこのプロジェクトを手伝うことはできない。 帰る。
陸風  おまえは俺のゲストだ。 せめてワイン一杯くらい飲んで行けよ。
小辰  ワインを飲んだら、俺を帰らせてくれるか?
陸風  ・・・(問いかけには答えず、かわりに意味深に微笑みながらグラスを掲げ、ワインを飲み干す。)
小辰  ・・・・・・(やむをえずワインを飲む。)

【帰ろうと小辰がソファから立ち上がると、不意に眩暈がおこり床に倒れ込む。】
【体の自由が利かず、苦し気にもがく小辰の顎を掴み、おもむろにシャツのボタンを外していく陸風。】
【はだけた胸元に手を差し込む。 何とかその手から逃れようと体を捩る小辰。】

小辰  ワインに何を入れた・・・っ!
陸風  何だと思う・・・?
小辰  陸風・・・!

【小辰が飲んだグラスに残るワインを、陸風が小辰の首元に垂らす。】
【次第に妖しい感覚に陥る小辰。 熱を帯び潤んだ瞳で陸風を見つめる。】
【シャツに手をもぐり込ませ、胸元をまさぐる陸風。】
【陸風に手を差し伸べ、キスをしようと顔を近づけていく小辰。 そんな彼の様子を楽しむかのような陸風。】

陸風  残念だよ。 おまえは抱いてほしいようだが、俺はソノ気にはならない。

【冷たく言い放ち、まさぐっていた手を素早く引っ込める。】
【なおも陸風を求めて、足にすがりつく小辰。】

陸風  ・・・覚えてるか? 二人で教会へ行った時、おまえが俺に何て言ったか。
     富むときも貧しいときも、二人はずっと一緒だと。
     今、それについて考えてみる。 おかしいか? なんて皮肉なんだろうな。

【聞いているのかいないのか、相変わらず虚ろな目で陸風を求め続ける小辰。】
【陸風がポケットから手錠を取り出し、小辰の右手をテーブルの脚に繋ぎ止めながら】

陸風  少し散歩でもしてくるか。

【行ってしまおうとする陸風にすがりつく小辰の手を、陸風が無情に振り払う。】

陸風  そうそう、忘れないうちに言っておこう。 ここには監視カメラがある。
     おまえの恥ずかしい姿が映らなければいいがな。

【そう言い残し、陸風が部屋を出ていく。】
【残された小辰は、襲い来る快感に身悶えしながら、空いている左手で自らの胸元をやるせなくまさぐる。】
【天井には、その様子を映す監視カメラがある。】



【陸風の夢の中。 大学時代、教会へ二人で忍び込んだときのこと。】

陸風  今、世界に俺たちだけがいるようだ。 俺に誓ってくれ。 俺と、永遠に一緒にいると。
小辰  誰に俺たちの邪魔ができる?
     おまえから離れるわけなどない。それでいいだろう?
陸風  もしおまえが俺から離れたら、首に縄をつけてでも取り戻すか、騙して箱の中に閉じ込めてしまうからな。
     そしておまえの足を動かなくして、俺の傍から離れられないように・・・

【夢から目覚め、起き上がってソファに座り直す陸風。 手には指輪入りのケースがある。】  
【ケースから指輪を取り出し、眠っている小辰の右手中指にはめ込み、頬を叩いて起こす。】

小辰  ・・・・・・(右手が手錠で繋がれていることに気付く)

【疲れたような表情の小辰に語りかける陸風。】

陸風  俺は、たとえお前が俺を嫌っていたとしてもお前を離さない。 よく覚えておけ。
小辰  ・・・!(思わず陸風を睨む)


【陸風が小辰を抱き上げ、バスルームへ連れて行く。】
【シャツを身に纏ったままバスタブに浸される小辰。 やがてバスローブを脱ぎ捨てた陸風が入ってくる。】
【バスタブの中で激しく小辰を貪る陸風。 背ける顔を強引に振り向かせ、噛みつくようなキスで小辰の唇を奪う。】
【唇から血を流し、震える小辰。 やがて二人は昇りつめ、静かに身を寄せ合う。】


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