みなさま こんばんは。
またしても、忘れた頃にこういう記事をUPするわたくしです。
さて今回オススメするのは、私の大好きな漫画家さんである吉田秋生さんの作品「吉祥天女」です。
これもまたかなり昔の作品で、かれこれ36年くらい前かと思います。
当時私は中学生か高校生くらいでしたが、はっきり言って学生が読むようなレベルではないと思いましたね。

このコミックの表紙からも、タダモノではない感が見て取れると思います(笑)
BL要素はほとんどないのですが、この作品の主人公「叶 小夜子」が、そこらへんの男よりも男前な性格で惚れます(笑)
いや、見た目や言動はあくまでも女性、しかもとびきり美しくてミステリアスな雰囲気の、かなり魅力的な人物なんですが
とても高校生とは思えない肝っ玉の据わり具合とか、平然と残虐なことを宣うとことか、とにかく破天荒なんです。
(あくまでも誉め言葉ですw)
作品自体はそんなに長編でもなく、単行本4冊くらいなんですが、とにかく内容が濃い!
普通にミステリードラマとして放送しても全然いけるくらい、ストーリーや人物描写が素晴らしいのです。
これは吉田さんの作品全体に言えることですが、とても緻密に作り込まれたストーリーと、キャラが発する言葉が印象深いんですよね。
たとえば、小夜子のこのセリフ↓↓


自分がレイプされそうになった相手の男の耳をナイフで切り落とす(!)んですが
その後に言ったセリフ
「女はね、血なんか怖くないのよ。 だって毎月血を流すんですもの」
それを聞いた男衆がぞっとするという・・・。
しかもその傷の切り口が、外科医のような鮮やかな切り口だったそうで。 いわゆるためらい傷もなく、まさに一刀両断。
そしてその後のこのセリフですよ・・・恐ろしいですね ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
他にも、自分を襲おうとした男に怪我をさせて入院させた時も、正当防衛とはいえやりすぎたと表面上はしおらしく詫び、
お見舞いに行くんですが、その時に持参した花が「白い百合(弔い花)」だったり。

こう書いてくると、小夜子って夜叉みたいな女だと思うでしょうが、でもそうなるにはやはり理由があるわけで。
その理由が、何とも恐ろしくて哀しいのです。
最後に小夜子が言うセリフがとても印象的で、この物語の真髄を言い表してる気がします。
「天女を妻にした男は、幸せだったと思う?」
「幸も富も与えられなくても、生身の女の方がよっぽど・・・」
興味のある方は、ぜひご一読くださいませ。
またしても、忘れた頃にこういう記事をUPするわたくしです。
さて今回オススメするのは、私の大好きな漫画家さんである吉田秋生さんの作品「吉祥天女」です。
これもまたかなり昔の作品で、かれこれ36年くらい前かと思います。
当時私は中学生か高校生くらいでしたが、はっきり言って学生が読むようなレベルではないと思いましたね。

このコミックの表紙からも、タダモノではない感が見て取れると思います(笑)
BL要素はほとんどないのですが、この作品の主人公「叶 小夜子」が、そこらへんの男よりも男前な性格で惚れます(笑)
いや、見た目や言動はあくまでも女性、しかもとびきり美しくてミステリアスな雰囲気の、かなり魅力的な人物なんですが
とても高校生とは思えない肝っ玉の据わり具合とか、平然と残虐なことを宣うとことか、とにかく破天荒なんです。
(あくまでも誉め言葉ですw)
作品自体はそんなに長編でもなく、単行本4冊くらいなんですが、とにかく内容が濃い!
普通にミステリードラマとして放送しても全然いけるくらい、ストーリーや人物描写が素晴らしいのです。
これは吉田さんの作品全体に言えることですが、とても緻密に作り込まれたストーリーと、キャラが発する言葉が印象深いんですよね。
たとえば、小夜子のこのセリフ↓↓


自分がレイプされそうになった相手の男の耳をナイフで切り落とす(!)んですが
その後に言ったセリフ
「女はね、血なんか怖くないのよ。 だって毎月血を流すんですもの」
それを聞いた男衆がぞっとするという・・・。
しかもその傷の切り口が、外科医のような鮮やかな切り口だったそうで。 いわゆるためらい傷もなく、まさに一刀両断。
そしてその後のこのセリフですよ・・・恐ろしいですね ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
他にも、自分を襲おうとした男に怪我をさせて入院させた時も、正当防衛とはいえやりすぎたと表面上はしおらしく詫び、
お見舞いに行くんですが、その時に持参した花が「白い百合(弔い花)」だったり。

こう書いてくると、小夜子って夜叉みたいな女だと思うでしょうが、でもそうなるにはやはり理由があるわけで。
その理由が、何とも恐ろしくて哀しいのです。
最後に小夜子が言うセリフがとても印象的で、この物語の真髄を言い表してる気がします。
「天女を妻にした男は、幸せだったと思う?」
「幸も富も与えられなくても、生身の女の方がよっぽど・・・」
興味のある方は、ぜひご一読くださいませ。