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kakaaの徒然な日記

日記がわりにときどき、ふと思いついたことをつぶやきます。

ひとつのジェネレーションを丸ごと認知障害に導いている「悪癖」は各自が自主的に避けていかないと。どうせ今の状態はずっと終わらないのだから

2021-08-27 08:31:03 | In Deepさまの記事より

ここに家庭教育の重要性がある>勉強ができるできないとは関係なく、自分で考えて行動できる人以外は生きのびることはできない

 

InDeep様の記事より

ひとつのジェネレーションを丸ごと認知障害に導いている「悪癖」は各自が自主的に避けていかないと。どうせ今の状態はずっと終わらないのだから

マスク…いい加減にしろ

最近はあまり外に出ないのですが、理由は「風景を見たくない」ということに尽きる部分があります。

人々を見ていると、「いつまでマスクを続ける気だ?」と、まあ、以前はやや同情めいた部分もありましたが、最近はもうそうは思わないです。

今では2、3歳くらいの子どもにも平気でマスクをさせている親御さんがたくさんいます。

「それは、子どもの脳の成長を止めているんだよ」

といつも思いますが、本人たちはそれが「善」だと思っているので、それ以上どうしようもない。

基本的に戻らないですよ、幼児期の脳の成長が阻害されると。

少し前に、パンデミック期に生まれたか幼児期を過ごす子どもたちの IQ が、考えられないほど低いことがわかったアメリカの研究を以下の記事でご紹介したことがあります。

パンデミック中に生まれた子どもたちの IQ が認知障害のレベルにまで低下していることがアメリカの研究により見出される。人とのふれあいと遊びを剥奪され、マスクを強要されたことによる可能性が大
投稿日:2021年8月15日

そこでご紹介した英ガーディアンの記事には、以下のようにありました。

> パンデミック以前の 10年間は、3ヶ月から 3歳までの子どもたちの標準テストの平均 IQ スコアは約 100だったが、パンデミック時に生まれた子どものための推移の分析によるテストでは、その数値が 78にまで下落していることがわかった。

二十数ポイントの「全体的な低下」ということが、どれだけショッキングなことか。

ここまでの影響が出てくるとは、私も思っていませんでした。

そして、これはですね、検査した子どもには、

> 2020年7月以降に生まれた子

> 2019年1月から 2020年3月の間に生まれた子

なども含まれていて、この子たちの中には、「パンデミックが始まってから、長くお腹の中にいた子どもたちが含まれる」ことに注意してほしいと思います。

つまり、この極端な認識能力の低下には、

「妊娠中にお母さんが長時間マスクをしていた影響」

が強く考えられるのです。

低酸素だけではなく、マスクは過大なストレスを生みます。

以前ドイツでおこなわれた「子どもに対してのマスクの影響」を調査した大規模な研究を以下でご紹介したことがあります。

これまでで最も大規模なマスクの副作用に対してのドイツでのメタ研究は「新型コロナ感染症より長期のマスク着用のほうがはるかに健康に有害」と結論付ける。特に児童には壊滅的
投稿日:2021年5月1日

そこには、以下のようにあります。

ドイツ人研究者によるマスク着用に関するメタ研究より

英国の実験的調査研究では、マスク着用は、特に運動中に、8歳から 11歳までの 100人の学童にしばしば熱感と呼吸障害を引き起こした。身体活動中に 24%の子どももたちが失神した。

シンガポールの科学者たちは、科学誌ネイチャーに掲載された研究で、FFP2マスクをわずか 5分間着用した 7〜 14歳の 106人の子どもたちが吸気および呼気の CO2 レベルの増加を示し、呼吸障害を示していることが実証された。

…神経疾患におけるマスク着用の考えられる影響を強調することも重要だ。科学的研究では、マスクとフェイスシールドの両方が子どもたちの 46%( 80人中 37人)に「恐怖」を引き起こした。

…評価によると、マスク着用者の 60%が、最大 10段階のストレスレベルで最も高い 10レベルのストレスを示した。ストレスレベルが 8未満だったのは、マスク着用者の 10%未満だけだった。

専門家たちによると、マスクは人間のコミュニケーションと感情の交換の基盤をブロックし、学習を妨げるだけでなく、笑顔、笑い、感情的な模倣のプラスの効果を子どもたちから奪うことがわかっている。 (MDPI

ここにあります、

> 呼吸障害

> 「恐怖」を引き起こした。

> マスク着用者の 60%が 最大レベルのストレス

について、これは、子どもに関しての研究ですが、妊娠している女性は、もしかすると、子ども以上に繊細な神経の状態となっている可能性があります。

センシティブな影響を誰よりも受けやすい状態である可能性があります。

そこに、

・低酸素
・過度なストレス
・恐怖

がかかり続ける毎日で、お腹の赤ちゃんが完全に健康に育つと考えるほうがおかしいです。

妊娠と出産はそんな単純なものではありません。

母体へのストレスが、子どもにどの程度影響するかということについては、「低体重で生まれる子ども」の例としてですが、ずいぶん以前の記事で、「低体重の赤ちゃんは、母親のストレスから作られる可能性が高い」ということに関して、アメリカの細胞生物学者の著作から引用したことがありました。

ブルース・リプトン著『思考のすごい力』より

発達中の胎児は母親の血液から栄養分をもらう。だがそれだけでない。

母親が糖尿病ならば、胎児は母親の血液から余分なグルコースをもらう。また、母親が慢性的にストレスを感じていれば、コルチゾルなど、闘争・逃走反応を引き起こすストレスホルモンも受け取るが、このあたりのしくみは、研究でほぼ明らかになっている。

ストレスホルモンは身体に防衛反応を呼び起こすホルモンである。母親が発したこれらのシグナルが胎児の血流に入ると、母親の胎内と同じ標的組織や標的器官に影響を及ぼす。

ストレスに満ちた環境では、胎児の血液は筋肉や脳の後方に優先的に流れる。その結果、腕や脚、それに、脳の中でも、とくに生命維持に必要な反射行動を行う部分に、栄養分が供給される。

防衛関連システムの機能を助けるために、内臓への血液量が減少する。かつ、ストレスホルモンの作用で、脳の前方部分の機能が抑制される。胎児の組織や器官の発達は、受け取る血液の量と、どのくらいの機能をもつかに比例する。

母親が慢性的にストレスを感じていると、胎盤を通過したホルモンが胎児の血液分配を変化させ、生理的な機能も変化させる。(Amazon

ここにありますように、これまでわかっている研究では、「お母さんに過度なストレスがかかっている状態」では、お腹の赤ちゃんは、

> 内臓への血液量が減少する。

> 脳の前方部分の機能が抑制される。

ということになります。

低体重だけではなく、お母さんの過度なストレスは、「赤ちゃんの脳の発達」に、明らかに関係するのです。

妊娠中に長時間あるいは長期間マスクをつけるということが、赤ちゃんにどういう影響をもたらすかという可能性についは、これだけでも十分にわかりますが、それに加えて、今の状況では、生まれてきた赤ちゃんたちは、2歳くらいになると、

「また日常でマスクをつけて生活しなければならない」

のです。

幼児期の最も脳の発達に重要な 5歳くらいまでの子どもたちから酸素が奪われ、過大なストレスがマスクによって与えられる。

またも再び脳の成長の阻害ですよ。

お腹の中でも脳の成長を阻害されていたのに、生まれて2年後、3年後にまたも「脳の発育阻害」が強制的になされる。

マスクを長時間して脳の発達に影響を与えられない小さな子どもは「ゼロ」だと思います。

少なくとも3歳以下などの場合、長時間マスクをしている場合、全員が何らかの脳と認知の発達の影響を受けるはずです。

 

そして今はそういうことが本当に行われている世の中なんですよ。

 

「でも、こんなことはそのうち終わるから」

と思われている方もいらっしゃるかもしれないですが、いつ終わりますか?

昨日、日本は、

「アジアで最もコロナ感染者が多い国」

へと上りつめています。

以下の記事をご参照下さい。

日本の1日あたりの新たな感染者実数がマレーシアを抜き、アジアでトップ級に躍り出る。もうじきインド超えへと
地球の記録 2021年8月26日


Daily new confirmed COVID-19 cases

アジアで最も二回の完全ワクチン接種率が高い日本とマレーシアが感染者数の急増でアジアでトップを走っていますが、終わらないですよ、これは。

感染拡大の主な原因である、

・マスク
・ワクチン

を、二大コロナ対策としている国で、パンデミックが落ち着いた国や地域はありません。

イスラエルの惨状は以下の記事などで、ご紹介していますが、どこでも同じです。

イスラエルでブースター接種の拡大と共にコロナ死者数が激増中
地球の記録 2021年8月20日

最近の報道では、「イスラエルの病院は完全にパンクした」として、以下のように報じられていました。

> イスラエルでは、8月の最初の 3週間で 350人以上がこの病気で死亡した。記者会見で、イスラエルの 7つの公立病院の院長たちは、COVID-19患者を入院させることができなくなったと発表した。

 

では、イスラエルと同じファイザー社製のワクチンなどを大規模に展開した日本はどうなると思いますか?

同じことになるという推測しか立てられません。

日本の人口は、イスラエル(約 900万人)の十数倍です。このような人口の国で、イスラエルのような医療の本当の崩壊が起きた場合、どうなると思われますか。

それは起きないかというと、起きない理由がない以上は起きます。

ほぼ確実だと思われます(早ければ 10月、遅ければ 12月頃)。

 

日本の人々がマスクを外せる日はいつ来るでしょうか。

 

次の冬は先ほど書きましたように無理です。

来年の春もまだ無理なはずですが、そこから ADE (抗体依存性増強)などを含めた新たな医療の崩壊が続いた場合は、あと数年は無理なはずです。

「決着」が着く 2025年頃までは今の状態とさほど変わらないかもしれません。

つまり、2020年以降に生まれた子どもたちは、お腹の中にいるときにはお母さんのマスクで酸素不足とストレスによる栄養補給欠如のまま成長し続け、生まれてからも幼少期の大半をマスクをして過ごし、結局、ずっと脳の成長を阻害されながら生きることになります。

脳への影響は不可逆的で、元に戻ることはありません。

資質として頭がいいとか悪いとかの話ではなく、「脳そのものが成長しない」のですから、後からどうにかなるものではないのです。

パンデミックの初期から、このことはずいぶんと気になっていましたが、まさか「本当に 2歳、3歳の子どもにマスクをさせる」という狂気が世の中に出てくるとは当時は思っていなかったです。

昨年 10月の記事「もうコロナは終わることがない事態へと…」では、ドイツの著名な神経科医であるマーガレッタ・ブリッソン医師の動画での声明を取り上げていますが、以下のように述べていました。

マーガレッタ・ブリッソン医師の 2020年10月の言葉より

感染症対策として、最も大切なことは、おいしい食べ物と良い水の摂取で、たくさんの運動、人との関わり、喜び、友人との愛、そして何よりもたくさんの新鮮な空気が必要です。

それらを通じて、私たちは免疫システムを強化することができるのです。

マスクによる私たちの呼気の再吸入は、間違いなく酸素欠乏と二酸化炭素の氾濫を引き起こします。人間の脳は酸素欠乏に非常に敏感であるため、たとえば海馬の神経細胞は、酸素がないと 3分を超えて生き残ることはできないのです。

急性の警告症状は、酸欠の頭痛、眠気、めまい、集中力の低下、などがありますが、慢性的な酸素の剥奪の日常では人々はそれに慣れていくために、それらのすべての症状が消えます。

しかし、脳神経の効率は損なわれたままになるのです。あなたたちの脳の酸素不足は進行し続けます。

そして、子どもたちにとって、特にマスクは絶対に良くありません。子どもと青年は非常に活発な適応免疫システムを持っています。彼ら若い人たちは、脳も非常に活発で、学ぶことがたくさんあります。若者たちの脳は、常に酸素を渇望しているのです。

子どもは、すべての器官が代謝的に活発であり、マスクは、子どもの脳から酸素を奪います。

現在のように、子どもたちの酸素を制限することだけでも絶対に犯罪的なのです。

それによる脳の損傷は元に戻すことができません。

ブリッソン医師も、

> 脳の損傷は元に戻すことができません。

と述べていますが、しかし、大人はいいのですよ。もう脳の成長は終わっていますから。

高齢者の場合、マスクにより中長期での認知的な問題が進む可能性はありますが、大人ではその程度の問題です。

問題は子どもです。

幼少期に成長が止められた脳というのは元に戻らないのです。

あるいは、幼児期の顔認識の発達を阻害された脳もです。

幼児期の顔認識の成長の重要性については、以下の記事にあります。

乳幼児の「人の顔認識の成長過程」がマスクにより崩壊することにより「人間なんてみんな同じ」というオール失顔症社会がもたらされる日はわりとすぐ
投稿日:2020年10月20日

大人はともかく(大人の問題は、マスクをしていると、一酸化窒素不足でコロナに感染しやすくなるくらいです。こちらが参考記事です)、子どものマスクはとにかく良い面がひとつもないどころか、「虐待」とさえ言えます。

脳の纏足といっていいです。

 

しかし先ほど書きましたように、感染拡大が終わる日は当面来ないですし、そんな希望は何年もありません。

「では、どうしたらいいのか」

といえば、

「自主的にそんな悪癖をやめる」

ということしかないです。

悪癖というのは、悪い習慣という意味です。

周囲に合わせて、自分の子どもの脳の成長を阻害させる必要はないです。

もちろん、社会に反逆しろといっているのではなく、今の世の中では、そのようにするためにはいろいろと工夫しなければならなかったりするでしょうけれど、そのための思考であり、頭脳であるわけですから、ご各自の生活の中で、最大限その悪癖を減らす習慣を増やすべきです。

でなければ、数年後の日本の子どもたち全体がとんでもないことになる。

 

これはですね、私は、別に「社会正義」みたいな意味で書いているのではなく、自分自身のために書いています。

ある数年の世代 / ジェネレーションが、過去数万年でも見られたことのないような知能低下を「いっせいに起こす」という社会。そんな社会に住みたいか? という話です。

全体の 20ポイント以上の知能の低下というのは、もう別の次元の世界です。

 

未来に悲観的な私でさえ、近い将来、それが数年後か 20年後かはわからないですが、また楽しい生活がくればいいとは思っています。

しかし、あるジェネレーション全部が「人並みの認知を持っていない社会」……。

このままではそれが来る。そんな社会はやはりイヤです。

 

だから……まあ、妊娠中の方や、小さなお子さんのいらっしゃる方で、こんなブログを読んでいる方はいらっしゃらないとは思いますが、仮にいらっしゃれば、

「自分のためだけに」

やればいいだけだと思います。

ご自分のお子さんが賢いほうが嬉しいでしょ?
認知機能が普通のほうがいいでしょ?

IQ は勉強だ学歴だのと関係することではないですが、それでもあえて書けば、自分のお子さんの成績が良いほうがいいでしょ?

そういう「自己のため」だけで今は動いていいと思います。

ご自身の近い将来の幸せを守るため「だけ」の行動です。

それは結局、利他になります。

 

それに加えて、近いうちに起きる大幅な人口の減少……これについては、ここではふれないですが、「自分で考えないと生きられない社会」がやってきます。

勉強ができるできないとは関係なく、自分で考えて行動できる人以外は生きのびることはできない

もう今のワクチン時代にそれが始まっていることはおわかりかと思います。長く生きられない人たちがたくさん出てしまった。

 

いずれにしましても、この一年半おこなわれてきたことには、不可逆的なダメージ……つまり「元に戻らない」ことが多すぎる

子どもの脳の発達の阻害も、遺伝子の体内への注入もそうです。

どちらも「元に戻ることはない」ものです。

そういう、歴史で見られたことのないことが実際に進行しています。もはや陰謀論とかそういう話ではなく、現実を見るだけで、それは理解できるかと思います。

ちょっとなんだかいろいろ書きましたけれど、基本的には、「今の状態はしばらく終わらない」ということを前提に、今後考えられて生活されていただければと思います。

 

最近は、日中は、432Hz とか 528Hz の音を流し続けていることが多いですが(スパイクタンパク排除にも良さそうだと思いまして。苦笑)、夕方以降は、一転して、二十代に聞いていたハードコアパンクばかり聴いています。

最近そのうちのひとつの歌詞が「今の生き方を示してくれている」と思いました。

下がその歌詞です。曲が作られた 30年後に起きたパンデミック時の生き方を教えてくれます。曲そのものは、ハードコアパンクですので、聴かない方がいいです。

 

GAUZE / 山深雪未溶 (1990年)
YouTube

時を逆に歩く様は
誤解笑いを誘う
不動の信念 我慢の時
理解できるか

山深く 雪 未だ溶けず
戦い急いで死者が出る
誰を信じたらいいんだ

畜生

踊る阿呆に見る阿呆
踊り続けて血を流す
我慢の時に流されるな
理解できるか

物申す旅の人へ
話は聞けても真理は解せず
本当の自由はどこだ

 

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日産婦「妊婦のワクチン接種を勧める」…夫やパートナーにも接種呼びかけ

2021-08-21 16:18:39 | In Deepさまの記事より

これで安全性が確認、、だって、誰が信じる???

> ワクチンの有害事象では、報告されていたのは全体の 1%未満だった。

 

InDeep様の記事より転載です。

https://indeep.jp/dont-get-close-to-it/

最後の扉が開きはじめて

今日、以下のニュースを見かけ、「ああ、ついに来たかこれ」と思いながら眺めていました。

最近なんか落ち込むニュースが多く、これもまたそのひとつですね。

日産婦「妊婦のワクチン接種を勧める」…夫やパートナーにも接種呼びかけ

日本産科婦人科学会(日産婦)などは、新型コロナウイルスワクチンについて、「妊婦の接種を勧める」とする新たな文書を発表した。全国で感染拡大が急速に進んでいることに加え、米疾病対策センター(CDC)が11日に、妊婦への接種を推奨したことなどを考慮した。

日産婦などが5月に発表した文書では、妊娠12週までの間は、胎児の器官を形成する時期で、偶然起きる胎児の異常と区別が難しいため、接種を避けるように求めていた。

しかし、CDCが、流産のリスクは高くならず、安全性を示すデータが確認できたとして、接種を推奨したことを受け、「妊娠時期を問わず接種を勧める」と明記した。 (読売新聞 2021/08/17)

このすごいのは、

> 日産婦などが5月に発表した文書では … 接種を避けるように求めていた。

のが、

> CDCが … 接種を推奨したことを受け

て、今回の、日本でも妊婦さんへの推奨に至ったと。

「なんでもかんでも CDC かよ」とは思いますが、まあしかし、その CDC の有害事象報告自体が、たとえわずかではあっても「危険性」を示している部分はあります。

アメリカ CDC のワクチン有害事象報告は、定期的にこちらのブログでご紹介しています。

最新のものは以下の記事となります。

[定期]アメリカの8月6日までのワクチン接種後の有害事象報告は 57万件、死亡例は 1万2791件
地球の記録 2021年8月15日

まあしかし、この CDC のワクチン有害事象が大変な過小報告となっていることは、以前のハーバード大学などの調査で分かっていまして、実際の件数の数十分の1以下などである可能性が高いです。今年 1月の記事「公式の死者180人を含めて被害が過小評価されている可能性も」などにその資料を載せています。

報告書そのものはこちらにありますが、そこには、

> ワクチンの有害事象では、報告されていたのは全体の 1%未満だった。

とあります。

そういうことがあるのは事実としても、公式にアメリカで出されている有害事象報告は、この CDC のものを参考にするしかないわけでもあります。しかし過小報告されているとはいっても、妊娠されている女性に関しての報告は多いです。

最新の、8月6日までのワクチン接種後の有害事象報告では、以下のようになっています。

・妊娠と胎児への影響の有害事象報告 4,401件 (データ

・そのうち、流産、早産、死産の報告 1,476件 (データ

このそれぞれの項目は、実際には非常に長い名称のカテゴリーとなっていて、それぞれデータ上の言葉を全部記しますと、以下のようになります。

流産、早産、死産の有害事象報告のページの実際のタイトル

症状が、妊娠中断または自発的中断、または胎児母体出血、または胎児心臓障害、または胎児損傷、または胎児死亡、または胎児障害、または胎児苦痛症候群、または胎児心拍数異常、または胎児心拍数減速、または胎児心拍数減速異常、または胎児心拍数減少、または胎児心拍数障害、または胎児心拍数増加、または胎児運動低下、または胎児奇形、または胎児モニタリング異常、または胎児運動障害、または胎児運動減少、または胎児の非ストレステスト異常、または胎盤障害、または妊娠誘発性高血圧、または未熟児、または未熟児死亡、または早産、または早期破水、または胎盤の早期分離、または、死産または超音波胎児異常は、1,476件見つかりました。

Found 1,476 cases where Vaccine is COVID19 and Symptom is Aborted pregnancy or Abortion or Abortion spontaneous or Abortion spontaneous complete or Abortion spontaneous incomplete or Abortion threatened or Foetal-maternal haemorrhage or Foetal cardiac disorder or Foetal damage or Foetal death or Foetal disorder or Foetal distress syndrome or Foetal heart rate abnormal or Foetal heart rate deceleration or Foetal heart rate deceleration abnormality or Foetal heart rate decreased or Foetal heart rate disorder or Foetal heart rate increased or Foetal hypokinesia or Foetal malformation or Foetal malpresentation or Foetal monitoring abnormal or Foetal movement disorder or Foetal movements decreased or Foetal non-stress test abnormal or Placental disorder or Pregnancy induced hypertension or Premature baby or Premature baby death or Premature delivery or Premature labour or Premature rupture of membranes or Premature separation of placenta or Stillbirth or Ultrasound foetal abnormal (VAERS

上のデータリンクには、すべての事例のある程度具体的な状態が書かれていますが、早産の中には無事に出産できた事例もありますが、多くが赤ちゃんを喪失しています。

流産や早産は、通常でも頻繁に起きることですが、「普通の人でも発熱や痛みなどの副作用、副反応を経験するような刺激」を妊娠中の女性に与えていいわけがあるかどうかという話でもあります。

そして、さらに大きな問題は、

「妊婦さんと胎内の赤ちゃんはどういう関係か」

ということです。

以前、以下のような記事を書いたことがあります。

遺伝子ワクチン時代後の赤ちゃんたちは……と考えながら調べものをしていたら、胎児の世界…羊水…エクソソームとめぐり…
投稿日:2021年5月6日

この中で、東大医学部出身で東京芸大の教授だった解剖学者(私は哲学者であると思っていますが)で、三木成夫さんという方の『胎児の世界』という 1970年代の著作から抜粋したことがあります。

三木成夫『胎児の世界』より

わたしたちは母胎のなかで、いわゆる十月十日(とつきとおか)の間、羊水に浸かって過ごす。そこでは、この液体が、胎児であるわたしたちの口のなかはもちろん、鼻のなか、耳のなかなど、およそ外に通じるすべての孔に入りこみ、からだの内外をくまなく潤い尽くす。

…羊水は、胎児の食道から胃袋までをくまなくひたし、やがてそれは幽門の関所を越えて腸の全長に及び、そこで何がしかが吸収されるのであろう。

…まだある。かれらは、なんと、この液体を胸いっぱいに吸い込むのだ。まぎれなくその小さな肺の袋にこの液体は流れ込む。これは感覚的に理解できないことだが、間違いない。もちろん吸うだけではない。当然、それを吐く。胎児のこの「羊水呼吸」は、それ以後、半年にわたって出産の日までつづけられるという。

要するに、お腹の赤ちゃんを構成している物質というのは、「 100% お母さんそのもの」なわけです。

通常であれば、「スパイクタンパク質を産生する遺伝子」などはお母さんは持っていません。

ところが、そのような注入された遺伝子も含めて、お母さんの身体に生じた事柄はすべて赤ちゃんのからだに伝わるわけです。

特に考えたいところとしては、mRNA ワクチンで作られるスパイクタンパク質の「数」は、通常のコロナ感染でのものより数百倍からそれ以上「多い」ものとなります。

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そんなような強力な量のスパイクタンパク質に見舞われることが、特に妊娠初期の赤ちゃんに耐えられるのだろうかと。

このことは何度か記事に書いていますが、米マサチューセッツ工科大学 コンピューター科学人工知能研究所の上級研究員であるステファニー・セネフ博士が発表した以下の査読済み論文にもあります。

Worse Than the Disease? Reviewing Some Possible Unintended Consequences of the mRNA Vaccines Against COVID-19
疾患自体より悪い可能性。COVID-19に対するmRNAワクチンのいくつかの考えられる意図しない結果のレビュー

記事では、以下のようなものでご紹介しています。

脾臓とワクチン : mRNAワクチンが最も攻撃する脾臓の精神科学的な意味は?
投稿日:2021年5月17日

遺伝子コロナワクチンのさまざまな害についての「完全に科学的な側面から見たメカニズム」を、アメリカの三人の医学者と科学者が語ったその内容…
投稿日:2021年6月24日

論文から抜粋しますと、ワクチン mRNA には以下の改変が加えられています。8ページにあります。

ステファニー・セネフ博士の論文より

RNAコードのもう 1つの興味深い変更は、開発者がアデニンとウラシル(AsとUs)を犠牲にして、シトシンとグアニン(CsとGs)の配列を強化したことだ。

開発者はこの方法で、そしてそれがアミノ酸マップを変更しない場合にのみ、コドンの 3番目の位置のみを置き換えるように注意している。

GC(グアニンとシトシン)含量が豊富な mRNA配列は、 GC含量が貧弱な配列よりも最大 100倍効率的に発現(タンパク質に翻訳)されることが実験的に実証されている。 (ijvtpr.com

セネフ博士は、後のインタビューでは、以下のように「 1000倍」と述べています。

> 彼らが mRNA に対して行ったもう一つの改変は、RNAに余分なG(グアニン)とC(シトシン)をたくさん追加したことです。G(グアニン)とC(シトシン)をたくさん入れ、スパイクタンパク質を作ることを有利にしています。

> その結果、自然の新型コロナウイルスのゲイン(スパイクタンパク質の産生能力)を 1,000倍にし、mRNAが、より多くのタンパク質を産生するようにしたのです。ですので、ワクチンの RNA は、天然の RNA を使った場合よりも、より多くのスパイクタンパク質を作ることができるのです。 (indeep.jp

そういう「作られる大量のスパイクタンパク質」は、大人であれば、数年などは耐えられるかもしれないですが(大人でもそのくらいが限界だと思いますが)、身体が作られはじめたばかりの小さな赤ちゃんたちにこんなことが耐えられるのかというようには思うのです。

先ほどの読売新聞の報道では、日産婦などは、

> 妊娠時期を問わず接種を勧める」

と言っています。

つまり、妊娠初期でも接種を推奨しはじめたということです。

 

なお、新型コロナウイルス…というか、スパイクタンパク質は、細胞の ACE 2という受容体を主な感染経路としていますが、以前、

「女性の生殖器系に対する COVID-19/ACE2 の潜在的な影響」

という論文をご紹介したことがあります。

これはワクチンとは関係のない論文ですが、スパイクタンパク質感染が、この ACE2 という部位にどのような影響を与えるかが調べられたものです。

おおむね以下のようなことが書かれていました。

論文「女性の生殖器系に対するACE2/COVID-19 の潜在的な影響」より

・ACE2 受容体はヒト胎盤で広く発現している

・ACE2 受容体は「妊娠初期に最高レベル」に達する

・妊娠中に ACE2 受容体が正常ではない場合は、異常な胎盤機能が見られ、最終的には胎児の発育遅延を伴う

・妊娠中の ACE2 受容体の異常は、早産を引き起こす要因となる

・早産と子宮内胎児発育制限の中で生まれた子どもの、成人期に現れる心血管障害とつながる可能性がある

Potential influence of COVID-19/ACE2 on the female reproductive system

などがわかっていて、「コロナ」という曖昧な言葉ではなく、スパイクタンパク質は、ACE2受容体を介した妊娠機能に大きく影響を与えることがわかっています。

 

さらに「 mRNA が逆転写でヒトの DNA に組み込まれる可能性がある」というものがあります。

これは、以下で、米国科学アカデミー紀要に掲載された論文をご紹介しています。

[終末的特報]マサチューセッツ工科大学の研究者たちが「新型コロナウイルスの RNA がヒトDNA に統合される」ことを完全に突き止める。全米科学アカデミー紀要に査読済み論文として発表
投稿日:2021年5月8日

論文は、以下にあります。

Reverse-transcribed SARS-CoV-2 RNA can integrate into the genome of cultured human cells and can be expressed in patient-derived tissues
逆転写された SARS-CoV-2 RNA は、培養ヒト細胞のゲノムに組み込まれ、患者由来の組織で発現することができる

または、査読済みの論文ではないものとしては、以下のものもあります。

SARS-CoV-2 RNA reverse-transcribed and integrated into the human genome
SARS-CoV-2 RNAは逆転写され、ヒトゲノムに組み込まれる

 

最近、この「逆転写の可能性」に関して、コロナとかワクチンとかとは関係のない論文で、とても興味深いものを教えていただきまして、ただ、内容が大変に難しいですので、私にはこの内容を詳細にはご紹介できないですが、

「 DNA を修復する際に RNA の逆転写が促進される」

ことが書かれているものです。

Polθ reverse transcribes RNA and promotes RNA-templated DNA repair
ポリメラーゼθは RNA を逆転写し、RNA テンプレート DNA 修復を促進する

アメリカの複数の大学の科学者たちによる研究論文です。

まあ、この逆転写が起こりやすい条件のことはともかくとしても、そういうような「永久にゲノムに統合されてしまう」というようなことが、仮に起きるとしたのなら、お母さんだけではなく、赤ちゃんも同じです。

その赤ちゃんが、ごく普通の遺伝子とは少し異なる遺伝子を持って生まれてきてしまう可能性がゼロとはいえない気がするのです。

 

結局、現実にどうなるかはよくわかりません。

しかし、先はわからなくとも、「結果を経験するまで突き進むより、いったん回避して様子見をする」というほうが、生き方としては安全ではないかなと。

可能性だけでいえば、ここまで書いてきたような、いろいろなことが発生するということがゼロとは言えないかもしれないということです。

 

もちろん、最終的な判断はご自身がなさるべきですが、最近はもう、これ以上社会に悲劇が広がっていってどうする?という思いもありまして、まあしかし、こういう主張もあまり届かないことも事実ですが、すでに悲劇は起きているとはいえ、今後を考えますと、たまにうんざりします。

悪人ともいえる私のような人間でも、本気で落ち込むことがありますからね。メンタルに来ますね。

冒頭の新聞の記事の内容のようなことを平然と言える人たちのような強い心臓が欲しいです。

昨日なんかは何だか変な記事を書いたりしていましたが、実は昨日は、丸一日報道を見なかったんですよ。文字も映像も、世界のも日本のも。

そういう日が増えていくのかなという気もしています。

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カオスの始まり : CDCが更新した「コロナ感染危険国リスト」の上位にワクチン接種「最上位国」が並ぶことに疑問を感じ始める医学専門家たち。ブースターで本格的な終末か

2021-08-11 12:42:35 | In Deepさまの記事より

In Deepさまより転載させていただきました。いつもありがとうございます。

https://indeep.jp/overseas-travel-is-far-away-with-vaccinations/

カオスの始まり : CDCが更新した「コロナ感染危険国リスト」の上位にワクチン接種「最上位国」が並ぶことに疑問を感じ始める医学専門家たち。ブースターで本格的な終末か


2021年8月9日更新の CDC のコロナの感染状況リスクマップ。 CDC

ワクチン後の状況悪化を示すCDCデータ

何だかもういろいろと淡々と進んでいく一方で、最近は何を書いていいのやらよくわからないのですが、ロシアンルーレット的な要素はあるとはいえ(過去記事をご参照下さい)、基本的には「打ってしまえばそれまで」の感もない中で、日本でもここまで接種者が多くなってくると、いろいろ書くことに意味があるのかどうかという気もしてきます。

そのうち本当に何も書くことがなくなって、素敵な料理サイトにでも変わっていくのですかね(おっと食糧危機がそれを許さないぜ)……ああそうか。

食糧のことに関しては、確かに今、世界的に環境が悪く厳しいことにはなっています。

しかし、食糧生産にとどめを刺すとすれば……私自身は、他の大きな要因を考えざるを得なくて、それは近代史で見たこともないようなことですが、しかし、それを書くべきかどうか悩み続けていたりいたします。

まあ、それに関しては、「そういう徴候」が見られてからでもいいのかもしれません。

ところで、コリンピック? も終わったようで、世界中から人々が集まり、何かの祭典が繰り広げられたようですが、では、私たち一般人が「気軽に海外に行ける時は来るのか」ということについて、最近、その参考になるようなデータが、アメリカ CDC から更新されていました。

「国別のコロナ感染状況リスク度の一覧」

です。

目的地別の旅行の推奨事項
COVID-19 Travel Recommendations by Destination (CDC)

発表されたのは、日本時間の 8月10日ですが、海外の医療系メディアがこのリストを見て、

「なんか理屈として変じゃね?」

という意見記事を書いていまして、

「現在のワクチン接種率上位 15カ国のほとんどが、危険リストでも上位にある」

ことを述べていたのでした。

その記事の冒頭をご紹介しまして、その後、こちらでご説明させていただきます。どうやら、ワクチン接種が進めば進むほど状況が深刻になっている国がずいぶんと多いようです。

まずはその医療系メディアの記事からです。


 

世界で最もワクチン接種を受けている国もまた、COVID-19感染者急増のリスクが最も高い国の一部だ:何が起こっているのか?

World’s Most Vaccinated Nations are Also Some of the Highest at Risk for COVID-19 Surges: What Happened?
Trialsite News 2021/08/09

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は最近、SARS-CoV-2 のデルタ変異株などに関連するパンデミック波の増大により旅行する上で最も危険な国のリストを更新した。

興味深いことに、この CDC の最新の危険国リストでは、ジョンズホプキンスのワクチン接種率リストで、国民が最も多くのワクチン接種を受けた上位国のほとんどが、COVID による旅行のリスクに関連して、CDC によって「リスクが高い国」、または「リスクが非常に高い国」として分類されていることを明らかにしている。

私たちは、データを独自に調べ、予想されていたこと(ワクチン接種が大規模に進めば、リスクが低い国へと分類が変わるということ)と逆のことがほとんどの場合で発生していることを確認した。

ワクチン接種国が高い国の多くで SARS-CoV-2 感染のかなりの波が発生しているのだ。これは、ブレイクスルー感染が大量に発生していることを明確に示す。

ただし、私たちのメディアは、ワクチン接種を受けた個人が、より症状が軽くなることには同意しており、個人に関していえば、ワクチン未接種が多い場合よりも、感染数が少なくなると考えている。

それでも、このデータは「集団予防接種の基本的な前提」についての深刻な問題を提起している。

本来、コロナワクチンは感染を止め、集団免疫を引き起こすはずだった。

しかし、そのビジョンは、先進国が世界的な健康の不平等を深刻化することを支持する市場システムや、国家のリーダーシップ、世界保健機関(WHO)などの効果のない世界的な保健当局組織、先進国の多国籍企業などによって、打ち破られてしまった。


 

ここまでです。

このメディアは、普通の医療メディアであり、新薬や医療の研究資金についての報道、臨床試験の状況などを伝えるサイトなのですが、イベルメクチンでのコロナ治療を支持しているということもあるのか、最近、コロナワクチンの展開と、その効果について疑問を呈する記事が、たまに見られるようになっています。

さて、それで、実際どんな感じとなっているのか見てみましょう。

CDC の最新のリスクマップは冒頭のようになっています。

リスクの度合いは、「色の濃い順」です。


CDC

先ほどのトライアルニュースの記事の後半には、ジョンズホプキンスの集計による「ワクチン接種率が高い上位 15カ国」が載っています。

以下のようになります。

国民全体でのワクチン接種率の高い国上位 15

国名        完全ワクチン接種率(二回の接種)

マルタ       79%
アラブ首長国連邦  73%
アイスランド    71%
ウルグアイ     66%
チリ        65%
バーレーン     65%
カタール      64%
アルバ       63%
ベルギー      63%
ブータン      62%
カナダ       62%
モンゴル      62%
ポルトガル     60%
スペイン      60%
イスラエル     60%

trialsitenews.com

この中に、アルバとあり「どこ?」と思いましたら、南米ベネズエラの北西沖に浮かぶ島で、オランダの統治下にある自治領のようです。

いずれにしても、これらの国が、現在、完全な二回のワクチン接種率が最も高い国々であります。

これらの国が最近の CDC のリスク度ランクでどのようになっているかというと、以下のようになっています。 8月9日に更新されたものですので、「最近の状況」を反映したリスク度ランクです。

国民全体でのワクチン接種率の高い国上位 15のリスク評価レベル

国名        完全ワクチン接種率 CDCのリスク度

マルタ       79% (レベル4:非常にリスクが高い)
アラブ首長国連邦  73% (レベル4:非常にリスクが高い)
アイスランド    71% (レベル4:非常にリスクが高い)
ウルグアイ     66% (レベル4:非常にリスクが高い)
チリ        65% (レベル4:非常にリスクが高い)
バーレーン     65% (レベル4:非常にリスクが高い)
カタール      64% (レベル3:リスクが高い)
アルバ       63% (レベル4:非常にリスクが高い)
ベルギー      63% (レベル3:リスクが高い)
ブータン      62% (レベル不明:感染状況不明)
カナダ       62% (レベル2:リスクは中程度)
モンゴル      62% (レベル4:非常にリスクが高い)
ポルトガル     60% (レベル4:非常にリスクが高い)
スペイン      60% (レベル4:非常にリスクが高い)
イスラエル     60% (レベル4:非常にリスクが高い)

trialsitenews.com

先ほどのトライアルニュースが、

> 国民が最も多くのワクチン接種を受けた上位国のほとんどが、COVID による旅行のリスクに関連して、CDC によって「リスクが高い国」、または「リスクが非常に高い国」として分類されている

と書いていたのは誇張ともいえないようで、カナダがレベル2で、ブータンが「レベル不明」の以外は、「高い」か「非常に高い」ということになっています。

ちなみに、現在の日本は「レベル3」です。

アイスランドは、その感染は大したことになっていないのだろうと以前から思っていましたので、まともにデータを見たことがなかったのですが、今見ますと、7月中旬から大変な感じになっていました。

アイスランドの人口100万人あたりの感染確認数

Daily new confirmed COVID-19 cases per million people

半月くらいで数十倍などになっています。

そして、「重症化率の増加の内訳」については、これらのグラフではわからないですが、たとえば以下の記事などにありますようなイスラエルの例はあります。

「コロナ重症患者の95%がワクチンを接種した人たちで占められている」 : エルサレムの病院長が報道で深刻なイスラエルの感染状況を述べる
地球の記録 2021年8月8日

イスラエル:3回目のブースター接種を受けた人たちが次々とコロナに感染する中、完全なワクチン接種者たちの感染増加が無制御に
地球の記録 2021年8月10日

イスラエルでは、ワクチンを二度接種した人たちの重症事例が非常に多いことが示されています。


health.gov.il

イスラエル保健省のデータはかなりしっかりしていて、非常に緻密に感染状況を追跡しているだけに、このあたりがよくわかってしまいます。

ヘブライ語ですが、以下で、日々視覚化されたデータが更新されています。

datadashboard.health.gov.il/COVID-19

それで、先ほどの CDC のリスク度マップを見ていますと、レベル4の「最高危険度」にカテゴリーされた国を見てみますと、いわゆる観光で人気のあったような国が多いのですね。

・フランス
・フィジー
・ギリシャ
・オランダ
・ポルトガル
・スペイン
・タイ
・イギリス

など、全部、レベル4です。

ちなみに、レベル4に対しての CDC の勧告は、「これらの目的地への旅行は避けてください」ですので、重要なビジネス以外での渡航は難しそうです。

ヨーロッパは他の国もほとんどがレベル3に入っていまして、「観光が完全に再開される」というようなことは、仮にワクチンパスポートが厳密に施行されたとしても、ずいぶん先のことだと思われます。

2025年くらいまでには再開されるといいですね。

ところで、先ほどの CDC のリスク度マップは、なんだかんだと主要国の多くは、赤で染められているのですが、ヨーロッパで「赤くない国」がいくつかあるにはあります。

ポーランド
スロバキア
ハンガリー
ルーマニア
ボスニア
アルバニア

などは、レベル1の「低い」という分類がされています。

この中の、ポーランド、ハンガリー、ルーマニアなどのグラフを見ますと、「もう別の世界」ですね。


Daily new confirmed COVID-19 cases per million people

どうしてこれらの国が他のヨーロッパとはまるで異なるのかはわかりません。

理由がなくこうなるということもないでしょうし、理由はあるのでしょうけれど、ワクチン接種率、使われているワクチンのメーカーなどからも、このような差が出ている理由はわかりませんでした。

いずれにしましても、こういう一部の国を別にすれば、今再び感染拡大は「数」としてはまた極大化の位置にあります。

そして、個人的な予測では、イスラエルの現在の状況などからは、ブースターショット(3回目以降の追加接種)が始まった国から、さらに状況は悪化していくと見られます。

次に起きるのは、単なる感染数の拡大ではなく、イスラエルのような重症者の著しい増加ということになり得る可能性もあり、本当の意味での医療崩壊を含めたさまざまな問題が起きるのはこれからのようです。

 

そして、そのうち北半球では気温が下がる秋になり冬になる。

インフルエンザウイルスや通常の季節性コロナウイルスを含めた疾患の流行が、それらにさらにどのような影響を加えていくのか。

それはわかりません。わかりませんが、個人ができる最大の努力は、ご自身の免疫を高めることだけになると思われます。

免疫を高める方法、あるいはワクチン伝播を含むスパイクタンパク質から少しでも防御する方法は、これまでの繰り返しになるので書きませんが、世で一般に言われていることの中には、免疫を高めたり病気を防ぐ方法はまるでないです。

マスクや社会的距離や頻繁な消毒などは、すでに純粋前衛芸術の世界であり、実質的な価値はゼロ以下です(事態をより悪くするということです)。

今そこにロシアンルーレット的な部分が含まれる新しい前衛さえ加わっています。

カオスの始まりですよ。

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「人間の精子の数は2045年までにゼロになる」:何にでも含まれるプラスチック化学物質がヒトの生殖機能を殺し続けている事態が、年間15億廃棄されているマスクでおそらくは加速中

2021-08-04 13:31:44 | In Deepさまの記事より

 

In Deepさまの記事より転載です。

「人間の精子の数は2045年までにゼロになる」:何にでも含まれるプラスチック化学物質がヒトの生殖機能を殺し続けている事態が、年間15億廃棄されているマスクでおそらくは加速中

https://indeep.jp/plummeting-sperm-plastic-toxic-chemicals-threaten-humanity/

あらゆる方向が人類絶滅の方向に(人工的な再生産を除く)

なんだかんだと現在は「人口削減計画真っ只中」ではありますけれど、こういうコロナとかワクチンとかの問題以前に、

「人間の男性の精子の数が著しく減少している」

ということは以前から言われていたのですね。

一応は、精子が存在しないと、人間は存在し続けないということになっています。

その減り方はもう半端なものではなく、以下のブログ記事では、英 BBC の「人類を絶滅させる可能性があるほどの精子数の減少」というタイトルの記事をご紹介しています。

男性の精子レベルの著しい低下がイスラエルの大学の大規模調査で確認される。論理的な観点からのみだと「西暦2060年に男性の生殖機能はこの世から消滅」する
投稿日:2017年7月31日

この記事のタイトルには、「 2060年に男性の生殖機能はこの世から消滅」とありますが、その時の報道でのデータ上の推論ではそのようになっていました。

ところが、先日、英国ガーディアンの記事で、

「 2045年までには、ヒトの生殖機能がゼロになる」

という記事を見かけまして、「お、15年縮まってるじゃん」と思いまして、今回はこの記事をまずはご紹介したいと思います。

なお、その後に付け加えさせていただきますけれど、現在の「マスク社会」はそれを加速させているはずです。市販されているほとんどのマスクの成分は、そのようなことと関係する化学物質の塊であり、そのマスクが 2020年だけで「 15億個廃棄された」ことを以下の記事でご紹介していますが、もう世界中、プラスチック系の化学物質ばかりですよ。

2020年のパンデミック下でプラスチック製マスク15億個分が海中に。分解されるには450年かかる模様。そして気づけば私たちはプラスチックを着て生きている
投稿日:2020年12月31日

2045年といえば、あと 25年程度ですが、そういう具体的な数値は別としても、本当にいろいろな方面で「私たちは絶滅に向かっている」ことが本当に強く感じられます。

英ガーディアンの記事です。

精子数の急減、ペニスの縮小 : 有毒化学物質が人類の存続を脅かす

Plummeting sperm counts, shrinking penises: toxic chemicals threaten humanity
Guardian 2021/03/18

人類の終わり、というような現実的ではない言葉がある。

しかし、世界中で驚くべき速度で生殖能力を低下させているホルモンかく乱化学物質のために、その人類の終焉は私たちが思っているよりも早く訪れるのかもしれない。

ニューヨークのマウントサイナイ医科大学の環境生殖疫学者であるシャンナ・スワン(Shanna Swan)博士が記した『カウントダウン (Countdown)』と呼ばれる新しい著作では、人間の精子の数が 1973年以来ほぼ 60%減少したことが示されている。

このままの状態だと、スワン氏の研究によれば、人間の精子数は 2045年までには「ゼロ」に達する可能性があることを示唆している。ゼロだ。

これは、そのような社会では、赤ちゃんが生まれないことを意味する。そうなれば、もう人間はそこには存在し得なくなる。

なぜ、このような問題を、国際社会は真剣に論議しないのだろう。

この危機の原因となる化学物質は、プラスチックの容器や食品の包装から、クリーニング製品の防水服、香水、石鹸やシャンプー、電子機器やカーペットに至るまで、あらゆるものに含まれている「 PFAS 」と呼ばれる物質だ。

それらは環境や人体内で分解しないため「永遠の化学物質」として知られている。

PFAS は分解されずに、単に蓄積されていく。そして、時間ごと、日ごとに、ますます多くのダメージを人々に与えまている。

そして、そろそろ、人類はそのダメージの限界点に達しているようだ。

スワン氏の本はその研究においての発見の内容について驚異的なものがある。「世界の一部の地域では、今日の平均的な 20代の女性たちは、彼女たちの祖母が 35歳だった時よりも生殖能力が低くなっている」とスワン氏は記している。

それに加えて、今日の男性たちは、平均として彼らの祖父が持っていた精子の数の半分程度しか持っていないことを発見した。

スワン氏は以下のように述べる。

「生殖問題の現状は、人類の生存を脅かすことができるレベルに達しています。これは世界的な実存的な危機なのです」

これは誇張ではない。単に科学からの結論だ。

スワン氏の研究は、これらの化学物質が精液の質を劇的に低下させるだけでなく、陰茎のサイズと精巣の体積も縮小していることを発見した。

これは人類にとって本格的な緊急事態にほかならない。

スワン氏の本は、PFAS が精子の生産に害を及ぼし、男性ホルモンを破壊し、「精液の質、精巣の体積、陰茎の長さの低下」と相関していることを発見した以前の研究を反映している。これらの化学物質は文字通り私たちの身体を混乱させている。

それにしても、これらの化学物質について、これだけ現実的な危機が示されているにも関わらず、なぜ、多くの国では「対策」が行われないのだろう。

現在、この脅威に対応する十分な法律がある国や地域は限られている。法律と規制は国ごと、地域ごと、そしてアメリカでは州ごとに異なる。

例えば、欧州連合は、玩具中のいくつかのフタル酸エステルを制限しており、食品生産においても、「生殖毒性」(人間の生殖能力を損なう)と見なされるフタル酸エステルに制限を設けている。

アメリカでは、科学的研究により、乳児にフタル酸エステル類への暴露が広範囲に及んでいることがわかった。これらの化学物質は、ベビーシャンプー、ローション、パウダーなどと接触した赤ちゃんの尿から発見された。それでも、特に化学業界の大企業によるロビー活動のために、積極的な規制が欠けている。

ワシントン州では、国会議員が将来のための汚染防止法をようやく可決した。これは、州の機関に化学物質のクラスに対処するように指示し、化学物質から離れ、代用を求める措置だ。規制される製品で扱われる化学物質には、フタル酸エステル、PFAS、PCB、アルキフェノールエトキシレートとビスフェノール化合物、および有機ハロゲン難燃剤が含まれる。

ワシントン州は化学汚染の範囲に対処するために重要な措置を講じているが、概して、アメリカは他の多くの国と同様に、法整備は不十分だ。

アメリカの科学者たちは、米国でテストしたほぼすべての人々の血中にこれらの科学物質を発見している。今や、地球上のどの国や地域も PFAS 汚染の影響を受けており、これは地球規模の問題といえる。

PFAS は世界中で発見されており、事実上すべての人体内に存在している。そして海底深くにいる魚たちや、空高く飛ぶ鳥たちにも見られるのだ。

それは、文字通り、生命の源である私たちの生殖能力を傷つけ、攻撃することによって私たちを殺している。私たちは、人間の精子の急速な死と衰退に今すぐ対処する必要がある。

残されている時間はあまりない。


 

ここまでです。

ここに出てくる「 PFAS 」とか「フタル酸エステル」というようなものは、過去記事にもよく出てきたものでもあり、さまざまな日常品に含まれているものです。

記事には、男性の精子の減少と共に、「陰茎の縮小」などという言葉も出てきますが、陰茎と表現されるとわかりづらいですが、これは専門用語ですとチンチンとなります。

そのチンチン(繰り返さんでええわ)も小さくなっているということなんですかね。

チンチンの大小はともかく、今回ご紹介した記事では、「 PFAS による男性の精子の減少」のことにふれていますが、やはりプラスチックに含まれるフタル酸エステルという物質は、

「女性の妊娠率を著しく下げる」

ことが動物研究でわかっています。

以下の記事でご紹介しています。

プラスチックが「100%の人々の体内に存在する」可能性が高い中、プラスチック製品に含まれるフタル酸エステルが「メスの妊娠率を著しく下げる」ことが判明。地球は全生物の不妊化へ?
投稿日:2019年2月19日

このフタル酸エステルは、女性の妊娠率だけではなく、男性の生殖機能も下げることがわかっていまして、個別の成分はともかく、

「プラスチックの成分の一部は人間の生殖能力を著しく下げる」

ことは今では科学的に間違いがないこととなっています。

上の記事では、米イリノイ大学の研究者たちのマウスによる研究をご紹介していますが、非常に簡単に書きますと、

実験] メスのマウスに 10日間、フタル酸エステルの有機化合物を経口投与した

結果] そのメスのマウスの 3分の 1は交配後に妊娠できなかった

というものでした。

たった 10日間の投与です。しかも、使用された量は「最低用量」。

深刻なのは、この妊娠できない問題が、一時的なものではないということです。以下は、論文の主筆者であるジョディ・フローズ博士の言葉です。

「本当に懸念されることは、メスたちへの化学物質への曝露が停止されたずっと後になってからも、なおメスの生殖能力が損なわれ続けていたことです」

つまり、「ずっと不妊が続く」のです。

それと共に、男性のほうは、 PFAS やフタル酸エステルによって、

「精子の数が減り続けている。あるいは精子の活動が著しく低くなっている」

と。

これでは、世界の、特に主要国の妊娠率がこれからさらに下がり続けるのは、ある意味で当然であり、あるいは、環境中に広がっているプラスチック成分が他の動物たちの体内に入っていくことも必然であることを考えますと、「あらゆる大型生物の妊娠率が下がっていく」ということにならないとも言えない気はします。

まあしかし、グレートリセットを渇望しているような、いわゆる「トランスヒューマニスト」の人たちは、そんな事態でも何でもないのかもしれません。

つまり、

「だったら、人工的に子どもを作ればいい」

という流れはすでに想定されているからです。

以前記したことがありますが、フランスの知識人であるジャック・アタリという人が、2006年に記した著書『未来の歴史の概要』には、2060年頃の社会の描写として、以下のようにあります。

ジャック・アタリ『未来の歴史の概要』より

私たちがナノサイエンスから期待できる驚くべき進歩のおかげで、誰もが自分自身の意識を別の体に移したり、愛する人々の意識をコピーしたり、夢の正確な目的を達成する。

それから人は、ついに人工物のように製造され、もはや死を知らなくなるだろう。

産業用オブジェクトと同様に、その人は生まれたことがないため、もう死ぬことはないのだ。

ナノサイエンスやナノテクノロジーがさらに進めば、ここに書かれてあるようなことは絵空事でもなくなります。

「意識」さえも「後付け」できるわけです。

最近、ドイツの複数の大学の研究者が、

「人に虚偽の記憶を植えつけて、それを消去する実験に成功した」

という研究の論文が、全米科学アカデミー紀要に掲載されていました。

虚偽の記憶というのは、「実際には起きていない、存在しない事実に関する記憶」という意味です。以下が論文です。

Rich false memories of autobiographical events can be reversed (PNAS)

その論文を紹介していた医学メディアの記事の冒頭は以下のようなものでした。

人々の心に虚偽の記憶を植え付け、それを消し去る

ドイツの複数の大学の研究者たちのチームは、実験参加者の心に植えられた誤った記憶を、同じように簡単に消去できることを発見した。国立科学アカデミーの議事録に掲載された彼らの論文の中で、グループは彼らが行った記憶実験について説明している。 (medicalxpress.com

肉体はナノサイエンスで構成され、意思や記憶もテクノロジーで「移植」できるようになったのなら、そこから「新たな種別の人類」(工業製品なので内容は同じ)が生み出されても不思議ではないです。

 

そういえば最近、科学者たちが、

「生きた精子と卵子を月に送り保存する計画」

を立てていることが報じられていました。

以下は、3月12日の米 CBS ニュースの冒頭です。

科学者たちは、ノアの箱舟の月バージョンを作るために、3億3500万個の種子、精子、卵子のサンプルを月に送りたいと考えている

科学者たちは、彼らが「グローバル保険契約」と呼ぶ新しい提案で「ノアの箱舟」からインスピレーションを得て、その場所を「月」にする計画を立てている。

彼らは、地球で大惨事が起こった場合に備えて、3億3500万個の精子と卵子のサンプルで満たされた箱舟を月に送ることを望んでいる。

ノアの箱舟にあるすべての動物の雌雄の代わりに、太陽電池式のムーンアークは、約 670万種の地球からの凍結した種子、胞子、精子、卵子のサンプルを極低温で保存する。アリゾナ大学の研究者と学生のグループが論文でこの概念を提案した。 ( CBS News 2021/03/12)

精子と卵子さえ残っていれば、あとはテクノロジーによって、「人をもとから作る」ことができることはすでに明らかですので、こういう計画は、報じられているものと同時に「報じられていないようなもの」もいろいろと行われているのかもしれません。

時代がここまできますと、「もうどうとでもなーれ」という気にもなりますが、現実の話としましては、あと十数年程度で(今と同じような社会が残っていれば)人類の不妊傾向は決定的なものとなると思われます。

 

なお、今から対策をしても間に合いません。

環境中に拡散した科学成分はあまりにも膨大な量であり、そして広範囲に拡散しており、しかも「分解されない」ものですから、打つ手はないというのが現実です。

そして、マスクの廃棄で日々環境中のその量は増え続けている。

以前の記事でご紹介しましたが、2020年の廃棄マスクのプラスチック量だけで「分解されるには 450年かかる」そうです。今それをやめても、数百年は影響が続きます。

それらプラスチックに含まれる有害な化学成分だけを広範囲に除去する方法は存在しません。

どう考えても、具体的な対策は出ないはずです。

無力感のある書き方となりますが、諦めるしかないのだと思われます。

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「永遠の接種」の現実化 : 英国政府が想定する「選択圧から生まれる致死率35%の変異種、ワクチン免疫回避型の変異種」。しかしその対策の基本は追加接種…

2021-08-04 03:28:58 | In Deepさまの記事より

In Deepさまの記事より転載です。

「永遠の接種」の現実化 : 英国政府が想定する「選択圧から生まれる致死率35%の変異種、ワクチン免疫回避型の変異種」。しかしその対策の基本は追加接種…

https://indeep.jp/eternal-vaccination-becomes-a-reality/

いっさいが終わらない中で ADE だけが始まる気配

なんかあんまり楽しい話がないですねえ。

まあ、「もうこれからの世で楽しい話なんてないから」ということは、ある程度は認識しているのですけれど、私自身の娯楽や楽しみは放棄したとはいえ、

「社会の人たちがあんまり楽しくなさそう」

という風景をこれだけ長く見ていると、内的にストレスもかかるのですかね。夏場ですから、よくあることですけれど、胃腸炎みたいなのになったりとかがたまにあります。

マスクで人の顔の表情が見られないという月日がこれだけ続くというのもすごいことで、人の表情を観察するのが好きだった私は、以前はずっと毎日 1時間から 2時間、朝歩いていたんですけれど、最近はそれもしなくなって。

朝の散歩はしたいなとは思うのですが、風景が重くて、気分が乗らないです。なんか鳥とかも少なくなって、(うちのあたりは猫もいなくなってしまいました)、歩いて見る風景の喜ばしさとかがどうも。

あとこれが何年続くのかはわからないですが、アメリカの専門家は、CNBC に、

「コロナとインフルエンザの感染のピークシーズンである 11月から 4月までは、これから毎年マスクを着用する必要があるでしょう」

とか言ってますしね。

終わらない、終わらない。

それで、この状態を終わらせるのは「ワクチン」だと喧伝されてきたわけですが、前回の以下の記事の通り、事態は悪化しています。

「接種者がデルタ感染を広げており、もはやワクチンは機能していない」:米ワシントンポストが CDC の内部資料を公開。今後、世界各国でワクチン接種者同士での感染爆発が無制御になることは避けられない模様
投稿日:2021年8月1日

すなわち、

「ワクチン接種者の感染が爆発し始めた」

のですね。
それも、二度の接種を完全に受けた人たちのあいだ、あるいは接種者同士で。

この記事の CDC のデータでは、

> 新たな感染者の 4分の3が、二度の完全なワクチン接種を受けた人たちだった

ことが示されています。

この記事では、アメリカのことを取り上げていますが、世界で真っ先に mRNA コロナワクチンの大規模接種を開始したイスラエルも同じです。

今日、ブルームバーグに「イスラエル、新規感染の約半数がワクチン接種を完了」 (bloomberg.co.jp 2021/08/02)という記事があり、以下のようにありました。

> イスラエル公衆衛生当局の責任者は、同国では現時点で新規感染者の約半数がワクチン接種の完了者であり、従来より症状が重い兆候が表れ始めている

かつて「ワクチンを打てば、重症化が避けられる」というような物語が語られていたことがありますが、現実としては上にありますように、コロナワクチンを接種した方々には、

> 従来より症状が重い兆候が表れ始めている

ということがあり、そして、これが「 ADE (抗体依存性増強)」と深く関係していると見られる部分は、同じブルームバーグの記事の以下の部分です。

> イスラエル公衆衛生当局の責任者は、接種時期が1月の人の感染は3月の人の倍で、ワクチンの効果が低下していることは明らかであり、このため同国はブースター(追加免疫)接種に踏み切ったと説明した。

ここに、「接種時期が1月の人の感染は3月の人の倍で、ワクチンの効果が低下している」とありますが、つまり、1月に接種した人たちに感染が拡大しているということは、ちょうど「7ヶ月目くらい」ということになり、以下の記事でご紹介しました、ビオンテック社の CEO の発言と一致したものとなります。

国立感染症研究所の報告、あるいはビオンテック社CEOの発言からわかる「すでに ADE (抗体依存性増強)の時期に達している」可能性。日本は11月頃から?
投稿日:2021年7月28日

この記事では「接種後 7カ月で抗体レベル減少」というビオンテック社 CEO の発言を取り上げた報道をご紹介しています。

報道では、ビオンテック社 CEO の以下の発言も記されています。

> 「新たな変異ウイルスへの予防効果はかなり低い」

これは、いわゆるデルタとか呼ばれる変異種ですが、「変異ウイルスへの予防効果がかなり低い」のなら、なぜ今でもこんなに各国は必死になってワクチンキャンペーンをやっているのかという話でもあります。

もうどこの国でも、「感染流行しているほとんどがデルタ変異種」であるわけで、それには効かないことが示されて始めているのにです。

以下は、イギリス、アメリカ、日本のデルタ株の推移ですが、主要国はどこも同じです。

デルタ株の推移(初めて登場したのはどの国も2021年4月初旬)

Share of SARS-CoV-2 sequences that are the delta variant

ワクチンを開発した会社の CEO 自体が、「変異株への予防効果はかなり低い」と述べている中、この形而上的なワクチンキャンペーンは何? とは思います。

現時点でほぼ効かないものを強引に進めていると。

なお、CEO は、予防効果はかなり低いと述べていますが、個人的に思うのは、

「厳密には感染予防効果も重症予防効果も共にゼロ」

だと見ています。

あるいは、すぐにそうなります。

以前のこちらの記事でとりあげました、元ゲイツ財団のワクチン開発局長であるボッシュ博士が述べていました、

> 自然抗体が、抗原特異的抗体に打ち負かされてしまう

という図式が正しければ、本来、たとえば普通の風邪なんかが流行しているときには、私たちはこの自分の本来の自然の抗体で対応していて、結果として風邪にかかることもあれば、かからないこともあるけれど、いずれにしても「大した問題でなく終わる」というのが風邪への対応です。

新型コロナにこれだけ無症候者が多かったということは、風邪と同じように、特に基礎疾患などがないのであれば、感染しようがなんだろうが、

「自然の免疫があれば、大した問題ではなく終わる」

ものだったはずです。

ちょっとだけ熱が出たり、お腹を少し壊したり、といった程度で治る普通の風邪と変わらなかったはずです。

ところが、ワクチンによって多くの人たちが……日本だともう数千万人が、

「その自然の免疫が、コロナの特異的抗体により機能しなくなってしまった」

可能性が高いのです。

mRNA ワクチンの性質を知りますと、「それは永続的である可能性」さえあります。

コロナワクチンの mRNA がどのように改変されているかは、以下の記事でご紹介した MIT の科学者の論文等の内容をご参照くださればと思います。

脾臓とワクチン : mRNAワクチンが最も攻撃する脾臓の精神科学的な意味は?
投稿日:2021年5月17日

論文では「ワクチン mRNA はきわめて強化されており、壊れにくい mRNA となっている」のです。

壊れにくい上に、この論文では、ワクチン mRNA が「 DNA に統合される」可能性を指摘しており、そうなった場合、文字通りの永遠ということになる可能性さえあります。

いずれにしましても、永続的とは言わなくとも、「かなり長い期間」これらの抗体は体内で機能し続けるわけで、それが意味するところは、

「永続的に自然の免疫を失ってしまう可能性」

というところにさえ結びつきます。

なお、先ほどもリンクしました過去記事「すでに ADE の時期に達している可能性…」で、私は以下のように書いています。

> 中和抗体はいつかは機能しなくなるけれど、「では、感染増強抗体が時間と共に機能しなくなることはあるのか」ということになりますと、それはわかりません。

と書いたのですが、これに関しては、その後、過去記事を見ていまして、専門家たちの言葉からは、「永続的な可能性が高い」とわかりました。

元ゲイツ財団のボッシュ博士は、インタビュー冒頭に以下のように述べています。

ボッシュ博士:「事実として、それ(ワクチンの抗体)は永続的抗体なんです」

そして、以前 ADE のことについて書きました「人類の大量死につながる可能性を否定できない ADEについてのメカニズム…」という記事でご紹介しましたアメリカの分子生物学系のバイオテクノロジー企業の CEO が書かれた文章には以下のようにあります。

「多くの人々にワクチンが投与され、多くの人々がウイルスの非中和抗体を体内で開発してしまうと、それを元に戻すことはできないのだ」

ここでいう「非中和抗体」とは、ADE を引き起こす可能性のある感染増強抗体、というように考えていいと思いますが、これらの専門家の方の言葉からは、

「一度ワクチンによって体内に作られた感染増強抗体は消えない」

ということのようです。

すなわち、何年間も何十年間もリスクが続く可能性があるのかもしれません。

このバイオテクノロジー企業 CEO は、

> 時間の経過とともに抗体の濃度が低下することも非中和への移行の一因となる

としていまして、「中和抗体の濃度が下がる頃」に、中和抗体は非中和抗体へ移行し、その頃から、

「 ADE のリスクが生じ始める」

ということになりそうです。ビオンテック社 CEO によれば、ファイザー社ワクチンでは、接種後 7ヶ月くらいからの時期ということになりますでしょうか。

この CEO の下りがあるあたりは、なかなか重要な感じですので、抜粋しますね。

ちなみに、この記事は今からほぼ1年前の 2020年8月1日に書かれたもので、まだ mRNA ワクチンの実際の展開など話題にも出ていなかった頃です。

記事「コロナウイルスワクチンは時限爆弾なのか?」より抜粋

コロナウイルスワクチンは最初は危険ではない可能性がある。集団予防接種の努力は、おそらく各国で人口の大部分に施されるだろう。最初の 1、2年は、実際の安全性の問題はないように見えるかもしれない。

そして、この認識された「安全性」の中で、時間の経過とともに世界人口のより多くがワクチン接種を受けるだろう。

この間にも、ウイルスは激しく変異していく。

最終的に、ワクチン接種を受けた人たちの血液中にある抗体は、突然変異による構造変化のために同じ親和性ではウイルスに結合できないため、中和されなくなる(非中和抗体になる)。

時間の経過とともに抗体の濃度が低下することも、この非中和への移行の一因となるだろう。これらの以前に予防接種を受けた人々が SARS-CoV-2 のこの変異株に感染すると、ウイルスに対してはるかに深刻な反応を経験する可能性が出てくる。

皮肉なことに、このシナリオでは、ワクチンはウイルスの病原性を低下させるのではなく、より病原性の高いものにする。

このようなことが発生した場合、誰が責任を負うのだろうか? (indeep.jp

おそらく、責任は誰も負わないでしょうが、ここでは、「最初の 1、2年は、実際の安全性の問題はないように見えるかもしれない」とありますが、現実には、数カ月後に起き始めているようです。

先ほどのイスラエルに関しての報道にありましたような、

「(ワクチン接種の完了者)は、従来より症状が重い兆候が表れ始めている」

というように、こういうことが起こり始めているようです。

中和抗体の濃度の維持は、人によって異なるでしょうけれど、それでも「接種後半年から 1年」あたりからは、こういうような事例が続発してしまう可能性はあるのかもしれません。

上の記事を書いた CEO は、「そんなことにならないことを願っている」と書かれていますが、それは私も同じです。

だって、現に周囲でも多くの人たちがワクチン接種をしているのですもの。

知人、実家の家族、親戚たち……。

その人たちが、そんなに急速にこの世からいなくなってしまうなんてことが現実にあり得るというようなことは想像したくはないです。

それでも、科学的に現実性の高い予測でもあります。

なので、まあ「毎日覚悟している」というような感じでしょうか。

日本の場合ですと、11月から 12月を過ぎた頃からは特に周囲の方々に対しての覚悟は必要になってくるかもしれません。

 

それで、今のイスラエルなどでは、「三回目の接種」ということが先ほどの記事でも書かれていますけれど、三回目の接種ワクチンが、「変異種に特異的な抗体を持つのか」は不明なままです。要するに、変異種に対応して作られたものかどうかは不明だということですが、おそらく違うでしょう。そのような報道はないですから。

おそらく「同じワクチンを三回打っている」ということになるのだと思われます。

そして、ADE の問題に関していえば、同じワクチンを三回目に打ったところで、状況は変わらないはずです。

仮に「中和抗体が存在する限りは、感染増強抗体が暴れない」というような説があるならば、数カ月ごとに繰り返しコロナワクチンを接種し続けることにより ADE を防ぐことができるのかもしれません。

しかしそれは「永遠」になります。

人生の最期のときまで、ずっとブースター接種をし続けなければならない。

先ほどの CEO の記事をご紹介した記事「人類の大量死につながる可能性を否定できない ADE…」の、タイトルの後半には、

> そしてそれを避ける方法は「永遠のワクチン接種のループ」しかないという絶望

とありますが、それでも、この方法によって ADE が仮に回避されるというのなら、命を維持するには、それしか選択は残っていないことになりそうです。

本当にこの方法で ADE を回避できるのかどうかの知識は私にはありません。

 

ここまで、なんか今回のタイトルにした内容とずいぶん違う内容で進みましたけれど、最近、イギリス政府の公的な文書を見まして、別に機密文書とかではなく、普通の文書ですが、この、

「永遠のワクチン接種のループ」

にふれています。

その文書を少しご紹介します。

変異種への対応に関しての英国政府の文書には

これは飾りのない何だか素っ気ない文書で、記述者グループ(諮問委員会の名称等)もリリース日も記載されていませんので、最初は本物かどうかさえ疑ったのですが、URL が、英国政府のドメイン(gov.uk)ですので、実際の英国政府の文書だと思われます。

文書は以下にあります。

Can we predict the limits of SARS-CoV-2 variants and their phenotypic consequences?
SARS-CoV-2 変異体の限界とその遺伝表現の結果を予測できるのか

ここでは、今後の変異種が「どうなっていくか」についての検討が書かれており、複数のシナリオであらわされています。

シナリオのタイトル部分だけですと、以下のように分類されています。

それぞれの詳細の説明部分は省略します。


 

SARS-CoV-2 変異体の限界とその遺伝表現の結果を予測できるのか

英国政府 リリース日不明

シナリオ1: これまでに発生したよりも人口の大部分で重篤な疾患を引き起こす変異体の出現。 たとえば、 SARS (約10%の致死率)や MERS (約35%の致死率)など、他の人獣共通コロナウイルスと同様の高い感染率や死亡率を示すものだ。 これは次の原因で発生する可能性がある。

1.点突然変異または他の宿主またはウイルス遺伝子との組換え。

2.ワクチンで使用されている現在のスパイク糖タンパク質遺伝子からのドリフト(スパイク糖タンパク質の変化)がひとつ。もうひとつは内部遺伝子によって決定される、より効率的な変異体間の組換え。

このシナリオの可能性 : 現実的

 

シナリオ2: 現在のワクチンを回避する変異株。これは次の原因で発生する可能性がある。

3.抗原不連続変異 (スパイク遺伝子配列を挿入する自然組換え事象)。

4.SARS-CoV-2が保菌動物が、逆人獣共通感染症を起こす長期間の変化。

5.抗原連続変異(現在のワクチンの失敗につながる抗原変異の段階的または断続的な蓄積)。

このシナリオの可能性 : ほぼ確実

 

シナリオ3: 抗ウイルス戦略後の薬剤耐性変異体の出現。これは次の原因で発生する可能性がある。

6.直接作用する抗ウイルス療法の投与後の新しい変異体の出現。

このシナリオの可能性 : 薬が正しく使用されていない限り可能性が高い

 

シナリオ4: SARS-CoV-2は、減少した進化の軌跡をたどる(弱毒化して風土病になること)。

このシナリオの可能性 : 短期的にはありそうもないが、長期的には現実的

publishing.service.gov.uk


 

ここまでです。

シナリオ2の「現在のワクチンを回避する変異種」の出現が最も可能性が高いということになっているようですが(もう出現してるし)、つまり英国政府は、今後、

・致死率 35%などに至る重症型のコロナ変異種が出現する (シナリオ1)

・現在のワクチンを回避する変異株の出現 (シナリオ2)

の可能性を最も高く見ているということになります。

文書そのものは合理的で、12ページには以下のような記述もあります。

SARS-CoV-2に対するワクチンが集団全体に展開されているため、ワクチンによる免疫応答を回避できる変異体の選択圧を生み出す可能性がある。

だったら、ワクチンを今すぐにやめればいいのではないかと(もう遅いとはいえ)思うのですが、文書には同時に、これらへの「対策」として、シナリオ1の「重篤化型の変異種」への対策としては、

・重篤な疾患に対する防御を維持するために、ワクチンの追加接種を検討

・他の地域からの新しい亜種の導入を最小限に抑える

などと書かれていまして、今後も変異種のたびに追加のワクチン接種を行っていくということと、「他の地域からの新しい亜種の導入を最小限に抑える」というのは、強い変異種が出現したらロックダウン等の措置などを意味していそうです。

シナリオ2「現在のワクチンを回避する変異株」についても、

・ユニバーサルコロナウイルスワクチンの開発を開始する

とあり、このユニバーサルコロナウイルスワクチンとは、つまり「あらゆる種類のコロナウイルスに対してのワクチンの開発」という意味のようです。

結局、今後、強い変異種がでてくるであろうことは、英国政府は予測しているにしても、その対策は、これまでと同じ、ワクチンと移動制限ということになりそうです。

しかし、これまでと異なるのは、「すでに人口の大多数がワクチンを打っている」という点です。

ただでさえ、その変異種が強いものだった場合、ADE のリスクにさらされている人たちにとっては、ひとたまりもないものとなる場合もあり得ます。

 

くどいようですが、私の予測している、このようなことにならないでほしいです。

知り合いだった人たちの多くがこの世からいなくなってしまう。

そんなことを積極的に望む人はいません。

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