4月19日の読売新聞朝刊の編集手帳からです。
言葉遊びを楽しむ言い回しは西に東に、いろいろある。
大阪商人は冷やかしの客を「夏の蛤(はまぐり)」にたとえた。
<身腐って貝腐らん>(見くさって買いくさらん)の意味になる。
この人に大阪弁はあまり似合わないが、心境はそうに違いない。
尖閣諸島(沖縄県石垣市)が個人の所有という不安定になりがちな形であるのを、
政府は見ているばかりで買い取ろうとはしない。
国が゛見くさって買いくさらん゜のならば、こっちで買うぞ
ということだろう。
東京都の石原慎太郎知事が尖閣諸島を買い上げる計画を明らかにした。
領土に感度の鈍い民主党政権も、「国が頼りにならないので」とメンツをつぶされては
夏の蛤ではいられない。
「曲がった松の木」で重い腰を上げ、国有化に向けて<柱にゃならねえ>(走らにゃならねえ)
状況に追い込まれたことになる。
石原氏による遠投の一石には意味がある。
尖閣諸島の近辺では海洋調査船が日本の領海に侵入するなど、中国の挑発行為がつづいている。
国有の形であれ、国が都から貸借する形であれ、領土保全に国が関与するのは
「炬燵(こたつ)の前」で、<あたり前>である。
さすが新聞記者。上手いこと書くもんです。
言葉遊びを楽しむ言い回しは西に東に、いろいろある。
大阪商人は冷やかしの客を「夏の蛤(はまぐり)」にたとえた。
<身腐って貝腐らん>(見くさって買いくさらん)の意味になる。
この人に大阪弁はあまり似合わないが、心境はそうに違いない。
尖閣諸島(沖縄県石垣市)が個人の所有という不安定になりがちな形であるのを、
政府は見ているばかりで買い取ろうとはしない。
国が゛見くさって買いくさらん゜のならば、こっちで買うぞ
ということだろう。
東京都の石原慎太郎知事が尖閣諸島を買い上げる計画を明らかにした。
領土に感度の鈍い民主党政権も、「国が頼りにならないので」とメンツをつぶされては
夏の蛤ではいられない。
「曲がった松の木」で重い腰を上げ、国有化に向けて<柱にゃならねえ>(走らにゃならねえ)
状況に追い込まれたことになる。
石原氏による遠投の一石には意味がある。
尖閣諸島の近辺では海洋調査船が日本の領海に侵入するなど、中国の挑発行為がつづいている。
国有の形であれ、国が都から貸借する形であれ、領土保全に国が関与するのは
「炬燵(こたつ)の前」で、<あたり前>である。
さすが新聞記者。上手いこと書くもんです。
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