先日、携帯やTVから大きな地震警報がなり、驚かれた方も多いのではないでしょうか。
このたびの長野北部地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
家が倒壊するなどの被害もある中、死亡者を出さずに済んだひとつの要因は「地域のつながり」だとの報道もありましたね。ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
報道による情報だと、自分が助かった後も、地域の人や友人をすぐに助けにいったとか、暗闇の中から聞こえる助けを求める声で、誰なのかどこにいるのかを瞬時に判断しレスキュー隊を呼べたとか、ある倒壊した住宅では、消防士さんと近所の住民5人が2歳の男の子と3歳の女の子を救助したとか・・・被害の比較的少なかった住民の方が、被害の大きい住民のところへ集まり、初期救助活動に積極的に取り組んだという事が死者ゼロという結果につながったのでは、と言われています。
昔から変わらず、地域の方々と親交深い地域には、今回のような災害時だけでなく、助け合いの精神が普段から普通にあって、家族や親族でなくてもお互いに心配したり助け合ったりするけれど、地域の行事があって役員や自治会などで駆り出されたり、消防団・青年団・老人会・婦人会・子供会等々そういうものにも加入したりという事も少なくないのかもしれません。
逆に、都会の方や、新興住宅地など、転入や転出者の多い地域は、逆にトラブルにならないよう、ほどほどの距離を保ってお付き合いをし、困った時に利用できるサービスなどが身近にあったりする事も少なくないようです。面倒くさい事もなく気楽なのかもしれません。
どちらのお付き合いが正しいとかではなく、どちらにも一長一短あるのではないかと思います。また世代によっても考え方が違ってくるのかもしれませんよね。
だけど、「地域の結び付き」のある地域では、そういった、ちょっと面倒くさい(すみません!)活動が、人と人とをつなげているのかもしれないなぁと、私自身は今回の地震で少し考えさせられました。皆さまはいかがだったでしょうか?
社会福祉協議会とは、こうした「地域力」づくりのお手伝いや支援をし、「誰もが安心して暮らせる福祉の町づくり」を目指しています!