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インド軽留学っ!

絵描きのインド旅三回目。インドで短期(2ヶ月強)軽~く留学気分を楽しむブログ。水彩画、メヘンディ、ヒンディー語。

親切なウェイターさん

2015-02-25 12:04:12 | インド旅行
話は巻き戻って、バーダーミでの夕食の話し。

バーダーミではネット不通でしたので、かきとめていたメモを頼りにお届けします。


夜7時、ようやく2時間待ちに待った停電が復旧し、部屋に電気が戻った。

死にかけの携帯にたっぷりエナジーをチャージしながら、文庫本をめくる。

途中でまた停電になることをおそれているので、長く感じる。

電熱コイルで熱いお茶も煎れた。

電気バンザイ。

エナジーチャージがおわり、夕食を食べに宿の近所のレストランへ入る。入り口近くのテーブルにつくと、『もっと奥へ行きなさい』と促される。

部屋の奥にまだテーブルがあるらしい。行ってみるとガーデンテーブルになっていて、西洋人のグループが食事していた。

さほど多くはない西洋人の観光客はココに集まるのか…。


メニューをみて『定食(ミールス)ください』と言うと、今の時間はアラカルトしかやってないと言う。
アラカルトメニューは高い。

そうなんだ…『じゃ、また来ます。』と店を出る。

隣の大きなホテル併設のレストランへ行ってみる。

インド人観光客のファミリーが食事している。


メニューを見て

『定食ありますか?』

ときくと、

『はい、ございますよ。』

と細面のウェイターさんが微笑んだ。

インド式に首をカクカクと肩の上でゆするようにする肯定のしぐさ。

何と無く感じの良い人だ。

値段もホテルのレストランの割りに高くないのでオーダーした。


『南インドのカレーは北より美味しい。』そう発言することが、日本のインド料理カルチャーではトレンド、な昨今の気がする。

何度か食べてみたけど、わたしには北料理の方が好みのようだ。


だけど、いっかいは最初の店でフラれた後だったので、無事に夕食を食べれるだけで嬉しい。


『お飲み物は?』

『特にいりません。』

暑い昼間にコーラとかココナツとかソーダとか飲みまくって散財してしまったので控える(^_^;)
レストランのはその辺の売店より高いし。


カレーをもぐもぐ食べてると、さっきのウェイターさんが

『ご飯のお代わりいかがですか?(^^)』
『お水お持ちしましょうか?』

と世話をやいてくれる。

やはり押し付けがましくなくて感じの良い人だ。
声かけのタイミングが自然だ。サービスのプロである。


定食屋の水はお腹を壊すかもしれないし、手持ちのボトルウォーターでいいやと思ってたので

『水いりません。センキュー。』

と断ってしまったのだが、後から

『レストランの水ならば大丈夫だったかな』と水を貰わなかった事を少し後悔した。

すると、何も言わないでも

『このお水はちゃんとしたドリンキングウォーターですよ。』

と金属のコップに水をついで持って来てくれた。
そして微笑みながらカクカクするウェイターさん。

定食の一部としてついていた甘い黄色いお菓子。

横目で見ながら

『おそらく甘過ぎで香料たっぷりギーたっぷりで、口に合わないに違いない…』

と想像しつつ、
カレーの後にひとくち食べてみた。

以外とイケる(°w°)

薫りもマサラと花の薫りが効いてるけどナチュラルな感じで、甘さも油脂もくどくない。

これはチャイに合うだろうな、と
ウェイターさんに

『チャイ下さい。』

『はい。お砂糖はいかがなさいますか?』

『お砂糖OKです。プリーズです。』

微笑みながらカクカク。

外国人に気を使ってお砂糖の加減をきくとは…気の利いた方である。

初めて印度菓子をイケると思いながらチャイと共に満足にシメる。

お会計は90ルピー。定食が75ルピーなので、チャイは15ルピーだ。
安い。チャイ30ルピーくらい取られるかと思った(°_°)!

カレーの味は特に普通だったけど、ウェイターさんが感じが良くて、デザートも悪くなかった。

1日の終わりにコレだけで少しほっとする。旅先では夜の行動は期待と不安が入り混じるもの。

親切なウェイターさんの微笑みを写真に撮らせてもらおうかなと思ったけど、
それよりも、また明日の夕食もここに来てみようかなと思った。

☆うるさいインド人ばかりじゃないんだなぁ~と、今もあのウェイターさんの穏やかな微笑みを思い出します(^ν^)
バーダーミへ行ったら写真のレストランを探してみてください。
ホテルの一画ですがオープンでこのような店内の様子が表通りから見えますので。
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ポンディチェリーで朝食を。

2015-02-25 11:06:52 | インド旅行
本日の朝ごはん屋さん。

元気に楽しそうに働いてる感じが素敵だった!

カレーソースもマイルドで美味かった。
パンはモチモチずっしりしてて、油が練りこんであるのでパイ生地ぽくもなってる。


たくさんある、クロワッサンやバゲットを出す、
おフランスなカフェも覗いて見たけど、何だか気おくれしちゃって(笑)

結局インド食堂で朝ごはんとチャイ。

ポンディ滞在中、せっかくだから、小粋なカフェーにも入ろうとは思ってるんだけど。。。

フランス人すごいな。関わったからにはおしゃれにせずにはいられないんだなー。
なんか、本当にベトナムみたいな雰囲気です。




こうやって『ここまで来ると東南アジアだなぁー』とか、実感できるのが旅を重ねてきたことの、財産だと思うのだ。

文化のグラデーション的変化を実感。

でもこの街の感じは悪くないな。(^ν^)

特にこれと言ったみどころもないのですが、ぶらぶらして過ごそうと思います。

ちょっとここらでフンパツして優雅に行きたいのですが節約グセが染み付いており中々思いきれない…(OvO)



遅めのランチではパスタかビストロ飯にトライしようかとも思うんですけど。

出来るかなぁ…!

☆街行くインド人もどこか華やかな感じです。
こんなインド如何ですか?
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インドで鼻緒が切れました、の巻

2015-02-25 00:04:06 | インド旅行

今日は移動日。

4泊した硬派なお寺町クンバーコナムから、旧フランス領の小洒落た街ポンディチェリーまで。

クンバーコナムからは直行バスがあるものとばかり思っていたが、

早朝のバスステーションで聞くと

『ポンディ行きね、そこに来るから待ってな』

だったのが、

『ポンディね、チェンナイ行きに取り敢えず乗って、途中で乗り換えな。』

に変わり、

言われたとおりに降りると

『ポンディかい?ここから直行は無いよ。カルロール行きのバスに乗って終点で降りて、もう一度乗り換えだよ。』

と言われ、

カルロールってどこだぁー聞いたことねぇぞ。

と、思ってる時に、

サンダルの鼻緒が切れた。

(´・Д・)ッ




これは困った。

そうとう歩けない。

思えばこのサンダルは前回のインド旅の初めに、デリーのメインバザールで100ルピー(200円)で購入したものだった。
インドでもサンダルって意外とするんだなぁと、100均のサンダルのイメージで思ってたわたしであったが、

このサンダルは思いのほか丈夫で、

その後役2年間、日本でもヨーロッパの旅先でも良く履いた。

最初は鼻緒が靴擦れしていたかったが、やがて良く馴染んできたものである。

まだまだイケる感じだったので、現在インドでの履物はコレしか無い。
(予備は、偽クロックスがあるけどプリーの宿に預かって貰ってる)

インドでは、こんな時には修理屋さんである。

インドには沢山の職人さんがいて、壊れたら新しく買うよりまず、修理である。
服の修理屋さん、靴の修理屋さん、
安価に簡単にやってくれる店が町にあるのでとても助かる。

バスステーションの案内係に
『鼻緒が切れちゃったんですけど、靴の修理屋さん知りませんか?』

と聞くと、
『あっち!あっち!』いま忙しいんだよという感じで適当にあしらわれてしまった。

そこに、ひとりの叔父さんが現れ、

『旅の方…お困りだね、案内してあげよう。ついてらっしゃい。』

と、バイクひしめく道路を渡り、わたしは片足裸足でヒョコヒョコついて行った。

叔父さんは『いつもこの辺に居るんだけどねぇ…』とキョロキョロしている。

靴の修理屋さんは大抵、道にゴザと道具と靴を並べて行う露店である。

叔父さんはその辺で野菜を売ってるお婆さんに聞いてくれた。

お婆さんは『なーに、あと、10分もすれば来るさ。あっちに座って待ってなさい。』と、傍らの軒先を指差した。

叔父さんは
『じゃ、旅の方、そうゆうことで。』
とにこやかに消えて行った。

次のバスが気にはなるが、歩けないのは困るし、まぁインドで急いでも仕方ない。

わたしは軒先に腰掛けて、

『インドで10分だから、30分待っても来なかったら、諦めてバスに乗るか、サンダル屋さんで新しいの買おうかな』

と考えていた。

ボケっと待ってた時の、目の前の景色。


やがて、向こうで野菜売りのお婆さんが呼んでるのに気がついた。

『来たよ。来たよ。』

いそいそと修理屋さんの方へ。

普通、靴の修理屋さんは叔父さんがやっているものだが、
今回は女の修理屋さんだった。小さなビニルシートだけのスペースで店開き


無言でちゃっちゃと、太い糸でちぎれた鼻緒を縫い止めて、完了。

『ほい。10ルピー(20円)ね。』

インドの物価で言えばおよそ100円くらいの価値。気軽だ。
サンダルも200円くらいのもんだけど、インドのモノは

『なおせば、ちゃんと使える』

んである。そこがいい。(^O^)


(縫い目みえるかな?)

あぁ、普通に歩けるって幸せだなぁ!!(^O^)

単純で大事なことの喜びに胸が膨らみつつ、

るんるんとバスステーションにもどり、

ジャストタイミングでやって来たバスに乗っかった。

『ポンディへ行くんだけどこのバスで合ってますか?!』

と聞くと『僕もポンディへ行くから安心して!乗り換えもついておいで!』
とビジネスマン風の男性が答えてくれた。

バスはぎゅうきゅうで、戸口にぶら下がるようにしてる乗客もいる。

わたしの大きなバックパックを『その荷物!もっとつめて!つめて!』と車掌さんが怒鳴る。

横から『こっちに荷物かしな!』と、重いバックパックをヒョイと持ち上げて、運転手の横のスキマに置いてくれた人が居た。

『ここなら大丈夫だからね。』

おお、なんだか人情を感じるなぁ~(^ν^)

バスが終点に近づくと『そろそろだよ!荷しょって!』と声がかかる。

降りると、あっと言う間にバスは行ってしまった。
降りた乗客達が、『ポンディでしょ?乗り場あっちあっちだよ!』

『バスきたよ!アレにのりな!のりな!』

と、タミル語のわからない外国人を気にして一斉に案内してくれる。

お陰様で、鼻緒を直し、2回の乗り換えにも間違うこと無く、

目的地に着けました\(^o^)/。

市内へ向かうオートリクシャーも、最初ふっかけてきたものの(でも、結局ちょっと高い)

有名な宿が満室とわかると『もっといい宿知ってるぜ。安いし綺麗だし、Wi-Fi完備だし、お湯もでる!』

と、何軒か安いホテルを回ってくれ、気に入ったところが見つかると
その分チップくれっていうかな?と思いきや、最初の値段で完了してくれました。(宿から紹介料貰うんだと思うけど)

旧フランス領ポンディは他のインドの街と違って、大っぴらにお酒もお肉もOKな街。



ビフテキとビール。下のクロスがフランス風?!

久々のお酒とがっつりお肉。
何故か隣の席のインド人にカクテルをおごってもらい、

酔ったので、昼寝のつもりが夜まで寝てしまい、
予定してた昼寝の後の街歩きは出来なかった。

でも、十分だよね。

ただ移動しただけの1日ですが、

改めて書き出してみると、なかなかドラマのあるいい1日でした。


旅っていいな、とこんな日に思うのです。

☆☆旅情が伝わりますでしょうか?(^ν^)
何気ないこと、当たり前のことが、輝いて新鮮に見える時、旅ってやめられないなぁと思うのです。
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