ことばの音色が好き。
幼い頃からことばに支えられました。
意味は解からなくとも
その言葉一つ一つにリズムや音、
文の連なりに色や音を感じたものです。
小学生のちいさな目線の少しばかり上に並ぶ本、
そこに連なる名前♪
リンカーン、ナイチンゲール、野口英男、
樋口一葉、空海、聖徳太子...
音が聴こえるように連なる。
そして花、月の名前♪
本の中の言葉を声にしてみると、
強くなれる、元気になれる、
気持ち明るくなり、リズムも感じました。
着物の仕立てをし、筆まめで
川柳をしていた祖母の影響でしょうか。
気づけば遊び半分で真似事をしたり、
慈悲深い祖母の横では香の匂いがし、
静かに唱えるお経に和らぎを、
行間の心地よさには風を。
祖母が綴った言葉からあったかい心もちを感じます。
花、月、雨、土、それぞれの名前。
自然の匂いに包まれた五感が育む。
静かに詩歌を詠みつつ発表。
そして20代に恩人と出会い、日本のことばの美へ導いてもらいました。
宝石箱の鍵を見つけたような、
永遠に輝くことばの世界へ謎解きのはじまり
流れに乗って歩くうち、なまえ香と繋がりました。
なまえ香を創ること
商品化前に、発表する機会をいただきました。
受賞したその日は、誕生日。
みえない流れのままに進めてみました。
続く・・・↓