りっと-(立冬)のことば
立冬
二十四節気の言葉の一つ
11月8日頃からの時季
23日の小雪までになります
冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也(暦便覧より)
日差しも弱まり、日暮れも早くなってきて
冬の気を感じるようになるころです。
いよいよ冷たい風
手足も、冷たさを感じ始めるころとなります。
ぐぐっと寒くなること、自然はもちろん生物草花木川水土・・・
にとって大切なことなのであって
私たちにとっても欠かせない意味があるということ
【写真:京都大原】
今日も夏のように暑い?暖かい
半袖の方もちらほら
ですが、立冬の時季のことを
綴らせてもらいます笑
冬は陰となり、寒となる
内に籠ることとなって、支度準備となる
冬ならではの時間を受け入れて活用
冬の空間における動き
大切かつ価値あるものとして
過ごしてゆくことなのです。
自然も身のひとつと捉えていくことが
わたしたち日本人とされています
小春日和、冬ごもり、冬眠、冬支度、冬めく、冬の蝶
冬至、立冬・・・
言葉も移ろいゆく流れに乗り換えてゆく
刈り取った冬の田の情景の雰囲気
秋の野を跡に小春日和に寄り添う鳥
弱々しい陽射しが頼りの冬の花
目にうつる景とみえない匂いをしっかりと
自然からの知らせと予知に向き合いながら
美しいこの国だけの澄み切った、清らかな匂いがするのです
ことばの表情からみてみました。
日常の何気ない冬支度といわんばかりの親しみやすさと
立冬時季ならでは動き冬への流れをしっかりともっています、流れる感じ流動感。
流音多用高く、緊迫した表情ももっています。
緊張感「冬の気立つ」の言葉どおり、リズムが奏でているのです。
またスピード瞬発的な響きもあって、日の出入の時間でしょう
冬ならではの躍動、これは「っ」が全体に影響しながらも控えめになっていて
優雅さは添える感じ、紅葉へと誘うような流れる音も捉えています。
亡恩人が70年をも研究した理論は
ことばの音が作るイメージと、
それを伝える音の構造の関係を、音声学や心理学、言語学などを借りて明らかにしてきたそうです。
なぜそのようなことができたのか?
これは、亡恩人は、大正生まれであり戦前戦中そして出兵し
終戦後に生き
そして高度経済成長へと日本を復興させた世代であり体験者であること
さらに令和まで生きていたこと
この希少な体験は言葉の深みとなるのではないでしょうか
イメージは感覚的なものが多いため学問とはやや異なるものですが、
この亡恩人の分析や理論からことばを見ると、
文字中心で捉えられていたことばの奥に、
もう一つ別の秩序が存在していることがわかるのです。
日本の言葉は、唯一 音が大切であり
先人が守り続けてきた 大切なやまとことばなのです。
またも暑さ?暖かさが続くようです
どうか、皆さま
体調ご自愛くださいませ
【写真:なまえ香オーダーメイド お包み京友禅着物柄】
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