なまえ香のルンルン詩ことば

名前の響きから香を創るオーダーメイドなまえ香
大和言葉の響きをポイントに綴ることば。清々しい香が伝わりますように☆

立冬(りっとう)ことばおはなし

2024-11-12 21:05:31 | 私のなまえ香~調香師の詩~


りっと-(立冬)のことば

 

立冬

 

二十四節気の言葉の一つ

11月8日頃からの時季
23日の小雪までになります

 

 

冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也(暦便覧より)

       

 


日差しも弱まり、日暮れも早くなってきて

冬の気を感じるようになるころです。

いよいよ冷たい風
手足も、冷たさを感じ始めるころとなります。

ぐぐっと寒くなること、自然はもちろん生物草花木川水土・・・

にとって大切なことなのであって

私たちにとっても欠かせない意味があるということ

 


【写真:京都大原】

 

今日も夏のように暑い?暖かい

半袖の方もちらほら

 

ですが、立冬の時季のことを

綴らせてもらいます笑

 

冬は陰となり、寒となる

内に籠ることとなって、支度準備となる

冬ならではの時間を受け入れて活用

冬の空間における動き

大切かつ価値あるものとして

過ごしてゆくことなのです。

 

自然も身のひとつと捉えていくことが

わたしたち日本人とされています

 

 


小春日和、冬ごもり、冬眠、冬支度、冬めく、冬の蝶

冬至、立冬・・・


言葉も移ろいゆく流れに乗り換えてゆく

 


刈り取った冬の田の情景の雰囲気

秋の野を跡に小春日和に寄り添う鳥

弱々しい陽射しが頼りの冬の花

 

目にうつる景とみえない匂いをしっかりと

 

自然からの知らせと予知に向き合いながら

美しいこの国だけの澄み切った、清らかな匂いがするのです

 

 

ことばの表情からみてみました。

 


日常の何気ない冬支度といわんばかりの親しみやすさと

立冬時季ならでは動き冬への流れをしっかりともっています、流れる感じ流動感。

流音多用高く、緊迫した表情ももっています。

緊張感「冬の気立つ」の言葉どおり、リズムが奏でているのです。

またスピード瞬発的な響きもあって、日の出入の時間でしょう

冬ならではの躍動、これは「っ」が全体に影響しながらも控えめになっていて

優雅さは添える感じ、紅葉へと誘うような流れる音も捉えています。

 

 

 

 

亡恩人が70年をも研究した理論は

ことばの音が作るイメージと、

それを伝える音の構造の関係を、音声学や心理学、言語学などを借りて明らかにしてきたそうです。

なぜそのようなことができたのか?

これは、亡恩人は、大正生まれであり戦前戦中そして出兵し

終戦後に生き 

そして高度経済成長へと日本を復興させた世代であり体験者であること

 

さらに令和まで生きていたこと

この希少な体験は言葉の深みとなるのではないでしょうか

 

 

 

イメージは感覚的なものが多いため学問とはやや異なるものですが、

この亡恩人の分析や理論からことばを見ると、

文字中心で捉えられていたことばの奥に、

もう一つ別の秩序が存在していることがわかるのです。

 

 


日本の言葉は、唯一 音が大切であり

先人が守り続けてきた 大切なやまとことばなのです。

 

 

 

 

 

またも暑さ?暖かさが続くようです

どうか、皆さま

体調ご自愛くださいませ

 

 

 

 

 

【写真:なまえ香オーダーメイド お包み京友禅着物柄】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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満月のことば・17日

2024-10-17 09:45:27 | 私のなまえ香~調香師の詩~


比叡山から月が彩雲を纏いながら

満月の姿へ 煌々と


10月17日は満月とのこと

別名は、17日の月、立待の月 ともいいます。

 


まんまるお月さんは、同じように見えていそうですが

日時によって、位置によって それぞれ名前があります。


いろいろとたくさんございまして、ちょっと複雑?!
ですが、知っておくと俳句や歌に出会ったときに、美しく想像できて感性が刺激されます

 

 

 

月は 日本の三大風景のひとつ

雪・月・花

 

 

自然暦の古代、月は灯りであり、時計であり

体内リズムであり、心のよりどころともなって

大切な存在でした

 


詩歌にも詠まれ

物語の背景が美しく引き立ててくれる


特に平安時代は、歌がさかん。

この時期 月があの人、この人と・・

描かれていたでしょう


「月」は、陰であり

つきよみのみこと

 

天照大神さんは太陽

 

月は夜であり、月の夜に動く

月の光は人の心を怪しいほうへ誘うものと、
「月を見てはいけませぬ~」という説もあったとのことです。

 

夜は、寂しさ悲しさの感情が高ぶりやすい陰の時間となる

さらに月をみると感情が深まり増してくる

嫌なこと、悪いほうへと考えやすくなるから

気を付けてねという意味なのかもしれません

 


満月(まんげつ)
言葉の表情からみてみました

 

月の清さは秋といわんばかりの

秋の清らかな風情を捉え、優雅な表情をもっております。

陰陽の陰の丁度いい明暗と穏やかな音色をもち

四季の移り変わり時に相応しい響きであります。

安らかなまるみのあるかたち、そして煌々とした明るさと

そこからひろがる月光開放

満月は祈りでもある躍動のリズムも捉えられています

 

 

ゆかしくも、ぬくもりが引き立つ匂い

清らかな香りの後に、穏やかな香りが

弧を描き包みこむような

しっとり月が動くように香しさが伝わる

満月という香りは

この日だけの香り

 

 

 


詩情、風情あり情緒添え
はては古代か実は近未来かのように
変わらない空の生命力を感じます。

 

 

まもなく秋土用 季節の変わり目

ご自愛くださいませ

 

 

 

お1人つずつあなたの名前の響きを捉え

香を創ります

香メッセージもお1人ずつ

文章を綴っております。

お手紙のように

オーダーくださる皆さまが

よりよい日々となりますように 願いをこめて

 

 

 

お1人つずつ

あなたの名前の響きを捉え

香を創ります

 

調合も時間を

 

香メッセージもお1人ずつ

文章を綴らせてもらっています。

何度も直したりするのです

ラブレター

お手紙のように

 

 

そのため、お時間は1週間は

見てもらっております。

 

オーダーくださる

すべて皆さまが

 

よりよい日々となること

心に潤いや元気を

 願いをこめて

 

なまえ香

 

 

 

 

 

なまえ香ギャラリー展は19日まで

紙の温度

名古屋市熱田区神宮二丁目11番26号

 

 

 

 


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私のなまえ香二百九十六 素知らんと朱色黄色の曼殊沙華我美しと黒アゲハ蝶

2024-10-10 22:01:19 | 私のなまえ香~調香師の詩~

素知らんと朱色黄色の曼殊沙華我美しと黒アゲハ蝶


そしらんとしゅいろきいろのまんじゅしゃげわれなまめかしとくろあげはちょう

 


歌を詠んでみました

いかがですか

 

 

曼殊沙華=彼岸花は、秋の花
秋のお彼岸の花

 

二十四節気「寒露」に入りました
今も優雅に堂々と曼殊沙華が咲いており、溢れてきそう

そこに黒アゲハが「見つけた!」とやってきました

 

幸運を運ぶ黒アゲハ蝶 

蜜を吸っているのでしょうか楽しそうです

 


花の色と蝶の色
朱色、黄色、黒色が美しい

 

朱色の曼殊沙華
黄色は彼岸花の名が相応しく感じて
特に黄色肌色は夜も灯のようで明るく感じます。

 

 

10月8日頃から「寒露」
露から霜へと変化し、冷気になって草葉にも霜が宿るころ
今年は、残暑秋夏が行き交い戸惑い
時節どころではなく、またも残暑がくるようです

 

曼殊沙華(まんじゅしゃげ)と彼岸花(ひがんばな)
言葉の表情からみてみました。

 

どのような響きのイメージをもちますか?

 

驚くことに対照的で、

「まんじゅしゃげ」は、安らぎや奥ゆきのある優雅な感じ
       静の響き、穏やかさがあります
「ひがんばな」は、賑やかで親近感が引き立ち、溌剌とした感じ
       優雅さもありますが、動きのリズム

 

場面や時間によって、畑や田の近くは「彼岸花」が親しみを
寺院は「曼殊沙華」でしょうか。前後の言葉にもよりますが
響きから言葉を知ることも、楽しいと思います。

 

優雅な香りに包まれた

2種の秋の香しさがします

 

 

 

四季の流れは、微かな変化で紙一重

日本ならではの穏やかな音色に澄ませるようにこの香しさは希少なほど。

 

そして、香りも繊細
波動が香りを運ぶので変化も著しい。またその時の心持ちによって違いを感じることもあって、ご自身を主に香りを感じます。

自然の香りを知ることは、主を空間にして、自分は客観的にならないと伝わらない
難しいものです


なまえ香は、大和言葉祖語の表情から捉えた理論体系もとりいれることで
客観的に仕立て、手作りで調合します。

 

 

あなたご自身ならではの香りを

深く感じていただくために

 

【写真:なまえ香オーダーメイド秋限定と菊香袋】

 

 

 寒さ暑さと変わる日々・・

体調ご自愛くださいませ

 

 

 


ご来廊御礼/19日まで ぜひ遊びにきてくださいませ





名古屋市熱田区神宮二丁目11番26号/紙の温度

なまえ香オーダーメイド期間中受付

 

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私のなまえ香二百九十五 ゆかしくも月は秋に名月は清かなり

2024-09-17 21:27:19 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

ゆかしくも月は秋 名月は清かなり

 

ゆかしくもつきはあき めいげつはさやかなり

詩を創ってみました

いかがですか

 

ゆかしい月は、やはり秋なのですね

名月は、さらに澄みきった月で

月から地球が瑠璃色であることを教えてくれるようです。

心も清かなり、香りづくり、言葉づくりの上達を

今宵願いこめて

 

 

 

月といえば秋
秋は月のお月様

 

そして、1年中でいちばん澄んで美しい月

「中秋の名月」別名は名月

 

今宵の月が最も美し

そして、この月を引き立てる
秋草 すだく虫
そよぐ風に寄り添う音色


月明りに削ぐ匂いや雰囲気
清らかに重なりあふ香しさは
焚きしめた香の余韻でしょうか


 

 

古代より、雪月花は 日本三大風景
そのひとつ 


和歌を詠みながら、月は祈りとされていました

 

私たちの身体そして心のリズムやゆらぎは
自然と重なり合っているようです。

私たち祖先は、本来のリズムと流れる時間の中で
心地よく生きていたということが
古代の詩や歌から感じることができて、伝わってきます。

 

 

 
ちりりりりんりん 流れ星かなこの響き

りりりりり 鈴虫かかんたんか 秋の虫

ササササラサラ 秋草すすきのそよぐ微かな音(ね)

 
 

月(つき)は陰の象徴で 

静なる美
今宵の月でれば「十五夜」「良夜」
折角の名月が、雲に隠れてしまい見えなければ「無月」

  
日本情景ならではの名前や言葉が存在していて
1つの言葉に込められた画が、ことばの響きや音にのせてみせてくれるのです


 

名月は、収穫を祈り ススキやお団子を供えて
お裁縫、今でいいますとハンドメイド手作り?上達なること
と風習もこめます。

 


まだ暑さも続きます、体調整えてくださいませ。

 

 

 

 

 

なまえ香ギャラリー展ご案内ご案内

 

紫式部と香人たち

ー源氏物語となまえ香ー

 

会場:紙の温度(名古屋市熱田区神宮前)

会期:10/-10-19

 

むらさきしきぶ、ひかるげんじ、ふじわらみちなが

せいしょうなごん

それぞれのなまえ香を創ります

 

ご来場みなさまには、香りをご体感いただき

どれが好き?嫌い?

選んでみてね参加型ギャラリー展です

 

 

ぜひお子さまからご年配方まで

いろんな方にご覧いただきたいです。

 

手作りでお創りしてお待ちしています

 

 

 

 

 

 

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秋の海のことば

2022-10-24 11:06:11 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

天高い秋の空

音の響きが澄み切った空を打ち破るように鋭かったり

冴え拡がるほどに、草木葉の薫りが染み入ります

 

いつもなまえ香のブログを読んでくださいますかた

ありがとうございます

 

秋の海

もうすぐ海が見えてきますよ~と、

言わんばかりに

磯の匂いが伝わってきて海一面の景となります。

 

秋と海、季節にずれがあるような言葉ですが、

季節のことばとして、秋は「秋の海」

特に今年は、海辺が心地いい感覚。

 

収穫したばかりの林檎をデザートにする秋に

金木犀の香りが満つ町や寺院であったり

四季も戸惑い、でも奏で合ふ美しさ

 

 

そして変わらずも、

天や風そして植物や香りが

四季の移り変わりをしっかりと表現してくださります

 

 

四季を感じ楽しむことができること

自然は強くて優しいものです

 

 

 

秋の海、秋の波、秋の浜

爽やかになる空間。

 

秋の海(あきのうみ)

言葉の表情からもみてみました

 

 


普通の言葉ではありますけども、

「あきのうみ」にさまざまな言葉を添えることで

素敵な景色が仕上がるかと思います。爽やかな海の様子を感じるように、

新鮮で澄んだ開放感ある表情も捉えています。

しっとりとした落ち着きも、優雅さも無しですけども親しみのある音がバランスよく表現され、

誰もが爽やかに開放的になれる響き

どのような言葉が添えられても、リズミカルに躍動できるような

後味のないすっきりとした感じがします。

 

 

 

 

遠方から感じる秋の香りに

「海」や「川」「浜」

いろんな景色それぞれの香りがまた繊細に違って、

学びになる貴重な時間をいただきました。

 

 

 

お一人ずつしてさせていただく

なまえ香

 

 

五感を研ぎ澄ます

呼吸と風と自然と。

 

 

 

 

 

はじまりの音
はじまりの音 - ことばの音色が好き。幼い頃からことばに支えられました。

意味は解からなくともその言葉一つ一つにリズムや音、文の連なりに色や音を感じたものです。

 

 

あなたの名前で香を仕立てる

オーダーメイドなまえ香

 

 

 

徳川美術館「徳川香」販売はじまりました。

 

 

 

 

 

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秋分(しゅうぶん)ことば

2022-09-23 21:06:31 | 私のなまえ香~調香師の詩~



秋分(しゅうぶん)

 9月22日~24日頃

 23日 秋分の日

 二十四節気の言葉のひとつ 「秋分しゅうぶん」

 

"陰陽の中分となれば也"(暦便覧より) 

 太陽と月の時間が半分こ。

この日、時間は昼夜がほぼ同じ。

 

 

今年23日は、台風や大雨で太陽の姿わからず、月も観えぬとなりましたが 

秋彼岸の中日でもあって、祖先を敬い亡くなった人たちを偲ぶ時 

天候晴れでなく、台風という模様となりました。

ですが、お彼岸さんはまだ続きます♪

 

秋分は、仲秋

暑さ薄れ、朝はやや冷たさを感じはじめますよというお知らせ。

古代祖先はじめ今もなお、農作物も収穫を終えつつ

少しばかりゆっくりしながら、農道はじめ墓地には、彼岸花(曼殊沙華)も ちらほらと。

 

お目見えの美しい情景は、今ならではの空間たる香り☆

 

 

「しゅうぶん 」

言葉の表情からも捉えてみました

 

 奥ゆきのある不透明な表情も捉えながら、爽やかな秋ならではの新鮮な風情の 音色もみられます。

ウ・オ音の連なりによって揺らぎのない落ち着いた感じが響きとなって表現されていて。 

静粛した心地よい風の音のような、でも重々しさが安定感となって

時代を超えて存在する 節気ならではの言葉の表情を捉えていると改めて感じました。

 

 

 

 

何気ない寒暖差が体調へと影響しますので、ご自愛ください。

 秋の食べ物で整えてくださりませ☆

 

 

 

オリジナルの香り販売はじまりました

徳川美術館さんと共に

徳川の香を創らせていただきました

 

 

 

『オリジナルの香り「徳川の香」販売お知らせ』

『オリジナルの香り「徳川の香」販売お知らせ』

 いつもブログをご覧くださってありがとうございます  9月も半ばすぎ、台風もあけてぐぐっと秋。涼しさも少しずつ感じはじめました。  気温変化に体調ご自愛くださ…

私のなまえ香 ~調香師の詩~

 

 

 

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なまえ香

 

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さわやかさやかの言葉

2022-09-06 22:26:32 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

さわやかとさやかなことば

 

さわやかさやか

さやかなりは、清かなり。

 

「さわやか」の響きもいいけども、

「さやかな」の放たれる音とリズムのほうが、

心地よく感じるこの頃

秋の空間にいるからでしょうか。

 

 

「さわやか」も、「さやか」も

清かにはっきりとした秋ならではの言葉で

音も声も澄み切っていることを表す意味。

 

それぞれ描かれる景色や場面によって、

繊細なリズムと響きを感じます。

 

 

「さわやか」「さやか」

言葉の響きからもみてみました♪

 

 

 

さわやかもさやかも

どちらも日常に、身近に親しみやすい表情がしっかりと捉えられています。

誰もが五感はもちろん感覚へと伝ってくる情緒ある響き

どちらかというと、

さやかのほうがはっきり清らかに際立っていて

そこに澄み切った品ある響きが波打つように心地よく染み入る音。

さわやかは、少しざわついた音も含みながら、素直な響きが引き立って

情緒誘う余韻があふれている感じ。

苦や悲しみを乗り越えた濃くのある さわやかという表情ある響きです。

 

 

それぞれの情景が綺麗に引き立っていて、

この年の匂いや香りが新鮮に感じます。

 

 

もうひとつご紹介したい「さやけし」

明るくて清々しいの意味の古語のようです。

 

夜にお似合いかと。

秋は月が美しいのですが、月影や月光の影の美も。

 

それぞれの心にそっと

秋の空間を

 

 

季節変わり目、夏の過ごし方によって陽を失ってしまい・・疲れがでる方も

本格秋に向け体調大事くださいませ。

夏の暑さに負けずと、体調管理をされていた方たちも

過ごしやすくなる収穫の秋へとなりますよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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処暑「しょしょ」ことば(二十四節気)

2022-08-25 08:59:41 | 私のなまえ香~調香師の詩~


処暑「しょしょ」

8月23日からの時候、二十四節気のことば。

 

暑さやわらぎ、秋めいてくるころとなります。

ですが、まだ暑さたっぷり

そんな中、稲は秋色へ空は秋雲に変化してきています。

 

いかがお過ごしですか。

 

 

この時期は、子供の成長を願う「地蔵盆」のお祭も。

赤いエプロンかけたお地蔵さんも、微笑みが満ち溢れます♪

 

涼やかな風、そして虫の音もはじまり

秋の夜の、ゆらぎの音(ね)として、

心地よくも、静かに五感を研ぎほぐしてくれます。

 

虫の音が心地よいという体感は、

日本人ならではの特別な感性といわれています。

日本語(大和言葉)の響きと、どこか繋がっているのでしょうか。

 

 

「しょしょ」言葉の響きからも、捉えてみました♪

 

奥ゆかしくも喜怒哀楽が、大らかに動きなくも揺れる感じ。

爽やかな秋の風情を捉えながら、しっとり優美な響きは

落ち着いた余裕のある人のような音。

移ろいゆく流れに相応しいほどの落ち着き。

その雰囲気に、安心という表情が添えられて。

 


変わらずとも、朝夕の涼しさそして虫の音にほっとする安心感。

自然は大丈夫、元気でお変わりありませんよと

伝えてくださってるような(ほっ)

 

晩夏、ひぐらしの音に後ろ髪ひかれながら・・

 

 

 

処暑は、台風が多い時期。

夏の疲れも出やすくなります、

健やかにお過ごしくださいませませ。

 

 

2022年 処暑ことば 

 

 

 

【写真:なまえ香オーダーメイド 贈り物用 鈴りん+凛】

 

 

 

 

 

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七夕(たなばた)のことば

2022-08-04 22:42:29 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

七夕(たなばた)ことば

季節は秋、七夕の言葉。

 

七夕は、陰暦7月7日として知られていますが

旧暦は、秋の時季で 2022年は8月4日で、七夕になるとのことです。

 

風物詩のひとつ

仙台の七夕祭は、

太陽暦にあわせた日の8月7日となっているそうです。

 

 

七夕(たなばた)は、

江戸時代には、五節句の一つとされていたそうです。

 

太古から、学問や芸事などの上達を願う日☆

笹竹に詩や歌を書いて。

香を焚かれつづける七夕の香を「星の薫物」として

星を紡ぎ、空へと願いをこめていたそうです。

 

七夕(たなばた)

ことばの表情(音・響き・リズム)から捉えてみました♪

 

 

 

まるで、夜空に輝くお星さまたちとの情景にぴったりな表情です

 

煌々とリズムよい光、程よい刹那たる星たちの動き

流れ星の瞬発的な時間の音色が表現されています。

 

ほんのりと、空想的な古代からの時候と風習が

からみあう明白で、優雅な七夕ものがたり。

何より、日本ならではの棚機女の巫女の存在が見え隠れするような

和やかな女性の数字、その音が捉えられています。

可愛らしくも甘やかな雰囲気と、すっきり解りやすいバランスのよさを感じます。

 

 

優しくきらきらと輝く音色、邪魔しない美

七夕の空間に、そっとした静かな香りがします

 

 

 

そして、七夕ならではのことば拾いご紹介

・洒涙雨(さいるいう)

この日の夜に降る雨の名前

 

・星合(ほしあひ)  ・星迎(ほしむかえ) 

・星今宵(ほしこよい)・織女(しょくじょといいます)

・天の川 ・梶の葉 ・ 硯洗(すずりあらい) ・流れ星 

 

 

さらに、少しだけ言葉づくりを

・歳月の綻び(ときのほころび) ・星恋  ・星の奏  ・8月4日の願い ・

 

 

今宵の夜空はいかがなりましょうか

 

 

 

 

大切な人へのお誕生日プレゼント

もちろん、ご自身のためにも

あなたの名前で香を創るオーダーメイド

なまえ香

 

 

 

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蓮の花ひらくことば~国宝と蓮の花~

2022-07-20 11:34:57 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

はすのはなひらく 

 

 

猛暑続き、23日には大暑になりますけども

7月12日~14日の時候

蓮の花ひらく(七十二候のことば)

 

いま見頃になりました

暑さが少しばかり・・

ゆるむような涼やかさをも感じさせてくれます。

 

レンコンのお花さんのこと

紅色、白色の華も美しく仏さまの傍にと見かけるお花

 

お寺さんにも蓮の花、蓮はな田ひろがります

 

 

香りもよく、夜明けと早朝に開いて

昼前にしぼむとされていますが、

昼間に開いている蓮の花もみかけますので、ぜひ気にして観てください

 

 

高田本山専修寺さん(三重県) 

蓮の花オーナー制度に参加しました

 

 

 

 

 

曙蓮をお願いしまして、

花開きました

お披露目

 

 

 

もう花咲き尽くし

終わりのはじまりのようですが

 

蕾んでいる苗もありましたので、

美しく花開くのかと思います。

 

曙蓮は、やさしい色目

 

▼もはや散り際です・・・


そして一句(恥)

蓮の花ひらくる影に蕾あり

 

 

▼蕾み、こちら早朝はて夜に美しく花開いているのかと思います

 

 

そしてもう一句(恥)

吸い込まれそうな蓮の葉緑濃く

 

 

 

雨上がりの、蓮の花や蓮の葉もいいものです

(葉が私より大きな?)

 

 


蓮の花は、

夏のことば

古語は、はちす

 

  別名  はちす  蓮華(れんげ)

 

言葉の調べ(音やリズム流れ)によって、

言葉を使い分けながら

情景や情緒を伝えます。

 

 

はすのはなひらく

言葉の表情(音・リズム・響き)からみてみました

 

 


ためらいある表情の中に、純粋な音や豪華な響き

神秘哀愁の情緒も捉えていました。

 

陰陽の陰の音が多く安定した表情は捉えにくいのですが

それを超え、奥ゆきある静粛さといいましょうか

透きとおった、清楚な美をもみえてきます。

 

 

蓮の花の姿見を描くように、

蕾から花開く状態

天へと伸びゆく蓮の花の清々しさ

 

これら8拍の音がリズミカルに折り合って

情景や情緒の美を捉えることができています。

 

 

はすのはなひらく

まるみたる安らぎが優雅に響き

濁りのない、清い心もちに誘ってくれるような香りがします。

 

 

#五感を研ぎ澄まし、清らかな香しさを

 

 

 

酷暑そして湿度・・温度差に負けませぬように

ご慈愛くださいませ

 

 

 

 

なまえ香、あなたの名前で香を創るオンリーワン、オーダーメイドブランド

 

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