ナキムシの泣き所

ニコニコ最底辺奏者のナキムシのブログ。

シャーリーについて。

2008年07月09日 00時58分11秒 | ニコ動
どうもナキムシです。

今回はシャーリーについて。

シャーリーを追悼して「晴れのち夏の雨」を弾いてみた。


シャーリーを追悼して弾いてみた今回の動画ですが、
何から書いて良いのやら、、、、。
アニメの中の出来事だってのになんだかそれを上手く受け止められなくて
未だに呆然としてる自分がいたりします。


シャーリーは、ギアスの中では常に穏やかな日常の象徴であった訳です。
例えば1期の第1話。
ルルーシュがブリタニア軍に包囲されて身を隠しているときに
突然かかってくる電話。
ルルーシュはあわてて切るけど、時既に遅く、軍に発見されてしまう。
その一方でシャーリーはのんきとも言えるぐらいの調子で
「切っちゃったよルルの奴ぅ!」。
これは個人的にコードギアスの二面性を端的に表している名シーンだと思うのです。
戦場の中に身を置いて戦うルルーシュと、
学園の中に身を置いてルルを心配して電話をかけるシャーリー。
電話一本を挟んでコードギアスの明と暗、陰と陽がつながっている。
その「明」、「陽」、の側の象徴がシャーリーを筆頭とした
リヴァルやミレイなどの生徒会の人間たちだった訳です。


それと、シャーリーはナナリーと並んで「純粋さ」の象徴でもあります。
ルルーシュの事を好きになった後、
二度も記憶をいじられたのにそれでもルルを好きになったシャーリー。
自らの父を死に至らしめた張本人だというのに、それを赦したシャーリー。
彼女の中にあるのはただただ純粋にルルへの想いだけであり、
その点に置いては常に人を欺き続けるゼロとの対称でもある訳です。
もっとも、ルルーシュの願いそのものも
「ナナリーの望む世界を作りたい」「母の死の真相を暴きたい」
と、一貫してはいるのですが、
一度も嘘をついた事のない純粋なシャーリーと、
嘘を嘘で塗り固めて生きているゼロ=ルルーシュ。
こういう点から見るとコードギアスというストーリーは悲劇とも言えます。


そのシャーリーが死んでしまった事で、物語は今後二度と逆戻りできなくなります。
ユフィが死んだときもそうだったのですが、今回はその比ではない。
彼女はルルが自らの手で殺めたのに比べ、
シャーリーはルルのギアスも空しく死んでいってしまった。
ルルが戻るべき安らかな日常が、壊れてしまった訳です。
ここからがまさにルルにとって「王の力によって孤独になっていく」
過程なのかもしれません。


シャーリーの最期の言葉。
それは、自分を巻き込んだルルを恨むものではなく、
ルルに対する想いと、
彼を赦すという想いと、
彼を守ろうとするあたたかなものでした。
(あかん、、、書いてたらまた泣きそうになってきた、、、。)
これこそシャーリーの本質だったんだと思います。


ナキムシはヘタレなので
どんなストーリーもハッピーエンドで終わって欲しいのですが、
コードギアスはとうとうそれが無理になってしまいました。
シャーリーの幸せはもう二度と訪れる事はないですが
(あるいは最期をルルに看取られて幸せだったのかも)、
この物語が一体どんな結末を迎えるのか、
しっかりと見届けようと思います。

シャーリー、
今はどうか、
安らかに、、、。


ナキムシ

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