中山ミシンのブログ

高知のミシン屋です。どうぞよろしく〜(´∇`)

修理を教わりました

2019-05-30 21:01:46 | ミシン修理
この前お預かりしてたジャノメJC570DX。
針と釜のタイミングのズレでしたが私も初めてのパターンです。

こういう風に釜が動かないように止めておいて、はずみ車を通常とは反対側に回すと直るようです。



しかしこれでは再び同じ状態になる事もあるんだとか。
なので昨日来られてた本社の方に私も教わる事にしました。



モーター上部にあるこちらのネジを緩めて⬇️



はずみ車を回しながら、奥に見えてる歯車がひとやま回った所でネジを締めます。
その時にはずみ車の動きが重くなりすぎてもいけないけど、軽すぎてもいけないみたい。
もしも工場送りにした場合はその重さを測る機械があるようですが、自分で直す時は手で回すしかありません。
微妙な感覚は経験積まないといけないなって思いました。

歯車の動きとはずみ車の重さを見ながら、縫い目の粗さを最大にして送り歯と針の動きのタイミングを見ます。
何度かやってる内にそれが合ったら



ジグザグ振り幅を最大にして、普段通り釜の下部でタイミングを合わせます。



全てが合ったら組み立てて試し縫いしてみました。



バッチリ直りました。

今回は教えて頂いたけど、自分でもやってみなくちゃ。
新しい事を覚えるのは楽しいけど、まだまだ知らない事はあるかもしれないなって思った事でした。