こんにちは中山いくみです

日本共産党の福岡市議会議員(早良区)の活動や日頃感じていることを書きます。

こども病院問題質問報告

2011年06月20日 | こども病院
本日10時半より、質問を行った。166名の傍聴者を前に、高島市長の許し難い人工島移転に対して市民の声をぶつけた。「オープンに議論をした結果」という高島市長。オープンに議論された中身とかけはなれた結論を出したところが大問題なのだ。しかも防災の専門家の意見は都合が悪いことは無視し、都合のよい意見だけ採用する、こんな姿勢を浮き彫りにした。唐人町周辺につくるとしている「新しい小児科」については何も具体的なものはないのが明らかとなった。市民団体による新たな署名が始まる。

こども病院問題市長が会見

2011年05月25日 | こども病院
昨日、新病院の整備地について、市長は人工島に決定すると発表。併せて地域医療の空白を生まないために現在地もしくはその周辺に小児科をつくることを医師会が受け入れたことも発表した。
具体的には成人病センターをこども病院の現在地に移転した上でその中に小児科をつくる案を医師会長が説明した。
この案は、人工島移転反対の幅広い市民の声に応えない点で認められない内容だ。あたかもこれまで指摘され続けてきた災害に弱い、西部地域の小児医療が壊れる、交通アクセスが悪いなどなどの問題をクリアできるかのように言っているが、本質は先延ばしにされ、元の案で見切り発車するものである。調査委員会の意志を十分くんだとも言えないものである。
また決めるプロセスについて、高島市長自身も大きな過ちを犯すものである。なぜならば、病院事業運営審議会にもはからず、議会にも相談なく、「新病院基本構想」の根幹の変更にかかわる重大問題を市長の実質独断で発表したからである。
記者にペーパーも配布せず、記者会見というやりかたの異常さにもそのおかしさがあらわれている。
詳細は6月議会をはさみ、論戦、市民に明らかにしていきたい。

こども病院人工島移転の断念を市長に申し入れ

2011年05月24日 | こども病院
共産党市議団は昨日、高島市長宛てに申し入れを行った。山崎副市長が対応した。申し入れでは、調査委員会において、決定過程に問題があったことが指摘されたこと、震災を経験した宮城県立こども病院院長が、人工島が最も危険だと指摘したこと、そもそも市民の多数が反対していることなどを示し、計画断念を求めた。また、現地建て替えは困難という意見があったことについては、構想自体が過大な病院になっていることが土台になっているからだとして、基本構想自体の撤回を求めた。
副市長は、しっかり市長に伝えることを約束した。
市長が市民の多数の願いを裏切ることは許されない!

こども病院移転計画調査委員会終了

2011年05月17日 | こども病院
5箇月の調査を終了した調査委員会。報告書が市長に手渡された。
人工島への移転決定過程の妥当性を検証することが主な役割である委員会。結論をひとつにまとめることにはならなかったが、真摯な議論には敬意を表したい。妥当性があったか無かったかという二者択一で数の集約をすれば7対3になるというのがメディアの報道だが、議論の過程で、「1、5倍水増し問題」については「根拠がなかった」と厳しく断じられ、報告書にもその旨が記載された。市民の感覚に近い意見が盛り込まれたのは画期的だ。
移転候補地については各候補地の比較検討まででどこが最適か踏み込まなかったのは物足りない印象を拭えない。しかも必要な敷地面積を検討する際、現計画の260床を前提にしたことも問題だ。福岡のこども病院にはその歴史と役割がある。過大な病院はいらない。そう考えると、現地建て替えも十分可能だ。工事の長期化、騒音などの課題は、受認できない範囲ではない。多くの病院が現地建て替えをやっていることがそのことを証明している。受認できないのは、多くのこどもがいざという時通えなくなる、地震で孤立する、そんな病院になってしまうこと。これまでの小児医療のネットワークが壊されてしまうことだ。人工島は許されない。
市長の判断は6月7日までになされるが、注目される。現地建て替えを求めたい。

こども病院は現地で建て替え

2011年03月31日 | こども病院
人工島移転などとんでもない。私の議会追及で明らかとなった現地建て替え経費水増し問題で市民の怒りがひろがり、30万筆の署名が集まり、市長を変える力となった。現在調査委員会で議論され、人工島移転計画を押し戻している。何としても現地建て替えを実現するまで頑張りたい。市民とともに