中原小保健室ブログ

人吉市立中原小学校保健室のブログです。
養護教諭の目から見た子どもたちの日常をお届けします。

学校は、今朝も霧の中です。

2011-12-14 10:39:53 | 日記
人吉は、この季節、霧が名物でもあります。
中原小学校も 幻想的な世界に包まれます。


今日も、11時を過ぎてからゆっくり、霧が晴れていきました。
霧がかかるときは、お天気がいい日だと言われますが、
私は、いまだに雨が降るんじゃないかしらと
不安になります。

子どもの頃から、市内にお住まいの方たちからは、
高校生の頃、朝霧の中を自転車で通っていると、学校に着く頃には、
髪の毛も制服も、ぬれてしまうほどだったとよく聞きます。

冬になって気温が下がるとよけい濃くかかる霧。
山口の瀬戸内出身の私には、きれいな景色に見えるとともに、
ああ、この季節が来ると、洗濯物が乾きにくいんだよね~。・・・・とも思います。

夕方も霧が出るので、帰宅してベランダから洗濯物を取り込む時には、
また、しっとりしているわけです。


ここ数日、冬の寒さがやってきていますね。
子どもたちにとっても、カゼをひきやすく、体調をくずしやすい時期になりました。

毎日「ノドが痛いです」「気分が悪いです」「きついです」
と来室する児童も、増えてきます。

来室する児童に、「手を洗ってる?」「ハンカチ持ってる?」
と必ず聞きますが、残念なことに、ハンカチがポケットに入っているお子さんは、
ほとんどいません。

ウイルスや細菌は、ほとんどが、自分の手から体に入ってきます。
手洗いのポイントは、洗い方と洗った後の素早い乾燥なのです。
つまり、濡れたままでは、洗う前よりも細菌やウイルスが手に着きやすくなるだけで、
手洗いの意味をなさなくなるのです。

ハンカチを持ってきていても、
「カバンの中に入っていますよ!」
「いつもちゃんとつくえの中にあります!」
と胸をはって言う子どもたちに、
「すぐ使えるように、ポケットに入れておくのよ。」
と何度言っても、必要感のないお子さんには、伝わりません。

病気の原因は、ウイルスや細菌ですが、
それを予防する力は、私たちの考えの中や、知識の中についていきます。
大人の経験や知識を、学校と家庭が連携して子どもたちに伝えることが大切ですね。


最近保健室では、体調が今ひとつ戻っていないお子さんが、
体育など寒い中での見学をさけ、保健室で一人、もくもくと学習を することがあります。
それは態度もよく、しっかり集中して学習しています。

あまりにもすばらしいので、ブログに登場していただきました。


話は、変わりますが、
昨日、工事途中の校舎、C棟内部の見学をしました。

靴箱も、高学年の大きな靴がちゃんと横に並べられるように大きくなりました。


鉄骨ブレースがしっかりと入り、耐震補強もばっちり!という感じデス。


階段の壁は、明るいクリーム色と淡いミントグリーンのツートンカラーです。


廊下も明るくて、広く感じます。


教室の窓は、強化磨りガラスです。割れにくい、安全性の高いものになっています。


広々とした空間が広がる教室は、腰板が貼られており、とても明るくなっています。

来年校舎の工事が完了し、子どもたちの姿がここに入ることを想像すると
なんだかワクワクしますね。

完成まであとわずかになりました。



カヌー大好きママでした。