小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第444回小麦句会投句一覧(選句締切1/7)

2021年01月02日 08時46分12秒 | 1日句会
明けましておめでとうございます。
静かな年明けになりました。
これがコロナウイルスのせいだと思わなければ、穏やかな気分を味わうことができるのですが。
これからの一年、さらにいろいろなものにきちんと向き合っていかなくてはならないのではないかと・・・・。
良いことも悪いことも乗り越えれただの記憶の一部。
これからも小麦句会をよろしくお願いします。
 
 
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★投句一覧★

歳晩のワクチンを待つ街灯り   

歳晩のエスカレーター無口なり  

山眠る骨組みで昼餉を食べる人  

音のない星の一つと化す寒暮   

凧の糸たぐれば父のいない朝   

極月の無人の街の低き空   

除夜の鐘消えて地球の回る音 

夜もすがら初荷の届く錦町  

寒灯の一斉動く銀の都市   

冬木立さあ踊ろうとざわめける  

ひと気なきターミナル駅去年今年    

人類が試されしまま年暮れる  

新しき年匂い立つ街無明  

ビル煌々冬の都会の闇深し 

峠から無人の街へ雪ばんば 

冬ざれの日本に街の灯煌々と

冬青空市電はビルに飲み込まれ

聖樹止み祈りを聴き合う冬欅 

階上にほうら聞こえる年の暮 

たちまちの足場解体昏れ早し   

去年今年ノー・プロブレム成らぬ國     

汁だくで頼む牛丼年つまる   

わがかほの露見(ばれ)れて頬笑む初句会 

街の灯へ滑る階段年惜しむ  

ゆけゆけどエスカレーター冬銀河

乗初や雲間にひとつ昼の月   

近づくと動く階段冬あたたか  

裸木の欅に石を投げる人   

点りをるnursestation寒時雨 

乗り継いで来て買初めとする句帖  

去年今年黄色信号明滅す  

冬木の芽ふるさと遠くありにけり 

白い息空に消しつつさあ出勤  

晦日の満月欠け逝く店舗かな  

街の灯に影濃く淡く枯木立   

街抱く神の掌淑気満つ   

元日のアリスは不在上野駅 

病院は休むことなき大晦日 

水彩の指に切り取る枯木星 

ぎくしゃくな自分の姿冬灯 

新春の都庁コロナの徹夜組 

年明けて華やぐ筈が自粛中 

 

★選句要領 

 

選句数6句(うち特選1句)

 

締切 1月7日(木)24時

 

選句コメントをつけて送ってください。

 

選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています

 

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