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内藤典彦のコラム&ダイアリー

Column&Diary

独り言コラム 005「欲張りは自滅する」

2005年11月07日 | Column

独り言コラム第5弾!
タイトル「欲張りは自滅する」

時間がある限り、色々な事柄について自分が思うことなど
「独り言コラム」を執筆しております。あくまでも独り言です!


独り言コラム 005
 「欲張りは自滅する

芸能界のある先輩と会話した内容を思い出した。

その先輩とは、ご自身がメインを務めるバラエティー番組など
週7、8本のレギュラー番組を抱える超売れっ子タレントの先輩で、
焼肉屋で酒を飲みながら会話したことを思い出した。

その先輩は「欲張りは自滅する」と話してくれた。
例えば120パーセントの笑いで番組を作ると、
確かに面白い番組が出来るが、
視聴者は必ず次は150パーセントの笑いを求めてくる。
そして150パーセントの笑いをやると次は200パーセントの笑いを期待する。
そこで120パーセントの笑いをやったところで視聴者は
“期待はずれ”“つまらない”と感じてしまう。
だからと言って常に120パーセントの笑いをキープした番組を作ると
視聴者はワンパターンと感じて番組が飽きられてしまう。

この先輩は欲張らず100パーセントの笑いで1回目の番組をスタートさせて、
2回目はあえて80パーセントの笑いに抑えておく。
そして3回目の放送では120パーセントの笑いで番組を収録して、
次はまた80パーセントの笑いに抑える。
そして時期をみて150パーセントの笑いを打ち上げ、
次は100パーセントの笑いで番組を作る。
しっかりとしたメリハリを計算して笑いをやることによって
飽きの来ない番組が仕上がると言っていた。
本当の大爆笑番組はたまにあれば良い。
また、たまにあるから視聴者は続けて見てくれる。

そして80パーセントの笑いに抑えている時も決して手を抜いているのではなく、
新たなトークの展開や今までとは違う笑いの運び方、
また新ネタなどを実験して時代の空気を試してみると・・・。
確実に笑いを捉える時と、笑いを実験する時と・・・。
笑いの“失敗と成功”と“実験と方程式”とを使い分けて・・・。

この先輩タレントは常に実験と失敗の繰り返しで芸を磨いてきた。
僕の身近な友人(劇作家)が執筆しているコラムにもこんなことが書いてあった。

「実験なくして創造はない」 僕も同じ考え方である。

欲張って何が何でも成功だけに目を向けるのではなく
自称・映像作家として“失敗と成功”と“実験と方程式”とを使い分けて・・・。
確実に支持される作品と、実験する作品と・・・。
失敗を恐れずに、そして何より“冒険心”を大切に
これからも映画製作を継続してゆきたいと思っております。
ただし!自滅しない限り・・・(笑)

                              内 藤 典 彦

「独り言コラム」 次回予告 
  
       006 「人ってこんなもの?」 
           
              お楽しみに・・・

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