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内務省研究会

内務省研究会の予定などをお知らせしていきます。

当会編『内務省』(講談社現代新書)が刊行されました。

2025-05-04 09:12:51 | 研究会について
当会編『内務省』が講談社現代新書として、講談社より2025年4月に刊行されました。

https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000412775

本書の内容
はじめに――なぜ、今、内務省を取り上げるのか 清水唯一朗

序 論 内務省――政治と行政のはざまで 清水唯一朗

通史編
第一章 「省庁の中の省庁」の誕生――明治前期 小幡圭祐
第二章 内務省優位の時代――明治後期~大正期 若月剛史
第三章 政党政治の盛衰と内務省――昭和戦前期 手塚雄太
第四章 内務省の衰退とその後――戦中~戦後期 米山忠寛

テーマ編
第一章 近代日本を支えた義務としての「自治」――地方行政 中西啓太
第二章 戦前の「国家と宗教」――神社宗教行政 小川原正道
第三章 権力の走狗か、民衆の味方か――警察行政 中澤俊輔
第四章 感染症とどう向き合ってきたか――衛生行政 市川智生
第五章 河川・道路政策の展開と特質――土木行政 柏原宏紀
第六章 救貧・慈善から「社会事業」へ――社会政策 松沢裕作
第七章 内務省の議会史?――内務省と帝国議会 原口大輔
第八章 国民統合をめぐる攻防――内務省と軍部 大江洋代
第九章 災害を防ぐ、備える――防災行政 吉田律人
第十章 省内外にひろがる土木技術者のネットワーク――港湾行政 稲吉 晃

コラム
1 内務省の官業払下げ 谷川みらい
2 内務省の人事と官僚の生き様――水野錬太郎と福原鐐二郎 松谷昇蔵
3 選挙権なき女性の政治参加――政治家の妻の視点から 手塚雄太
4 内務省とそのアーカイブズ 下重直樹
5 「人見植夫」――雑誌『斯民』に登場したシドニー・ウェッブ 白木澤涼子
6 府県課長のイスにこだわった井上友一 木下順
7 文化・芸術と検閲――演劇検閲のあり方から 藤井なつみ
8 社会の発見――田子一民 渡部亮
9 内務省出身者と政治教育 西田彰一
10 内務省と植民地 李炯植
11 北海道と沖縄 塩出浩之

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本会について

2025-03-30 18:09:43 | 研究会について
 本会は、2001年に若手の日本政治史研究者が大学を横断して研究交流を行う目的から立ち上げられ、2ヶ月に1回のペースで研究会を重ねてきました。当初は内務省そのものの研究に軸足を置いて活動してきましたが、現在は、日本近代史に関わる研究報告が行われています。北は北海道から南は沖縄まで、近年は、アメリカ、韓国、中国、台湾、ドイツ、イタリアなどからも研究者が集まり、活発な議論が交わされています。

 現任幹事(5名)
  小幡圭祐(山形大学人文社会科学部)
  手塚雄太(國學院大學文学部)
  中西啓太(愛知県立大学日本文化学部→東京大学文書館)
  原口大輔(日本学術振興会PD・青山学院大学→九州大学附属図書館付設記録資料館)
  米山忠寛(法政大学大原社会問題研究所→東海大学政治経済学部)

 歴代幹事(肩書きは在任時)
  市川智生(学習院大学大学院→横浜国立大学大学院→上海交通大学→長崎大学熱帯医学研究所)
  清水唯一朗(慶應義塾大学大学院→東京大学先端研→慶應義塾大学総合政策学部)
  松沢裕作(東京大学史料編纂所→専修大学経済学部→慶應義塾大学経済学部)
  若月剛史(成蹊大学文学部)
 

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研究会について

2001-06-01 01:56:20 | 研究会について
(1)研究会の目的
 近代日本において「省庁の中の省庁」と評された内務省は、その重要性にもかかわらず、今日まで決して十分な研究がなされてきたとは言えません。この観点から、同省について研究を共同で進めていくことが本研究会の目的です。

(2)研究会の活動
 本研究会では、以下の二つの活動を行います。
 一、研究発表会(隔月)
 二、内務省に関するデータの作成(一部公開予定)
 三、内務省関係資料の調査、分析(一部公開予定)


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