デンカの宝刀(弁護士・不動産鑑定士・大東流合気武道教授代理の資格三冠王)

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武田時宗師範(前の大東流宗家)と岡本正剛師範(六方会)の合気をニセモノと断じる佐川派大東流師範

2013年05月23日 | 武道・武術

佐川幸義師範派の

代表的な師範である

高橋賢師範が著した

「佐川幸義先生伝

 大東流合気の真実」

という書物がある。

 

Cimg7044

 

この書物の211ページ

から

佐川師範の胴上げ合気

について

書いてあるのだが、

 

214ページに

まず、

「本来は武田先師の技

 も佐川先生の技も

 四人捕りであったが、

 それを知らないので

 十数人に担ぎ上げられ

 空中に放り上げられた

 状態から

 その十数人の手の上に

 落ちただけで、

 すべての者に合気を

 かけるという、

 サーカス並みの”合気”

 が披露された例が

 ある」

と記されている。

 

この空中に

放り投げられた

サーカス並みの合気

とは

武田時宗師範が

古武道大会で演じた

合気で、

その模様は、

Youtubeにもアップ

されている。

Youtube 大東流演武会

   ↑

 これの演武の最後の方

 ただし、

 担ぎ上げているのは

 十数人ではなく

 7人である。

 下記の岡本正剛師範の

 方を十数人としたので、

 これに引きずられて、

 つい十数人と書いて

 しまったのだろうが、

 この辺はいい加減で

 ある)

 

また、

十数人に担がれて、

 弟子が苦悶の表情

 うちに段々に倒れて

 いく様子が、

 ビデオで紹介されて

 いる」

として岡本正剛師範の

胴上げ合気のことを

言っている。

Youtube六方会

   ↑

 これの演武の最後の方

 これも十数人と書いて

 いるが、

 実際には、ちょうど

 10人程度か。

 どうも高橋師範は、

 物事を誇張気味に書く

 傾向がある)

 

高橋師範は、

武田時宗師範の

胴上げ合気については、

「身長がそれぞれ違う

 多数の人間の手の上に

 落下したときには、

 (中略)

 一瞬のうちに、

 多数の手をはじめと

 する身体の様々な部位

 に合気をかけるなど、

 不可能だ」

と説明し、

「指導者(担ぎ上げられ

 ている人間)から、

 条件反射的に反応して

 崩れるように洗脳

 されているので

 ある」とし、

「見る人が見れば

 ひと目で

 「エセ合気」

 見抜ける」

と断じている。

 

岡本正剛師範の

胴上げ合気については、

「これも同じことで

 ある。

 多数の身体の部位に

 別々の合気をかける

 ことは不可能だ。

 暗示がかかりやすく

 なっている弟子が

 過敏に反応して

 暗示投で倒れて

 いるにすぎない。

 その証拠は

 倒れた後、担がれた人

 が立ち上がって離れ、

 上から圧迫するものが

 何もないにもかかわらず、

 弟子たちが、

 そのまま苦悶の表情

 続けて動けないこと

 である。

 これこそ暗示固め以外の

 なにものでもない」

と断じている。

 

佐川派大東流から

ニセモノと断じられた

武田時宗師範の弟子たちや、

岡本正剛師範とその弟子たち

からは、

まだ反論らしい反論は公には

されていない。

 

私としては、

時宗師範や岡本師範の

合気が

本当にかかっているか

どうかは、

ビデオだけからでは

判断できないが、

空中に放り投げられた

受け止められた瞬間に

かける合気や

岡本師範のように

担いでいる者に

順次に次々と

かけていく合気もある

ので、

「え、何を言ってるん

 だろう?」

って感じなんだけど。

( っていうか、

 佐川師範のように

 四人同時に合気を

 かけるより

 簡単なはずなんだが

 ------- ????

 佐川師範から

 見せられたことだけを

 忠実に表現すること

 だけを心がけていると

 こうなっちゃうのか

 なあ )

 

 

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