わが子に武道を
習わせようか
考えている親御さん、
武道を習わせたいが、
何を習わせようか
迷っている親御さん、
そのような親御さんのため
一考察してみたい(全然
参考にならんかもしれんが)。
まず、
子供に武道を
習わせ始める年齢であるが、
これは、
習わせる道場等で
受け入れてくれるなら
何歳でも良い。
武道は全身運動であるものが
多いので、
幼児や小学校低学年でも
始められるし、
逆に、
大人になってから
武道を始めて大成する人も
いるので
あまり年齢は関係ない。
ただ、
成長期の子供の成長を
阻害するような運動を
多くさせる道場は
避けた方が良いかも
しれない。
合気道であれば、
板の間のような
堅い床の場所で、
膝をいためるおそれがある
膝行(坐った状態から膝を
使って移動する方法)を
数多くやらせたり
(床が畳やマットでも
子供に数多く膝行させる
のは問題だと私は思うが)、
空手であれば、
小さな幼児に
堅い巻藁などを
強く突かせることを
繰り返させるようなところは、
避けた方が良いかもしれない
(この辺は、子供を入門
させる前に練習風景を
見学する必要がある)。
あと、道場の運営について、
警察署などでやっている
剣道や柔道は、
先生も半分以上ボランティア
なので、
月々の月謝などは安いが、
親が交代で当番になり、
当番のときは、道場に来て、
合図の笛を吹いたり、
先生にお茶をいれたり、
その他事務的なこと
(会の会計など)を
担当させられることもある。
なので、入門した後の
親の負担が
どのようなものなのかを
入門前にきちんと確認
しなければならない。
合気道や空手の道場では、
仕事として道場を
経営している場合も多く、
このような場合、
月謝などは高めだが、
親が道場の事務や
稽古の管理を負担する
ということは少ない。
この点では、親はラクである。
お金以外の負担は少ない。
道場の運営と親の負担も
事前に調べておかないと
入門してから
「こんなはずじゃなかった」
となりかねないので注意が
必要だ。
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