デンカの宝刀(弁護士・不動産鑑定士・大東流合気武道教授代理の資格三冠王)

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武田時宗伝大東流の名古屋伝

2010年01月27日 | 武道・武術

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      月刊 秘伝 2月号

 

秘伝2月号

武田時宗伝大東流

特集が組まれていた。

  

記事の中には、

武田時宗師師範の

技術メモの写真

載っている。

  

ところで、

武田時宗師範は、

生前お元気なときに

名古屋へ出張稽古を

しに来られたことがある。

その際に

名古屋の主だった

大東流の師範が

時宗師範に稽古をつけて

いただいた。

  

大東流の中興の祖、

武田惣角翁は、

弟子によって伝えるワザ

を変え、

武田宗光師範の話では、

兄弟である時宗師範と

宗光師範に対してさえも

異なる技法を伝えたりした

とのことだ。

(これが原因で大東流

 各派は、多種多様

 なのであるが ------ )

  

で、時宗師範も、

惣角翁と同じように

全ての弟子に

同じワザを同じように

伝えたのではない。

  

なので、

武田時宗伝大東流

名古屋伝は、

旧大東館本部

琢磨会などとも

微妙に(大いに?)違って

いたりする。

  

なお、

武田時宗伝大東流

名古屋伝は、

時宗師範の

名古屋遠征後、

① 鹿島神流、八光流、

      空手など他流・他武道

      の要素を加えて

      大東流をやや変形させた

      師範方、

② 合気に走り、劣化幸道会、

      劣化六方会のように

      なってしまった師範方、

③ 形だけは一応伝承して

      いるが、

      中身はチカラ技に

      なってしまっている

      師範方、

などに分裂してしまった。

(①の師範方が最も

 多いが)

  

どこの道場でも

自分たちがやっている

大東流

どこからどこまでが

真に時宗師範が伝えた

名古屋伝大東流なのかが

よく分からなくなって

いるのは、

果たしてどうなのか -----   

 

武田時宗大東流

名古屋伝の伝書

(写し。誰の筆記

  によるものかは

  秘伝   )

         ↓

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「合気の発見」の著者池月映です。私は郷土史家で... (池月映)
2010-02-06 21:31:53
「合気の発見」の著者池月映です。私は郷土史家ですから武術家とは視点が違います。今回の遺稿集で、遺言の「足止め術」、修行した密教は、天台宗ではなく真言宗であるということは、私の指摘したとおりの内容でした。合気の理論については、多様な考え方があっても良いと思います。幾つかの伝書目録の頭書の数字は、技の数と一致しませんが、遺稿集からヒントを受けて調べました。真言宗18大本山(118ケ條)、88霊場(88ケ條)、36不動尊(36ケ條)、ほかの53ケ條、84ケ條、477ケ條も、真言密教と関係があります。武田惣角翁は、教えてくれた人物名(易師中川万之丞)を語らなかったかわりに、数字で残したことになるのかもしれません。神通力の「七つの力の泉」はインドのヨーガが原点です。四神足の瞑想は曹洞宗(西光寺)です。いずれにしても、生家の近くで修行したと思われます。
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