月刊 秘伝 2月号
秘伝の2月号に
武田時宗伝大東流の
特集が組まれていた。
記事の中には、
武田時宗師師範の
技術メモの写真が
載っている。
ところで、
武田時宗師範は、
生前お元気なときに
名古屋へ出張稽古を
しに来られたことがある。
その際に
名古屋の主だった
大東流の師範が
時宗師範に稽古をつけて
いただいた。
大東流の中興の祖、
武田惣角翁は、
弟子によって伝えるワザ
を変え、
武田宗光師範の話では、
兄弟である時宗師範と
宗光師範に対してさえも
異なる技法を伝えたりした
とのことだ。
(これが原因で大東流
各派は、多種多様
なのであるが ------ )
で、時宗師範も、
惣角翁と同じように
全ての弟子に
同じワザを同じように
伝えたのではない。
なので、
武田時宗伝大東流の
名古屋伝は、
旧大東館本部や
琢磨会などとも
微妙に(大いに?)違って
いたりする。
なお、
武田時宗伝大東流
名古屋伝は、
時宗師範の
名古屋遠征後、
① 鹿島神流、八光流、
空手など他流・他武道
の要素を加えて
大東流をやや変形させた
師範方、
② 合気に走り、劣化幸道会、
劣化六方会のように
なってしまった師範方、
③ 形だけは一応伝承して
いるが、
中身はチカラ技に
なってしまっている
師範方、
などに分裂してしまった。
(①の師範方が最も
多いが)
どこの道場でも
自分たちがやっている
大東流の
どこからどこまでが
真に時宗師範が伝えた
名古屋伝大東流なのかが
よく分からなくなって
いるのは、
果たしてどうなのか -----
武田時宗伝大東流
名古屋伝の伝書
(写し。誰の筆記
によるものかは
秘伝 )
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