最近は、文科省の定員厳格化政策
などのため、私大では、
早慶のみならず、マーチまでもが
難関大学とか言われるようになって
いるが、
客観的には、やはり、東大を始めとする
旧帝大や一橋大・東工大の方が早慶とか
よりも上のようだ。
学生を採用する企業側だけでなく、
実際に他大学生と就活で競合する大学生
から見ても、そのように映るらしい。
で、
「学歴フィルター」
福島直樹 著(小学館新書)
福島直樹は、1966年、長野県生まれ。
上智大学文学部卒の就職コンサルタント。
この書の92ページ以降に次のように
書いてある。
「東大、一橋は『外れが少ない』
同じ上位大学でも差があるのではないか。
そう感じる人もいるだろう。
そうなのだ。それを表したものが図表6
である。
東大、一橋グループとは、旧帝大、東工大
なども含めた超・上位大学である。
『外れが本当に少ないと感じています。
東大、京大、一橋、東工大などは早慶上智
やGMARCHに比べて地頭が良い人が多い
ですね』
このように言う人事は少なくない。彼らを
優秀だと感じるのは人事だけではない。
内定を巡って争う同じ学生たちも同様に
感じている。
有名メーカーに内定した中堅大学の学生
は次のように言う。
『集団面接やグループディスカッション
で会った早慶上智、GMARCHの学生
にはそんなに負ける気はしなかった
です。
優秀な人もいましたが、ぼんやりした
人も結構いました。
何度か面接を受けてみて、『ぼんやり
上位大学』は恐れる必要がまったくない
ことがわかりました。
でも東大、一橋はレベルが違いましたね。
最初、コミュニケーション力が低いかな
と感じた場合でも、話し始めると論理的
思考力が半端ないというか、理路整然と
話をする人がほとんどでした。
しかも偉そうな態度をとる “ 俺様的 ” な人
が早慶上智にはいましたが、東大、一橋
はいなかったですね。評価が高い理由が
わかりました。』
この証言のように東大、一橋グループは
『A優秀』『Bやや優秀』が非常に多く、
GMARCHにいくほど減少していくのだ。」
地方の旧帝大がある地域では、旧帝大と早慶
の両方に合格した場合、
たとえば、東北大と早慶、名古屋大と早慶、
九州大と早慶といった合格をした場合に
早慶を蹴って、東北大、名古屋大、九州大
に入学する受験生が圧倒的に多いと言われる
が、その選択は正しいのかもしれない。
(名古屋大と早慶に合格した場合、名古屋人・
愛知県人なら、ほぼ100%が早慶を蹴って
名古屋大に進学するとか。
そう言えば、中学・高校で同じクラス
だったことがある友人が、
名古屋大医学部に落ちて、慶應大医学部
に進学したというのもあったし、
東海高校で同じ文系A群だった同級生で
名大と早慶共に合格した人は、全員が
名大に進学していた。)