久々の「名古屋 VS 京都」。
第33弾は、辞典対決。
「笑説 大名古屋語辞典」
清水義範 著
(角川文庫)
VS
「京〈KYO〉のお言葉」
入江敦彦 著
(文春文庫)
「笑説 大名古屋語辞典」は、
書名に「笑説」とあるが、
ユーモアを踏まえながらも
結構まじめに名古屋の言葉を
辞書的に取り扱っている。
清水義範(1947年10月28日~ )は、
愛知県愛知郡天白村(現 名古屋市
天白区)生まれの小説家。
愛知教育大学教育学部国語学科卒。
「蕎麦ときしめん」、「日本人と
ユダヤ人」などのパスティーシュ作家
として有名。
日本語にまつわる著作が多いことから
NHKの擁護委員も務める。
「京〈KYO〉のお言葉」は、
「よろし」、「ややこし」などの
京ことばを題材にエッセイ風に
京ことばと京都を語る書。
最後の章には「入江式京言葉
単語帳」が付いている。
入江敦彦(1961年9月22日~ )は、
京都市上京区西陣生まれのエッセイスト、
小説家。イギリス・ロンドン在住。
京都とイギリスの住民性や文化に
関するエッセイを多数執筆。
2008年から、光文社文庫のホラー
アンソロジー「異形コレクション」に
短編小説を発表し、小説家としても
活動している。