頬の粉瘤、 小切開法。 2015.3 手術です。
以前より右頬にしこりを感じていたが、ニキビだと思って、そのままにしていた。1週間前より少し痛くなっていたので、受診されました。頬に直径1cm強のしこりを触れます。
超音波検査では境界明瞭が不明瞭なので、炎症を起こしていると思われます。
治療方法は ①抗生物質の内服で様子を見る。②大きくごっそり切除する。③切開、排膿する。 ですが、
本人、母親に説明の上、小切開内容物圧出後摘出術を施行しました。運良く、袋が全て摘出できました。
キズ跡も小さく、目立ちません。
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耳たぶの粉瘤
よくここまで大きくしましたね、という症例です。
県外の某基幹病院で「耳たぶを落とさないと、とれない」と言われ、当院を受診されました。
超音波検査で粉瘤と診断し、炎症の無いことをを確認し、余分な皮膚と粉瘤のみ摘出しました。
耳は普通の形になりました。
頬骨部の粉瘤、17歳の男性、 2020.4.17
2020.3の手術です。小切開法(小切開内容物一部圧出後の摘出)で摘出しました。
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鼻唇溝部の粉瘤 くり抜き法 再発例です 2020.03.06
くり抜き法のキズ跡を切除し摘出し、縫合しました。
再発すると周囲が瘢痕で硬くなり、取りにくくなります。最初から小切開で手術する方がキズ痕は綺麗です。
頬の粉瘤
37歳、男性です。左頬に数年前より出現とのことです。
小切開法(内容物一部圧出)で摘出しました。頬の皺の線に沿った小さな切開線をデザインします。慎重に剥離し摘出します。
キズ跡は1cm位で目立ちません。
超音波検査では2つに見えますが、連続を確認しました。
普通に取れば3,4cmのキズ跡になるでしょう。
へそ抜き方では100%再発すると思われます。
以前、排膿したことがあるので、その部分に線維化が起こり、いびつな形になったと思われます。
小切開法には超音波検査が必須です。
下は術前、術後の写真です