粉瘤 皮膚外科 他

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耳の粉瘤:小切開法(内容物一部圧出後の摘出)

2019年10月25日 | 健康医学

炎症を起こした粉瘤です。 

 

 切開排膿も考え、小切開法施行。少し剥離後、袋に小切開を加え、内容物を少し排出、膿も出て、袋をがちいさくなったところで、深部に剥離を続け、全摘出しました。

 

 袋の大きさは1.5x1cmm、皮膚の切開は約5mmですみました。

 キズ跡は殆どわかりません。

 炎症を起こしていても、まずは考慮してもいい方法です。

しかし、炎症を起こした粉瘤の治療の基本は:腫れが引くまで待つか、切開排膿です。

常には期待しないでください。

 


粉瘤 頬の粉瘤:小切開法

2019年10月19日 | 粉瘤

頬の粉瘤

37歳、男性です。左頬に数年前より出現とのことです。

小切開法(内容物一部圧出)で摘出しました。頬の皺の線に沿った小さな切開線をデザインします。慎重に剥離し摘出します。

キズ跡は1cm位で目立ちません。

超音波検査では2つに見えますが、連続を確認しました。

普通に取れば3,4cmのキズ跡になるでしょう。

へそ抜き方では100%再発すると思われます。

以前、排膿したことがあるので、その部分に線維化が起こり、いびつな形になったと思われます。

小切開法には超音波検査が必須です。

 

下は術前、術後の写真です