ナースなひとり言

おばさんNsのドタバタ日記・・です。

境界・・・

2006-08-14 | Weblog
ついこの間・・・33歳の女性患者様が退院しました。

彼女は典型的な境界性人格障害・・・です。

根底には人付き合いが「負担」「苦手」「不安」・・等があります。

自分の「境界」を知らない・・・

自己境界の歪みから来るものです・・・・。

境界とは自分と外界を区別するライン。

云わば自分と言う存在の輪郭を形づくるもの。

自分の体は自分自身のもので誰かの所有物ではありません。

他人が勝手に触ったり、傷つけたりしてはいけないものです。

他人に限らず、夫婦間、親子間、恋人同士や親友でも境界は必要です。

境界が解らず他人に介入し介入され自分で解決出来ずストレスを

溜め・・・どうしていいか解らず行動化する・・・。

生まれて初めての人間関係は「親子間」だと私は思います。

それが歪むと将来「境界」を形つくれない人間になるのではないか?

短絡的ではありますがそんな風に考える事もしばしばです。



境界を知ることは、自分を知ること。

境界を守ることは、自分を守ること。

そして相手を尊重すること。

人間関係の土台なのに、実はなかなか難しい。
この道具を使いこなせれば・・・

自分らしく生きる上で、

そして回復を続ける上で、

何より強い味方となるのです。
         「アスク・ヒューマン・ケア研修相談センター」


自分の境界・・・そして自分以外の境界・・・

自他境界をしっかり認識する事から始めましょ~~。

そうすると・・・とても楽になる気がします。






普通でいる事は難しい・・・・・

でも・・・普通・・・って一体・・・なんでしょうね~~


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