渡り鳥の休息地

社会人アマチュアギター弾きNa-Neの頭ん中。
滞る割に突如アップする不定期ぶり。
北極星を見失って漂流中。

物心付いた頃から好きなこと

2016-03-19 | 

現在までの私の人生の中で、音楽に
ハマる以前から最も長く触れてきた
ものは、はっきり言うと美術でしょう。

小学二年生ぐらいまでは、毎年夏休み
に父の田舎に車で連れていってもらい、
そこで一週間ほど過ごす他には特別
楽しいこともなく、ボンヤリ過ごして
いたような気がします(友達がいなか
った訳じゃないよ)が、小学三年生
になってからは、ある日を境に徐々に
描くことが楽しくなっていったような
気がします。

↑私が小三の頃、課題で提出したもの
の印刷版。当時は鉛筆でこんな感じの
タッチで描いてました。

夢中になれる対象を見つけたんで
しょうね。
当時の自分の中の”一番好き”に気付いた
というか。
それは多分昆虫や動物だったのだと
思います。

自分とちゃんと向き合わないと、
自身のことなのに、真のお気に入りに
気付けないものです。

悲しいことに大人になって忙殺される
ようになると、時間と対外的な義務
(仕事や家族に対する遠慮を含む)に
追われて、自分と向き合う時間が
なかなか取れなくなりがちです。

だから知らず知らずの内に、好きでも
ないことでも表向きにはやけに器用に
こなせるようになってしまうように
感じます。
ただ、漫然と。

そう考えると大人になってからでも、
”好き”に明確に気付けて、貫ける人は
凄いと思うのです。

いろんなしがらみの中、なんだかんだ
同居の親に遠慮して自分が思うように
目一杯理想を貫くようなことはせず、
少しは無難な歩き方をした方がいいの
かなと右往左往した結果、結局中途
半端な生き方になってしまっていると
感じています。

でも、心の中ではずっと諦めて
いません。

それまで知らなかったことを知りたい。
納得できる自分になりたい。
その為に、まだまだ挑戦したい。

死ぬまでに、なりたい自分が完成
してもしなくても、とにかく向上
したい。


当時新聞記者をやっていた叔父の勧め
で、人形劇や美術展や博物館に連れて
いってもらったのが刺激になったのか、
10代の頃の私は、各媒体の公募や校内
や各所の絵画コンクールに応募して
評価されることが続き、その嬉しさも
あってそうしたことを生き甲斐にして
いました。

あの頃は一人だけの時間がたくさん
あって、今よりも個人的な自由が
許されていたというのが、だいぶ
活動の後ろ盾になっていたかもしれ
ません。

少しでも突き動かされる何かにぶち
当たらなければ、残念ながら体が
反応しない。

何だかワガママなようですみません。

でも、できるだけ自然に滲み出るもの
を表出したいと思うのです。

鞭打って絞り出せたなら良さそうな
もんですが、絞り出せるものがない
からと、心の中に無いものをその場
凌ぎで外からパクッて取って付けて
しれっと出す感じは意に反するので。

この感覚は大人になった今でも当時と
変わっていないようなのですが、
反応する際のツボは変わっているかも
しれません。
(昔笑えたことが今は笑えないとか、
或いはその逆で、昔は退屈したものが
今はかえって面白く感じる、という
感覚です。)


今日は久しぶりに美術展に足を運んで
みました。
(前置きが超絶長くなりました)

六本木ミッドタウンの中にある、
サントリー美術館で開催されている
『没後100年 宮川香山』です。

連休初日、早速雨と天気予報では
言ってましたが、またもや私の勝ち
です。

傘を携えてまず朝、地元の整形外科
へリハビリを受けに出向いたら、
自宅の敷地から外へ足を踏み出した
途端雨が止み、それから結局一日中
降られることはありませんでした。

この日行動を共にする友人の中に、
自称雨女がいたというのに。
やはり前に金閣寺でゲットしたお守り
のお陰だったりして…?!
(詳しくは前回の記事を参照下さい。)

再び絵(イラストを含む)を描いて
みたいという衝動もありますが、
本格的に着手する前に、好きそうな
ジャンルのものをもっと知って、
自分に揺さぶりかけてみよう、という
目論見があります。

自分の絡むライブ活動は当分なさそう
なので(理由など詳細を知りたい方は
個別にお問い合わせ下さい)、原点
回帰という訳ではないですが、ライブ
の準備でしばらくできなかったことを
今年はやってみようかなと。

以前からこうして美術館や博物館など
へ刺激を求めに行くことがあったの
ですが、努力の締め切りが決まって
いるイベント事がぶら下がっていると、
なかなかそれ以外のことに気が向かず、
すっかりご無沙汰していました。
(やるからには頑張りたいですし、
それ以前に未熟なので人一倍頑張ら
ないと結果に響いてしまいますし。)

今回は大学以来の友人とその息子くん、
そして数年前に知り合ったTUBEファン
の友人が賛同してくれたので、賑やか
な鑑賞になりました


息子くんも美術が大好きだそうで、
学校でも賞を取ったりしていると
聞いて、私も自分の子供の頃の話を
交えながらいろいろお話してみました。


↑地下鉄の一日券をミッドタウン内
のインフォメーションカウンターで
提示すると貰える特典の書かれた
パンフレットを該当のお店に見せると
こんな風にドリンクのサービスを
受けられたりします。


↑ドリンクのサービスを受けたお店
で食べたランチプレート。
豆腐ハンバーグ、美味しかった~


↑ミッドタウン内のパン屋で購入。
15周年を記念して、今月替わりで
10%引きのパンを売ってるみたいです。
チョコの入ったデニッシュと、三種の
チーズの入ったパン。
でき立てはやっぱ美味い!
実は久しぶりにパンを食べたので、
五臓六腑に染み渡りました

息子くんはランチ中に退屈してしまい、
持ってきたメモ帳に絵を描き始め
ましたが、それでも退屈そうだった
ので、私もリクエストに応じて龍の
イラストを描いてあげました。
目を輝かせていたのが印象的です。

絵を描くときは、できるだけ何も
見ずに、テーマも自分で決めて自由に
オリジナル重視で描きたいと主張して
いました。

人の子ではありますが、将来私みたい
にならないか不安になりましたが(笑)、
どうなっていくか楽しみですね。

芸術について話せる人と会えて嬉しい
限りです。


↑フライヤーとグッズ類。猫好きのお土産
にも良さげです♪


来週は、浦沢直樹展に行ってきます。


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