渡り鳥の休息地

社会人アマチュアギター弾きNa-Neの頭ん中。
滞る割に突如アップする不定期ぶり。
北極星を見失って漂流中。

遠出でもそうでなくても

2019-04-07 | 
 昨日はここしばらく参加している
音楽サークル主催のセッション
ライブでお仲間からお声がかかった
のでまた参加してきました。
先月も出演したばかりで、日頃の
音楽グループでの活動のことも
考え、あまりそればかりに練習時間
を割けないということで、控えめに
2曲程。

今回は神奈川支部主催の為、会場は
普段と違い、鶴見にあるライブハウス
で行われました。 わざわざ神奈川県
まで来て折角なので、翌日観光も
ねじ込みたくなり、泊まりがけで
臨むことにしまして。

ライブ直後のステイの良いところは、

1. 打ち上げを早く切り上げずに済む

2.ただでさえ疲れているのに近くで
宿を取ると、寝る前までの時間に
それ以上の疲労をせずに済む

3.寝る前とチェックアウト前まで
持参した楽器を部屋で弾ける
 (もちろんアンプラグドの小さな音で
ですが、それでもいい) 

4. チェックアウト後から帰るまでの
間もどこかで弾ける可能性がゼロ
ではない

5. 近くに楽器が入るロッカーがなく
てもホテルによってはチェックイン前

やチェックアウト後でも一時的に
預かってもらえる場合がある こういう
時間が自分にとっての 贅沢なご褒美
になってます。

そんな訳でライブ後に泊まった宿を
利用させてもらいながら、川崎大師に
行って参りました。 大師と名のつく
ところ、何気に初めて 参拝したかも。

御朱印なども頂いてきました。 

外出の主な目的が旅行や散策で、
今回のようにライブ出演ついででない
時は、小型のエレキギターDIGI-ZOを
持っていくことがあり、今年の2月
家族旅行に参加した際も、皆が
部屋で酔っ払っている間に弾いて
遊んでました。 

※ DIGI-ZOについての過去記事は  →コチラ←

車での移動だったのでさほど気に
なりませんでしたが、一日中徒歩
の 場合、マルチエフェクター付きの
DIGI-ZOは、他にも荷物が沢山ある
場合はやや重さが気になるかも
しれ ません。
 (それでもどうしてもという日は
持っていくのですが。) 

そんな状況をたまに作りますが、
エレキギターに拘らなければもっと
楽に遊べることもあるんですよね。
話が長くなりますがおヒマな方は
お付き合いください。

アコースティックギターやエレアコと
いうと弦はスチール弦で、ザリっと
やや硬めの音がしますが、クラシック
ギター(ガットギター)やウクレレは
ナイロン弦で、ポロロンと優しく
丸みを帯びた音がします。

私が所有しているGUILDのエレアコは
ボディは小ぶりでも一般時なアコギ
用のスチール弦なので、曲によっては
もう少し丸い音でも弾いてみたいなぁ
と思うことがあります。 腕前は置いて
おくとして(オイ)、耳だけは思い付くと
いろんな楽器を追い求めて試したく
なります。 

先程お伝えしたように、旅先などで
他に荷物もある中、あまりそれ以上の
負担を掛けずに持っていけるギター
があったら、披露目的がない日でも、
少しでも練習機会を稼げて最高なんだ
けどなぁ、という小さな願望が常に
ありまして。 

でも既に自室にはエレキギター3本、
ミニエレキギター1本、エレアコ1本、
エレキベース1本、ウクレレ1本、
エレキアンプやエフェクター類が
ごろごろ…と足の踏み場はなく、
あまり大きなものは置けない状態
なので悩ましい。。。
しかも自宅では集中できないことの
方が多い…。

そんなことを日頃考えていたら先日
音楽仲間の繋がりの方のお子さんの
誕生日祝いを仲間内でする機会が
あった際、ギタレレなる楽器を持参
した方がいらっしゃいまして。

実物を触ってみた途端、急激に興味が
湧いてしまいました

第一印象はまず小さく、自分が持って
いるミニエレキギター・DIGI-ZOより
ずっと軽くてウクレレみたいなギター!
 (DIGI-ZOはノーマルなZO-3と比べる
とマルチエフェクターを内蔵している
分少し重く感じます。)

 聞いたところによると1万円もしない
お手頃価格だそうで!
いつでもどこでも持ち歩くのに理想的
なサイズ感でかなり惹きつけられ、
他にはどんなものがあるのかと、
帰ってからついついいろいろ調べて
しまいました。

すると、より機能的なモデルがあると
知ってしまい、当初気にしていたもの
よりグッと値段が高いものになって
しまいましたが、長く使うことを考え
たら後悔したくなかったので、旅の
お供にしようとした割には思い切った
選択をしてしまいました。

そんな罪作りな1本をご紹介してみます。

・Cordoba Guilele CE   
ギタレレではなくグイレレ。
なんだかゲルググみたいな響き。

ガットギターとウクレレのあいの子
みたいな感じで、デフォルトでは
弦は6・5・4はシルバープレーテッド
ワウンド弦、3・2・1はナイルガット弦
が張られており、これはAQUILA社と
Cordoba社が共同開発した「Guilele
専用弦」だそうで、短いスケールに
合わせてテンションは強め。

ワウンド弦とは芯の線の周りを更に
もう1本巻いてある弦(巻き弦)のことで、
低い音がしっかり出やすい特性が
あります。
 (シンプルなウクレレだと、全部の弦が
巻いていないプレーンなナイロン弦。) 

このメーカーのギタレレのスケールが
510mm、ナット幅50mmに対し、
このグイレレはスケール438mm、
ナット幅46mm、全長692mmと
更に小さく、ウクレレ並みに軽い!
フレット間は小さい故に狭め。
サイズ的にもウクレレ寄りな訳です。

このメーカーには他にもミニサイズの
エレアコ・MINI O-CEというのが
ありますが、形は似ていてもスケール
長が510mmでこのグイレレより大きい
サイズで、アコギ向けのスチール弦を
ブリッジのエンドピンで留める通常の
エレアコに近い仕様だった為、今回
欲しいと思ったものとは少し違ったので
パスしました。

見た目(ボディ材がオバンコールという
ところなど)はかっこよかったんですが、
エレアコは既に持っているので、少し
違うのが欲しいところ。 所有している
GUILDのM-120Eは全長 約991mmで
ミニギターではなく、スケール長も
628mmで、レスポール などのミディアム
スケールのギターと同等ですがボディの
最大幅は350mmで、アコギの最大幅の
平均的な値480mm 前後(最大は約435
mm)と比べたらだいぶ小さめな印象で、
アコギの音が どうしても欲しい時は
M-120Eで いいと思っています。
(3.8畳の自室にあまりでかいものは
置けませんので。) そういう訳で、
スチール弦ではなくナイロン弦を
使った、ウクレレ並みに軽くて小さい
ギターに絞って検討していました。

このグイレレはM-120Eと違う魅力が
いろいろありまして(M-120Eはボディ
がオールマホガニーで、音は中高音が
煌びやかな印象)、カッタ ウェイタイプ
なのとネックの形状が 緩やかなV型
シェイプで持ち易いと いう特徴が
あります。

 M-120Eなど一般的なギターやウクレレ
はC型シェイプであることが多いですね。 

ケースのサイズはテナーウクレレ対応
のものでOK。

自分の場合、オンラインショップで
新品で買ったら専用のかっこいい
デザインのギグバッグ(セミハード ケース)
が付いてきたので十分だと思っています。
 実はこのバッグ、持ち歩いている人を
都内でも見かけたことがありました。
自分が知らないだけで結構流行って
いたりするのかな。

弦はクラシックギターの弦も流用
できますが、たまに使うぐらいなら
次の交換タイミングが来たら、むしろ
専用弦を張ってギターのレギュラー
チューニングで弾いても良いかなと。
(公式の記事にもそんなヒントが掲載
されていたので興味津々。) 

というのも、このモデルの標準の
チューニングは、ウクレレに低い音の
方の弦を2本足したような感じで、
開放弦の音は、6弦から順にADGCEA
となっています。

だから買ってそのまま弾くとウクレレ
チックな音程です。

これはギターのレギュラーチューニング
を4度上げた音で、5フレットの位置に
カポタストをはめた時の音と同じです。
ギター用のクリップチューナーを使う
時は、複数の楽器に対応しているもの
が便利です。

このモデルを推奨チューニングで調整
する際、クリップチューナーのモードを
 “ベース”にして6弦と5弦をそれぞれ 
AとDに、“ウクレレ”にして4〜1弦を
GCEAとなるようにチューニングすると
楽でした。 (周波数は日頃使ってるギター
の時と 同様に標準的な440Hzで。) 

当然ギターのレギュラーチューニング
に変える時はモードを“ギター”にすれば
よし。 そしてトップのボディ材に単板の
スプルースが使われている為か、小さい
割に鳴りがいいことに驚きました!

また、ピックアップが内蔵されている
ので、いざ録音する時や人前で演奏
する時も使えそう。  見かけたギタレレの記事では付属の
ピックアップはノイズを拾いやすい、
なんて書いてありましたが、アンプ
を通さないで弾く分には構わないし、
あまりにも酷かったら、ボディを
傷つけないちょっとした改造で対策も
できそうなので特に問題はないかな。

改造といえば昔、プレステ2の音ゲー・
ビートマニア2DX用のコントローラー
の反応がイマイチだった時にアキバの
パーツ屋で買ったゴム板とかボール紙
を使ってプチ改造したことがあった
ので、その程度の手間を惜しまない
人なら大丈夫でしょう。
万年初心者の私のような者でもそんな
感じなので。

あと、気づいたことがもう一つ。
エレキギターを弾いていると大概
ポジションマークはフレット番号で
いうところの3・5・7・9・12 … の
ように付いていますが、クラシック
やジャズ向けのギターはどうやら
その限りじゃないらしい。

今回のモデルの指板の縁をよく見たら、
3・5・7・“10”・12の位置にマーク が
付いていました。
これは罠(笑)。
マークに頼ってばかりいると、やらかすな…。
弾き込んで慣れなければ。

衝動買いしちゃいましたが、これは
かなり結果オーライ、面白そうです!
今後外出が益々楽しみになりました。

---- 
↓以下にスペックをまとめておきました。

トップ: ソリッドスプルース
バック&サイド: マホガニー
ネック: マホガニー
フィンガーボード: ローズウッド
フレット: 12Fジョイント/17F
バインディング: 黒色ABS
ロゼッタ: 木製編み模様
フィニッシュ: サテン(マット)
糸巻き: Chrome Tuning Machines (ギヤタイプ)
ナット&サドル: タスク
ナット幅: 46mm
スケール: 438mm 全長: 約695mm
ボディ幅(最大): 約230mm
胴長: 317mm ボディ厚み: 約70mm
ピックアップシステム(プリアンプ部): 
ピエゾ。コルドバ2バンド(Volume、 Treble、Bass)
※コルドバ オリジナル ギグバッグ、
 正規保証書付属 (バッグに付いている
タグのおもて面はロゴステッカーに
なっていました。) 


緊急告知3 本日ライブ出演@鶴見

2019-04-06 | 

取り急ぎ開催場所↓についてお伝えします。

GIGS YOKOHAMA TSURUMI
・最寄駅 JR鶴見(徒歩5分)
・所在地 横浜市鶴見区豊岡町24-24
アルカサール豊岡ビル3F
・開場時刻 15:00
・イベント開始予定時刻 15:30
・終了予定時刻 21:00

・料金 オーディエンス 1,500円
(1ドリンク500円別途要)
※小学生以下のオーディエンス参加費は
無料です。
これ見てから来場される予定の方は
私まで、ニックネーム(あるいは
ハンドルネーム)と併せて必ず来場前に
ご一報ください。

尚、食べ物は持込OKです。
(匂いがキツイのはNG。
飲み物は会場内でソフトドリンクや
アルコール類を買ってちょ。)


春めく音

2019-03-19 | 

3月19日が音楽の日ということで、
普段はあまり意識していないですが、
折角なので、春のイメージに限定
した聴きたい曲、歌いたいor演奏
してみたい曲として列挙してみます。

平成中〜後期などにリリースされた
中で知っている春っぽい曲はいくつも
ありますが、上記のテーマに則して
みると、結局は以下のような感じに
なりました

(曲を知らない方は、各自試聴サイト等で
是非チェックしてみてくださいね。)

・TUBE
『青いメロディー』『Miss Lonely』

・スピッツ
『春の歌』『チェリー』『ロビンソン』
『ヒバリのこころ』『さらさら』
『ルキンフォー』『僕はきっと旅に出る』
『みなと』

・Hysteric Blue(←早期の解散が寂しいですね)
『春〜Spring〜』

・YUI
『CHE.R.RY』

・森山直太朗
『さくら(独唱)』

・コブクロ
『蕾』

・一青窈
『ハナミズキ』

・松任谷由実(荒井由実)
『卒業写真』『ベルベット・イースター』
『満月のフォーチュン』

・斉藤由貴
『悲しみよ こんにちは』『卒業』

・安田成美
『風の谷のナウシカ』

・渡辺美里
『卒業』

・キャンディーズ
『春一番』

・松田聖子
『チェリーブラッサム』
『赤いスイートピー』

・海援隊
『贈る言葉』

・ヴィバルディ
『「四季」より「春」第一楽章』

・パッヘルベル
『カノン』

・童謡・唱歌:
『どこかで春が』『仰げば尊し』
『早春賦』『花』(滝廉太郎 作曲)

今は主にロックやポップスばかり
聴いておりますが、子供の頃は
同世代のミーハーな空気を嫌って
(でも多少はテレビの歌番組から
流れる歌謡曲やCMの曲を無意識
程度には聴いていたと思います。
寺尾聰のルビーの指輪とか聖母たち
のララバイとか大好きでしたし。)、
というか両親の年代が周囲とやや
違っていたり、身近にロックや
若者向けの流行歌を聴いていて
勧めてくれるような人もおらず、
学校唱歌やクラシック(メジャーな
ものばかりですが)、親が好んで
聴いていた演歌ばかり聴いて歌って
いたような子供でした。

(厳密に言うと、子供らの間で
流行っていたゲームやアニメ、
学校の行事を通じて知った曲だけは
同世代間の共通言語みたいな感じで
知っていましたが、同級生や同世代
の親戚との間という限定された世界
でしかありませんでした。
学校でもリコーダーでファミリー
コンピューターのロールプレイング
ゲーム ドラゴンクエストの『ロトの
テーマ』を演奏したり、光GENJIの
曲をBGMにして運動会に参加した
ものです。)

家では両親が知っている曲を知ること、
歌うことしか望まれていない感じも
していたし、私自身もそれだけで
世界が成り立っていたから当時は
その狭い世界だけで満足していた
ということでもある。

なんだか大人の顔色を伺う癖が
できてしまったような気がします。

そういえば反抗期がなかったと
学校の宿題で自分の昔のことを
聞いた際に言われてそう書いて
提出したが、先生はどう受け止め
ていたのだろうか。

時々前に出て明るく振る舞う割に
本当のところは引っ込み思案な私に
気付いていたのか、その先生は卒業
まで随分応援してくれたが、今は
もう千の風になってしまった。
それでもずっと感謝しています。

今思えば反抗期がなかったのは
人としてマズイんじゃないか?

…気づけたから良しとする。

その反動か、大学に入ってから徐々に
訪れた遅い反抗期はやがて現在に
至る(笑)。

例えるなら…

子供時代の心の中のBGM:
わらべ『めだかの兄弟』
https://m.youtube.com/watch?v=3cNOrs_vgFc


大人になってからの荒ぶっている時の
心の中のBGM:
Mr.BIG 『Colorado Bulldog』
https://m.youtube.com/watch?v=dCSbszFpHJA

…みたいな。
あくまでも心の中です
(※時間経過によるリンク切れ等はご了承
ください。)

でも、結果としてクラシック音楽や
唱歌や童謡、演歌は聴いていて良かった
と今は思います。

10代後半からはロックもポップスも
ジャズもフュージョンも少しずつ後追い
して、今では自分より年上の方々とも
楽しく音楽の話ができていると実感
していますし、結局子供の頃に聴いて
いた曲の話もたまにして盛り上がる
ことだってありますし。
無駄なことは何一つなかったですね。

トータルいろいろ聞いたお陰で、今は
それまで知らなかった曲を聴いても
何の楽器で構成されているかとか、
作曲者や演奏者が影響を受けた
ルーツの音楽や、何へのオマージュ
が込められているかなども気付けたり。

あと、ピアノなど音楽系の習い事は
したことがないし、音を言い当て
られないので絶対音楽はないと
思いますが、鳴らした音と同じ音を
探り当てたり同じ音階で歌うことは
できて、ピアノ経験者の知人に昔
キーボードで試されたら、相対音感
はありそうだと言われました。

トラックの走り去るブロロロ…って
音や、虫の鳴く声、動物の鳴き声、
時計の針の音を聴いて音階を感じる
ことはどうやらできるみたいです。

鳴いてる鳥に向かって声真似すると
より近い場所まできて応じてくる
ので、動物好きとしてはたまりません。

また、歌詞だけでなくメロディーの
間に漂う匂いや色、温度のような
ものを感じ取るのも楽しいです。

自分が作る時もそういうのを意識
してみたら面白そうだな。

自分史開拓への挑戦<其の五>

2019-03-17 | 

※前回記事参照

折角なので、最近出演したカバー曲の
セッションライブの為に作った小道具を
載せてみます(笑)


平らな紙以外に絵を描くのは小学生
以来かもしれない。
あの頃学校の授業の一環で作った
作品で区展に出展されたのは、絵画
の他にはお面もありました。
しかしお面(…というより被り物だな)
の実物は戻ってきたあと我が家は
当時自分含め両親も無頓着なので
恐らく廃棄されたのだと思います。

写真にすら残ってないのが悔やまれます。
ま、今見るとそんな大したもんじゃ
ないかもしれないですが、それでも…ね。

出展作品で唯一写真に残ってる絵画の
方はついでにアップしてみますか。

小4の頃の写生大会で描いた、汚水
処理場の絵を母親が撮影した写真を
更に撮影した写真(ややこしや)。
ほら、母親、撮影にも無頓着だから
戻ってきた絵の上の方、ぶった切っ
ちゃってる(爆)


こうしてみてもやはり気持ちの瞬間が
ダイレクトに現れてしまうような、
手描きの絵が好きみたいです。

アナログな時代の図画工作や美術の
時間が大好きでした。
自業自得で夜なべして作品を仕上げる
深夜の宿題タイムでさえ、世界で一番
楽しい時間に思えました。

子供も大人も、人とお喋りしないで
いる時間は、一つだけでも良いので、
没頭できる何かがあると、前を向く力
のようなものを得られると、私は
信じています。

この頃の経験を振り返ると、そんな気が
するんです。

新元年を迎える前に

2019-03-13 | 

新年を迎えてあまり時間も経って
いないのに改元が迫っているせいか、
何だかまた新年が明けるような感じで
GWに突入したらまた正月気分に
戻りそうだ。(平日勤務で業界の割に
奇跡的に多く休める方なので尚更…)

そんなことを意識しているうちにふと
心境に変化が現れてきました。

平成に入って9年くらい経ってから
エレキギターに目覚め、以来機材は
ずっとマルチエフェクター2機種の
お世話になっていました。
(上達しないうちからのブランクも
長いですが)

初めて買ったマルチエフェクター
ZOOM1010は、今でも問題なく動き
ますが、更なる良い音を追求したく
なった結果、世代交代して新たに
G5というマルチエフェクターを入手
し、メインで使ってきました。

G5は何しろ筐体が大きく重たいので、
車を移動手段に使わない私は旅行などに
使うキャリーケースに無理やり突っ込
んで引くという荒技で、出かけるたび
腹を括って気合いで運搬していました。

しかし最近利用が多いライブ会場には
エレベーターがなく、いつも階段を
上るというちょっとした試練みたいに
なっていると感じた他、大きさにより
ステージへの機材の移動も手間取りがち
に感じたので、この機会にいっそ軽量化、
コンパクト化を目指すという新たな
試みに挑み始めました。

まずシールド(ケーブル)。
アンプとエフェクターとギターとを
繋ぐには2本必要なんですが、今までは
広いステージなども想定し、大は小を
兼ねるというノリで両方とも5mのもの
を使っていました。
(動き回ることも想定して。
…あんまり動かんな。ハシビロコウか)

でも実際にはそんなに長さは要らないと
気付いたので、新調して2本とも3mに
変更。
シールドって何気に重さあるんですよね。
(それに短い方が音質劣化しづらいと
聞いたことがあります。)

そして一番ネックなのは前述した大型の
マルチエフェクター。
音はかなり気に入ってるんですが、もう
本番や練習前にみやみに筋肉疲労させる
のはやめようと。

考えてみたら演奏に無意識に差し支えて
ることももしかしてあったんじゃないかと。
だってベテランの音楽仲間が私の荷物を
試しに持つと皆が皆ウワッというリア
クションするので、さすがにこれは
今までずっと無駄な苦労をしていた
のではないかとようやく気づいた次第。

これからまた年を取っていつかもっと
体力がなくなると考えたら、手は早い
うちに打つべきかなと。
今後体は自分で労わる癖を付けないと
あとが怖い。

昨年11月に受けた健康診断に初めての
項目で引っかかり、今月の頭、消化器官
の精密検査を受けた結果、差し迫った
問題はなかったものの、内視鏡手術を
受けたのは事実。
その週明け、父の弟にあたる伯父が
腸の癌により亡くなった知らせが届き、
明日は我が身と思って用心せねば。

今回を含めると数年の間に理由は別でも
父方の兄妹が8人中4人も立て続けに
亡くなったことになる。

この年齢になると、段々周りから
知っている人がいなくなってしまう
んだな…。

そういう時、不思議と自分と向き合い
たい衝動に駆られる。
人の死は何かを投げかけてくる。
日頃の怠惰を正すような完全な改心
とまではいかずとも。

無理し過ぎずもう少し自分を労わり、
そして前に進もうと改めて思いました。

楽しいことをすることは心に良く、
結果ストレスに敏感な内臓にも良い、
という持論を元に、春らしく少し
新しいことを取り入れてワクワク
してみたいと思い、暫くブログを更新
していなかった間も裏側ではあれこれ
ちょこちょこやってました。

数日前も実はよく行くライブ会場で、
拙いながら3曲ほど(1曲はボーカル
として)セッション
ライブに参加してきたばかりで。
(PC版バージョンのこのブログから
見れるツイッターのアカウントでは
ブログの更新がない時も不定期で
告知や戯れ言か何かを呟いてることが
あります。)

内視鏡の検査までの間は夕方まで
下剤と水以外何も食べられず練習
どころではなかったので、その
すきま時間にライブで使おうと
思っていた小道具を作ってました。

作ったものは後日記念にアップ
してみます。
もうきっと使いどころはないんじゃ
ないかな?

いつも仕事以外はボーっとしてるか
(楽器演奏してる時やゲームしてる時
も没頭し過ぎてボーっとしてますw)、
時事や雑学や音楽のあれこれについて
考えたり、同志と熱く語り合ってる
うちに日が暮れるどころか夜が深まる
ので、我が辞書に退屈という文字は
ないと思います。

知り尽くしてないから好奇心が尽き
ません。
多分ボケるまで続くでしょう。


機材を変えればまた覚えなきゃいけない
こともたくさん出てくるし、機会は極力
稼がねば。

そんな訳で、この春より前線に立って
もらいたい我が精鋭達をご紹介しよう。
(年代バレる・笑)

・BOSS : SUPER Over Drive SD-1


自分の中で一番使い回しの良さそうな
歪み系エフェクターは何か、とずっと
考えていまして。

知人の持っているエフェクターで試奏
してみたり、自分の持っているマルチ
エフェクターの中にある複数の歪み系
エフェクターのシュミレーション元
などから考えると、軽めのドライブ
からしっかりブリブリ歪むぐらいまで
をバランス良い音で鳴らせてくれる、
大概の楽曲で使いまわせるのはどれか…。

結局は好みですが、とりあえず路線
としてはベーシックなドライブ系と
いうあたりを導き出すところまでは
気づきました。

で、現実何が良いか探っている時に
身近に使っている人がいない未知の
エフェクターをいきなり買う勇気を
振り絞れたのは、春畑さんが時々
使っているドライブ系エフェクター
の一つにこのエフェクターがあると
知れたお陰です。
それだけで良さそうに見える(笑)。

事前にはネットでたまたまこれと
他のエフェクターを使った音を比較
する動画を見つけられ、確かに自分
好みの音を出せそうな印象を受けた
ので、それからはもうこれで行こう、
と決めました。


・BOSS : Equalizer GE-7


毎回使う訳でもなさそうですが、
状況次第では、アンプより細かく調整
できるイコライザーは、ないとたまに
困ることもあるので、安全パイとして
買ってみました。
定番のエフェクターですね。

イコライザーと名の付くエフェクター
はかなりあるのでどれにすべきか
非常に迷いましたが、以前音楽仲間の
持っていた2つのイコライザーを試して
みたところ、周波数をより細かく調整
できそうな10バンドのタイプよりも、
この7バンドのGE-7の方が案外音の
変化にメリハリを持たせ易かったので
自分も手に入れてみました。

・tc electronic :
HyperGravity Compressor


敬愛するTUBEのギタリスト、春畑道哉
さんは他社製ではありますが、よく
コンプレッサーを使って演奏してい
るんですよね。

それを知って以来、それまであまり
気にしていなかった初心者丸出しな
自分も、メインで使ってきたマルチ
エフェクターの中でよくコンプレッサー
を選んで使うようになったのですが、
今後外で演奏する際は小さい機材で
済ます方針にした為、後悔しないよう
自由度の高そうなコンパクトエフェクター
を検討したところ、これがなんだか
良さげだったのでゲットしてみました。

ハイテク!(死語w)って一番思ったのは、
以前買ったデジタルアンプ、「Marshall
CODE25」のように、アーティストが
作った設定内容を本体に送信してど素人
でもいきなりいい塩梅で使えるところです。
※過去記事参照

また、例えその機能を使わなかったと
しても独創的に細かく設定することも
できるので、万能なコンプだと思いました。
更にはパソコンからエディターソフト
経由で更に細かい調整もできるらしく、
結構玄人向けだ!

正直まだ使いこなせる自信はないので、
そのあたりは追い追いお勉強するとして、
まずは基本的な使い方から慣れたいと
思います。

・ZOOM : MS-50G


…ZOOM製品これで5個目。
ズーマーとか呼ばれそう(笑)
前に買ったMS-60Bはこれのベース
バージョンみたいな感じです。

コンパクトエフェクターサイズですが、
実はマルチエフェクターで、内部的に
百何十種類以上あるエフェクターの中から
6個くらいまで組み合わせられますが、
全ての機能を使い倒すことはそれほど
目的にしていないから良しとする。

優先したい作業が他にもあるから
何年かかっても全てのエフェクターを
使いこなせる気はしませんが、富豪
じゃない雇われ身分のあたしゃコスパ
重視といきたいところでありんす。

いく数多のエフェクターの商品知識も
ないまま音作りを考えるなら、選択肢は
多い方が納得いくまで考えられそうな
気がしたので、マルチエフェクターの
中でお気に入りを発掘して、コンパクト
エフェクターとの相性を模索してみたい。

イコライザーとコンプと自分的に鉄板の
歪み系コンパクトエフェクター1種に
これを1品足しただけで、モジュール系
や空間系のエフェクター、プリアンプを
内部で選んで並べられるので、例えば
これら4個で実質10個以上繋いでる
ような使い方を目論んで買いました。
使い慣れたらかなり身軽でライブにも
練習にも臨めそう!
キャリーケース要らず(笑)

とりあえずしばらくはこれだけで
やってみようと思い、専用のバッグ
を買ったらエフェクターボードも
付いてきたので早速セットしてみま
した。
初セッティングの記念撮影。

人生初のボード構築。

これに、必要に応じてワウペダルを
外付けしたい。
普段はあんまり使わないから基本
これだけで大丈夫そうですが、そこは
ホント、演奏曲次第なんすよね。
いろんなテイストの曲を弾いてみたい
からいざとなったら対応させたい。

慣れてきたらアイデアに駆られてまた
エフェクターが増えそうな気がします
が(笑)、どうなるものやら。


そしてこれらを電池で稼働させるのは
面倒なので、パワーサプライとして
一度に直列的に挿せるDCケーブルと
大容量のACアダプターも併せて買って
みました。


こんなのあるの、最近まで知りません
でした。
普通パワーサプライというと、小さく
てもコンパクトエフェクター1個分
くらいのアルミの箱に、ばらのDC
ケーブルを1本ずつ挿すイメージしか
なかったので、ボード組む前に知れて
良かった。

先日集まったセッション仲間の一部の
方々とはまた来月共演する予定ですが、
その時には新しい機材で登場すると
宣言したので、練習もセッティングも
頑張りたい。

紆余曲折、夢が広がります!