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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【4/4~4/5】

2024年04月06日 02時19分13秒 | マリーンズ2024
≪4/4≫


 「いい感じです。ホームランは10試合ぐらいで3本出ているので悪くないのかなと思います」。

 ロッテの山本大斗はここまで10試合に出場して、イースタン・リーグトップタイの3本のアーチを描く。

 山本は昨年のオフは逆方向に強く振ることをテーマにやってきたが、このオフは「リハビリが多かった。まずは感覚を取り戻すのと、下半身を使って練習する、打撃をするというのを戻していました」と、昨年10月12日に手術した右足のリハビリがメインだったとのこと。

 昨季ファームに落ちた後から取り組むリラックスした状態から一発でスイングするバッティングを現在も継続。今季から新たに取り組み始めたこととして、「上半身は力を抜いて、下半身での打撃を意識してやっています」と、“下半身”を意識したスイングに取り組む。「あとはタイミングの取り方とかは今かなり意識してやっています」。 

昨年は逆方向を意識して打撃練習を行ってきたが、今年見ると、公式戦ではレフト方向の当たりが多い。「(センターから反対方向を)意識はしているんですけど、結果的に甘いカウントでのホームランが多い。そこはしっかりストレートを狙ったボールを捉えられているので、レフトに飛んでいるので別に問題ないのかなと思います」とキッパリ。

 この先、一軍に上がるために「長打を求められることが多いと思うので、ファームで長打を打ってアピールして、いつでも一軍でできる準備をしていきたいと思います」と意気込む。

 一軍でホームランを打つために必要なことについて「リラックスして、今自分がやっている下半身主体のバッティングができれば一軍で打てると思います」と自信を見せた。

 一軍の試合は「いつ呼ばれても、しっかり対応できるようにずっと見ています」と、映像をしっかりチェック。一軍の外野陣を見ると荻野貴司、ポランコ、山口航輝、愛斗と左翼、右翼を守れる選手はいるが、中堅ができる選手は岡大海、和田康士朗、右翼がメインの愛斗。山本はファームで左翼、右翼だけでなく、中堅でも4試合連続でスタメン出場する。試合前の守備練習では、「センターも守れるように守備の練習も最近やっています」と力をいれる。

 石垣島春季キャンプ中の取材で山本は今季に向けて、「他より目立たないといけないと思うので、ホームラン、長打、必要なところで打てる打撃をアピールしていって、一軍でそれを発揮したい。とにかく一軍でプレーすることにこだわって、3年間ファームなので4年目なので、とにかく一軍でプレーするだけです」と一軍でプレーする強い思いを口にしていた。現在一軍は、チーム本塁打1本と長打力不足に陥っている。“ダイナマイト山本”はいつ一軍から声がかかってもいいように、今はファームで牙を研ぐ。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪4/5≫


 「ちょっとキャンプの時より落ちたんですけど、最近良くなってきた感じですね」。

 ロッテの河村説人は、ここまでファームに2試合に登板し、2試合いずれも無失点に抑えている。

 22年9月16日に『右尺骨神経前方移行術および右肘内側側副靭帯補強術』を受け、昨季は一軍登板がなく、今季から育成選手となった。2月2日の石垣島春季キャンプでの取材では、右肘の状態について「本当に順調で、久しぶりに気持ちよく投げられています」と話し、練習試合、オープン戦に向けて「また再発というか痛みが出ないように、しっかりトレーニングをして徐々に段階を上げてやっていきたいと思います」と話していた。

 現在は右肘の状態について「投げている時は痛みを感じないですし、怖さからくる腕の振りの弱さだとか、あと一歩かなと思います」とのこと。 

 ストレートの強さについて「キャンプの方がやや強かったなと思うんですけど、最近また良くなってきたと思います」と手応え。スピードに関しても、「まだ40前半くらいしか出ていないので、遅くても40後半は投げたいなと。そこを目指してやっています」とのことで、140キロ後半のストレートを投げるため、「体の使い方だったり、腕のコンディションを整えてというのが一番かなと思います」と語った。

 3月19日の巨人との二軍戦で今季初登板を果たし、1回、2安打、無失点に抑えると、今季2度目の公式戦登板となった3月30日の日本ハムとの二軍戦では、3-1の7回に登板し、1イニングをわずか9球、今川優馬から空振り三振を奪うなど、1回をパーフェクトリリーフ。特に今川から空振り三振を奪ったスライダーは、ストライクゾーンからボールゾーンに落ちる良いスライダーだった。本人も「この前の試合からスライダーがなんとなく強くなってきた感じがありました」と好感触を得た。

 河村、最大の武器であるフォークについては、「フォークは変わらずなんですけど、球速がないと振られないので、そこをやっぱり球速とセットで良くなってくると思います」と自身の見解を述べた。

 支配下選手登録復帰に向け、河村は「試合で抑えるのはもちろんですけど、しっかり自分の球を投げるというのを一番に考えてやっていきたいと思います」と決意を述べた。河村は新人時代の21年に4勝(1敗)、防御率3.46をマークした実績がある。ファームで結果を残し、ストレートの強さが戻った時に一軍復帰の可能性が高まりそうだ。マリーンズファンも河村が一軍のマウンドに戻ってくるのを楽しみに待っている。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)


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