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コラム記事【10/5~10/6】

2024年10月06日 19時13分42秒 | マリーンズ2024
≪10/5≫


 ロッテの小島和哉は今季、12勝、163回1/3、132奪三振はいずれもシーズン自己ベストの成績を残した。その中でも、21年から4年連続で規定投球回の到達は非常に価値がある。

 現在NPBで4年連続規定投球回に達成している投手は小島、戸郷翔征(巨人)、加藤貴之(日本ハム)、伊藤大海(日本ハム)に加え、141回1/3の小笠原慎之介(中日)、135回2/3の宮城大弥(オリックス)がシーズンの規定投球回となる143イニングを達成すれば4年連続規定投球回到達となる。ちなみにNPBで投げている投手では4年連続規定投球回到達が最長で、現在5年連続で規定投球回に到達している投手はNPBで誰もいない(MLBの日本人選手は含まない)。故障や不調なく投げられている証とも言える。

 小島は4年連続規定投球回に達成したことに自分自身の中でどのように評価しているのだろうかーー。

 「あんまりローテに穴を開けることなく投げられているのは…。ローテーションで投げているピッチャー、投げさせてもらっている側からすれば、体調不良とかは仕方がないと思いますけど、それは当たり前なのかなと思っています」。

 「監督と選手の信頼関係だと思うので、そこに関しては体の状態が良い時もありましたし、悪い時もありましたけど、しっかり監督との約束というよりかは、しっかり投げさせてもらっている責任はあると思う」。

 「話にならない成績なので。成績をしっかりついてこれるように頑張りたいと思います」。

 規定投球回を投げ抜いているが、今季25試合・163回1/3を投げ、12勝10敗、防御率3.58という成績に納得はいっていない。

 離脱することなく4年間投げ続けているが、故障しない体づくりも関係しているのだろうかーー。

 「特にないですけど、オフシーズンしっかり練習しているのもありますし、ケアのマッサージとかもしてもらっているのとかもすごく、その人たちがいなかったら絶対、1人ではできないのでみんなのおかげかなと思います」。

 若手時代の取材で野菜が苦手と話していたが、食事という部分において現在は「ちゃんと(野菜も)食べますし、試合前に消化が悪いものは食べないですね」とし、「勝った次の日にご褒美に甘いものを食べたりしますし、別にそんなにめちゃめちゃ気をつけているというのはないですね」と明かした。

 小島は今季も開幕から先発ローテーションの穴を開けることなく投げ続けた。本人は“当たり前”と話すが、故障で離脱してしまう投手もいる中で、何年も大きな故障や不調なく投げ抜いているのは立派。他球団を見渡しても、4年連続規定投球回到達している投手はわずかで、それを考えるともっと評価されても良い投手だろう。

▼ 小島の年度別投球回数
※は規定投球回到達
19年:54 1/3
20年:113 1/3
21年:146 ※
22年:143 1/3 ※
23年:158 1/3 ※
24年:163 1/3 ※

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪10/6≫


 ロッテ・鈴木昭汰は12日から始まるクライマックス・シリーズでもフル回転するつもりだ。

 鈴木は昨季ストレートの強さとインコースをテーマに投げ、自主トレは日本通算236セーブをマークする松井裕樹(パドレス)と行い野球に対する考え方、栄養面などを学び、“継続”して取り組んだ結果、自身初のオールスターゲームに出場し、チームトップの51試合に登板、2勝2敗27ホールド5セーブ、防御率0.73と、シーズン通して安定した投球を披露し飛躍の1年となった。

 まずはレギュラーシーズンについて「長いようで早かったし、早かったようで長かったです」と振り返り、プロ4年目の今季は開幕から一度も一軍登録抹消されることなく、一軍で戦い抜いたことも自信に繋がった。

 レギュラーシーズンを3位で終えたロッテは、12日から敵地エスコンフィールドに乗り込み2位・日本ハムとのクライマックスシリーズファーストステージを戦う。

 鈴木は「よりシビアな戦いになると思うし、僕らは3位でいくのでどんどん倒していって、まずは一戦必勝で僕が投げるところで投げて、しっかり抑えたいと思います」と決意を述べた。

 鈴木は昨季もファーストステージのソフトバンク戦、ファイナルステージのオリックス戦に登板しているが、ソフトバンク戦で2回2/3を投げたようにロングリリーフを務め、今季のような勝ち試合での登板ではなかった。

 今季は初登板となった3月29日の日本ハム戦は0-4の9回とビハインドでのマウンドだったが、4月3日のソフトバンク戦で2-2の10回、4月17日の西武戦では2-0の9回の勝ち試合に登板しプロ初セーブ、4月27日の楽天戦で今季初めて勝ち試合の7回、4月30日のオリックス戦で今季初めて勝ち試合の8回に登板と、徐々に信頼を勝ち取り、シーズン途中からは勝ち試合の7回や8回を任されるようになった。

 今回のCSでは試合の勝敗を分けるような大事な場面での登板が予想される。「プレッシャーはありますけど、意気に感じて投げたいと思います」と前を向いた。今季の日本ハム戦は6試合・5回1/3を投げ、被安打2、5奪三振、与四球は1、0失点、防御率0.00の好相性。CSでもチームの勝利のため、必死に腕を振る覚悟だ。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)


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