≪2022/8/6≫
【西武1―2ロッテ ( 2022年8月6日 ベルーナD ) 】
≪対L:10勝8敗≫
ロッテ・小島の気持ちが入った一球だった。2―1の8回2死二塁。145キロ直球で森のバットを二ゴロに詰まらせ、拳を突き出した。珍しく感情をむき出しに。「(マウンドに)行かせてもらった監督、投手コーチにそういう姿を見せたかった」と振り返った。
今季最長の8回を投げ、6安打1失点。6月10日のDeNA戦以来6試合ぶりの2勝目で、チームの連敗を3で止めた。「本当は投げるはずじゃなかったのにもらったチャンス」。昨季10勝を挙げ、今季は先発の軸を期待されながら15試合で1勝7敗。6回途中4失点の前回7月30日のオリックス戦後に2軍再調整を命じられた。
自身の登板試合を映像で見直して、「頼りなさそうに投げていた」と反省。この日は2軍戦登板の予定だったが、コロナ禍で「特例2022代替選手」として中6日で先発が回ってきた。2回に山川に145キロ直球を左越えソロとされたが、4回無死三塁では山川を低めのスライダーで空振り三振。中村、オグレディも凡打に仕留めた。「技術じゃない」と気持ちで抑えた。
浦和学院2年の春、甲子園で頂点に立った。その頃の貪欲さを取り戻した。井口監督も「強気に投げ込んでくれた」とうなずいた。負ければ首位・西武に7・5ゲーム差となる危機を切り抜けた。(君島 圭介)
自身の登板試合を映像で見直して、「頼りなさそうに投げていた」と反省。この日は2軍戦登板の予定だったが、コロナ禍で「特例2022代替選手」として中6日で先発が回ってきた。2回に山川に145キロ直球を左越えソロとされたが、4回無死三塁では山川を低めのスライダーで空振り三振。中村、オグレディも凡打に仕留めた。「技術じゃない」と気持ちで抑えた。
浦和学院2年の春、甲子園で頂点に立った。その頃の貪欲さを取り戻した。井口監督も「強気に投げ込んでくれた」とうなずいた。負ければ首位・西武に7・5ゲーム差となる危機を切り抜けた。(君島 圭介)
5位・ロッテが首位・西武に2―1で逆転勝ち。0―1の8回、代打・レアードが15号逆転2ランを放ち、チームの連敗を3で止めた。先発の小島和哉投手(26)は8回6安打1失点と好投し、6月10日DeNA戦以来2カ月ぶり白星となる2勝目を手にした。
先発の小島は2回、山川に2試合連続となる32号ソロを被弾。先制点を許したが好投を続け追加点は与えず。3回から7回までスコアボードにゼロを並べた。
すると8回、この回から登板した2番手の水上から1死二塁とし、代打・レアードが値千金の15号逆転2ラン。真ん中やや高め128キロのスライダーを捉え左翼スタンドまで運んだ。
8回も続投した小島は1死二塁とされるも源田を左飛、森を二ゴロに打ち取り無失点。打者30人に対し100球、被安打6、被本塁打1、奪三振7、無四球の1失点という内容で降板した。
9回は守護神・益田が山川に二塁打を打たれるも後続を封じ、リーグトップの平野佳(オリックス)に並ぶ25セーブ目。最後は2死二塁から代打・栗山の強烈な打球を大きく弾いてしまうも、浮き上がったボールがちょうど遊撃・小川の元へ。結果的に遊ゴロとなって試合が終了した。
すると8回、この回から登板した2番手の水上から1死二塁とし、代打・レアードが値千金の15号逆転2ラン。真ん中やや高め128キロのスライダーを捉え左翼スタンドまで運んだ。
8回も続投した小島は1死二塁とされるも源田を左飛、森を二ゴロに打ち取り無失点。打者30人に対し100球、被安打6、被本塁打1、奪三振7、無四球の1失点という内容で降板した。
9回は守護神・益田が山川に二塁打を打たれるも後続を封じ、リーグトップの平野佳(オリックス)に並ぶ25セーブ目。最後は2死二塁から代打・栗山の強烈な打球を大きく弾いてしまうも、浮き上がったボールがちょうど遊撃・小川の元へ。結果的に遊ゴロとなって試合が終了した。
ロッテは代打・レアードが小島との約束通り一発で試合を決めた。
0―1の8回1死二塁。打席に向かう前、小島から「1本ちょうだい」と声をかけられ「任せろ」と返した。その直後、水上の128キロスライダーを捉え、左翼席に7月24日の日本ハム戦以来のアーチとなる逆転15号2ランを放った。助っ人は「いいタイミングでの起用に応えることができた」と自画自賛した。
(以上 スポニチ)
ロッテ小島和哉投手(26)は90球で7回のマウンドを終えてベンチへ戻ると、木村1軍投手コーチがブルペンへ電話する様子が見えた。
まだ投げたい-。「いきます」とキッパリ直訴したら「今日の出来で、逆に代えるタイミングはない」との言葉が返ってきたという。直後にレアードの逆転弾が。「(8回にも)行かせてもらった監督、投手コーチにもしっかりとした姿を見せたい」。8回のマウンドに堂々と向かい、今季2勝目を手放さなかった。
防御率2点台ながら、前半戦を終えて1勝7敗。打線の援護が少なかったのは間違いない事実ながら、本人は責任を己に求めた。「僕が勝てていないというよりも、僕が投げた試合で全部負けているので。チームが勝てるような試合に持っていけていないと思っているので」と話したこともある。責任感が強い。
掃除もした。映像はこま送りで何度も見直した。身につけるものの色も変えたりした。それでも最後は“強気”のキーワードにたどり着き、そうでなくなっている自身にも気付く。「僕とかは本当に、1人1人のバッターからしっかりアウトをとって、アウトを積み重ねることしか。その先を見てる余裕はないので」。
強気と表裏一体の“無防備”にならぬよう、徹底して備えた上で、次のマウンドへ向かう。次の打者へ、次の1球へ向かう。160キロも強烈な決め球もなくとも、仕事への高い意識が小島の芯として揺るがない。2勝7敗にして、防御率もパ・リーグ4位に躍り出た。【金子真仁】
絶対に今季2勝目を-。ロッテ小島和哉投手(26)は敏感に察知した。1点リードの8回2死二塁、打者は西武の3番森。初球は変化球でストライクを取り、1度マウンドを外した。
「その前に(捕手の佐藤)都志也と話した時に、内角直球が勝負球になるからと。どこで使おうか探ろうと。1球目の後すぐにそのサインが出て」
浦和学院(埼玉)ではセンバツ優勝投手になるなど若くして経験は豊富。けん制球の動きでマウンドを降り、歩いて、上を向いて考える。10秒少々。
「もう1度考えて、いや、大丈夫だと。取り越し苦労じゃないかなって」
佐藤都を信じ、勝負球を投げ込む。「ちょっと甘かったですけど、気持ちで抑えられたと思います」。二ゴロに抑え、グラブをパーンとたたいた。
1勝7敗で後半戦を迎え、前回登板後には登録抹消された。「球以外なら、第三者的に見ておどおど投げてるなとか、攻めてないよなと思って。そこの切り替え1つだけだと思ったので」。コロナ禍での特例2022昇格で予期せぬ巡ってきた中6日。140キロ台終盤で攻めた初回から、8回最後の球まで、強気の芯を貫き通した。
帽子つば裏に「強気に攻めろ」と書いたのは昨年のこと。この夜、マウンドで何度か眺めたそこに文字はない。「自分に問いかけて。しっかり、大丈夫だぞと」。心でつかんだ今季2勝目が、正念場のチームを救った。【金子真仁】
ロッテ小島和哉投手(26)が8回1失点の好投で、今季2勝目を挙げた。
前回7月30日に登板後に出場選手登録を抹消されたが、先発陣にも新型コロナ陽性判定の選手が出たため、今回は特例2022の代替指名選手としての先発になった。
昨季10勝を挙げた小島は今季は雨天中止、ローテ再編などの影響で、登板予定がずれるケースも多々。その中での今回の好投に、井口資仁監督(47)は「しっかりと投げてくれました。今日は強気な投球でしっかり投げ込んでくれたので。どうしてもいつも逃げてしまって、カウントが不利になってしまうところあったので、今日はしっかりできたと思います」と左腕のマウンドさばきをたたえた。
今回は代替指名選手としての1軍再昇格になったが、来週以降の先発についても「もちろん」と話し、1軍の先発ローテーションに戻ることになる。
首位西武相手に終盤の攻防で1勝1敗とし、第3戦の7日は森遼大朗投手(23)がプロ初先発する。井口監督は「明日の森も、みんなで盛り上げていけたらと思います」と、総動員でカード勝ち越しを狙う。
敗色が濃くなっていたロッテが、ブランドン・レアード内野手(34)のひと振りでひっくり返し、連敗を3で止めた。
7回まで西武与座にチームが2安打に抑えられ、8回から2番手水上に交代。レアードは1死二塁の同点機に代打で登場すると、ボールを3つ選んだ。4球目、スライダーが甘く入ってきたのが見えた。
「スライダーももちろん頭に入れながら、高めの球に目付けをして、失投が来るという気持ちの中で反応することができたよ」
4球目を迷わず振り抜くと、完璧な弾道が左翼席中段に飛び込んだ。逆転15号2ラン。打席に入る前、先発で好投した小島に「1本ちょうだい」とねだられ、白星がつかずとも奮闘してきた左腕に“ご褒美弾”をプレゼントした。
レアードはカウント3-0からも狙ってくる打者だ。井口資仁監督(47)は「ああいう自分の有利なカウントからしっかりと振れたのが大きい」とし「そこ(3-0)で打ってもなかなか前に飛ばせてなかったんですけど、今日はしっかりとねらい球を絞って打てたと思います」と、値千金の1発をたたえていた。【金子真仁】
ロッテ森遼大朗投手(23)が7日の西武戦(ベルーナドーム)で先発する。プロ初先発となる。
5日には井口監督らも見守る中でブルペン投球を行い、この日は最終調整。「やっと来たチャンスなのでしっかり頑張りたいと思います。プロ初先発は人生で1回しかないので、その1回を楽しめたらいいなと思います。西武打線は勢いよく振ってくるバッターがたくさんいると思うので、そこに投げ負けないようにしたいです。調子は悪くないです。良い感じで調整できています」とコメントした。
森は都城商(宮城)から18年育成ドラフト2位で入団。プロ4年目の昨季、イースタン・リーグで10勝を挙げ、シーズン後に球団と支配下選手契約を締結。今季は2軍で登板を重ね、7月30日のオリックス戦(ZOZOマリン)でリリーフとしてプロ初登板を果たしていた。
ロッテ藤原恭大外野手(22)が6日、特例2022で出場選手登録を抹消された。
球団によると、体調不良のため大事をとっての措置となった。
代替指名選手としてドラフト2位の池田来翔内野手(22=国士舘大)が出場選手登録を受けた。
(以上 日刊)
ロッテは1点を追う8回1死二塁。代打のレアードが3ボールから甘く入ったスライダーを左翼席へ15号逆転2ラン。ベンチに帰り笑顔ですしを握った。
3連敗中のロッテは西武先発・与座の前に7回までわずか2安打に抑えられていたが、2番手の水上を攻め逆転に成功した。
(報知)
ロッテが連敗を3で止めた。0―1の八回1死二塁で代打レアードの15号2ランで逆転した。小島は8回6安打1失点で6月10日以来の2勝目を挙げ、益田が25セーブ目。西武は山川の32号本塁打の1点だけで、連勝が4で止まった。
(サンスポ)
ロッテ・小島が8回1失点で6月10日・DeNA戦以来、約2カ月ぶりの白星となる2勝目をつかんだ。
今季は結果が残せず、7月31日に2軍降格。だが、先発に新型コロナウイルスの陽性者が出たため、この日急きょ代替選手として再登録された。チームの連敗も3で止め、「ずっと負けっぱなしで…。ここから巻き返していけるように」と話した。
(デイリー)
逆転勝ちのロッテは連敗を「3」でストップ。残る借金は「2」となった。
先発の小島が8回6安打1失点の快投。2回に4番の山川に先制ソロを浴びたが、4回は無死三塁のピンチを無失点で切り抜けるなど粘り強くゼロを刻んだ。
打線は西武先発・與座の前に7回まで無得点。それでも1点を追う8回、2番手の水上に対し一死二塁の好機を作り、代打・レアードが15号2ランを左翼席へ運び逆転した。
1点リードの9回裏は守護神・益田が先頭の山川に二塁打を許したが、後続をキッチリと退け25セーブ目(0勝1敗)。8回1失点の小島は2勝目(7敗)を手にした。
打線は西武先発・與座の前に7回まで無得点。それでも1点を追う8回、2番手の水上に対し一死二塁の好機を作り、代打・レアードが15号2ランを左翼席へ運び逆転した。
1点リードの9回裏は守護神・益田が先頭の山川に二塁打を許したが、後続をキッチリと退け25セーブ目(0勝1敗)。8回1失点の小島は2勝目(7敗)を手にした。
(ベースボールキング)
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