椎葉神楽調査団
椎葉神楽は、昭和五十五年十二月十二日に国から「記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財」として選択された。それを受けて昭和五十六年度から調査団による学術調査が行われた。椎葉神楽記録作成委員会は、委員長が本田安次(文化財保護審議会専門委員)、副委員長が後藤淑(昭和女子大学教授)、委員は武井正弘(宗教芸能史研究家)・山路興造(芸能史研究家)・吉川周平(鹿児島女子大学講師)・萩原秀三郎 . . . 本文を読む
学習院大学
木内義勝「宮崎の山村における生産と生活」『調査研究報告NO.7 環境と地域文化ー農村における自然と人間のかかわりー』(学習院大学東洋文化研究所、昭和五十四年)。聞き取り調査は木内義勝によって、昭和五十二年二月二十三日から昭和五十三年一月九日まで諸塚村にて行われたものである。 . . . 本文を読む
國學院大学
『民俗採訪ー宮崎県東臼杵郡西郷村他ー』(國學院大學民俗学研究会刊、昭和四十年七月一日)は、昭和二六年から國學院大学が現在でも行っている合同調査の報告書である。
調査代表は井之口章次で、他二〇名ほどの調査者で行われた調査の報告書である。調査は、「夏季共同採訪」といい、昭和三十八年七月十八日から二十三日にかけて行われた。調査地は、東臼杵郡西郷村の中八重、鳥ノ巣、増谷、和田、若宮、八峡、田 . . . 本文を読む
『高千穂・阿蘇』
『高千穂・阿蘇』は、昭和三十一年七月二十五日から同年八月七日にかけて、財団法人神道文化会主催、高千穂阿蘇綜合学術調査団(団長滝川政次郎)によって行われた調査の報告書である。民俗関連の現地調査団員は、「宗教班」として原田敏明(熊本大学教授)、井之口章次(民俗学研究所研究員)、杉本尚雄(熊本大学教授)らが当たり、「民俗班」として今和次郎(早稲田大学教授)、吉町義雄(九州大学教授)、 . . . 本文を読む
中村地平著「日向民話集」
宮崎銀行によって刊行された中村地平氏著作の「日向民話集」(初版昭和29年)が一
部書き改め、宮崎銀行のHPで見ることができます(緒方俊輔氏からの情報) 。
また、この民話集は音声入りのCD-ROMもありますが、非売品です。
西臼杵地方
●天村雲命 ●鬼八伝説●皹(ひび)の童子 ●神をまもる大蛇●夢買いの長者●霊力のある武士
宮崎地方
●田野の百済王●水無川●景清伝説●安姫と猿楽役者●緋の片袖●白蛇の恵み●大蜘蛛の怪●跡江の半平どん
●志津摩物語●刀工鬼正●洲におりた鶴●水かけ地蔵●本町橋の怪
西諸県地方
●神さまと鎌●白鳥神社の白旗●仁王様と大豆●お浪ヶ池●山猫のいる坂
●蛇ヶ淵●飯野の風穴●継子滝
東臼杵地方
●お金ヶ浜とお倉ヶ浜●朝鮮王の漂着●琴塚の山姥●こがねの農具●椎葉物語
●仙千代哀話●塩焼と鶏●人柱のお姫様●河童の遠征●ひょうすぼどん
東諸県地方
●法華嶽薬師由来●和泉式部物語
南那珂地方
●太腹観音 ●弘法の泉●ちじゅ様と泉●銀の杖●親へび子へび ●蛇王権現
●戦国時代の日向武士●赤づら法印 ●坊主ヶ浜●頓智小僧
児湯地方
●搗(つ)き入れ餅●大根川の由来●子見ずの池●白帆の嫌いな権現さま
●桜川物語●冷泉と弘法大師 ●稚児ヶ池と長千代丸●美少年と短冊
●和尚さんと河童●生きている龍●神龍の絵●神石三ヶ月さま●米良のあさよむ
北諸県地方
●静女の身投げ●若宮の死
その他
●伊勢や日向の物語●生霊と蛇
あとがき
●民話の形成 . . . 本文を読む