水産被害3335万円 漁船転覆や養殖魚流出
2011年03月15日
県は、東日本大震災の津波に伴う県内の水産業関係の被害額が15日現在で3335万円に上ることを明らかにした。漁船が2832万円で最も多く、20隻が被害を受けた。
漁船の被害は、転覆や水没が6隻。自治体の内訳は、串間市が2隻で、宮崎、日向、日南市、新富町が各1隻。岸壁にぶつかったことによる船体の損傷は14隻。宮崎市9隻、日南市 . . . 本文を読む
串間市の離島・築島で二十数年ぶりに漁師が誕生した。
3日に県立高等水産研修所(日南市)を卒業した近藤正規さん(15)だ。6日早朝、漁師歴30年の父克浩さん(46)と共にマグロ漁に出発。初出漁を見送ろうと、日南市南郷町の外浦漁港には多くの親戚が駆け付けた。
正規さんは、小さいころ、シイラを釣り上げる克浩さんの姿を見て漁師を志した。中学を卒業後、同研修所に入所。1年間、寮生活を送りながら漁業を学んだ。
かつては漁業で栄えた築島だが、漁価低迷などで漁業は次第に衰退。現在漁に出るのは正規さんを含めて5軒10人にとどまる。漁師になった移住者が1人いるが、島生まれの後継者は久々。そんな正規さんを激励しようと、港には祖父母ら約30人が集まり、それぞれに温かな言葉を贈った。
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