赤坂宿昆虫研究室

生き物とともに成長する姿を綴っていきます。

名和昆虫博物館~こだわりの標本製作 チョウ編~に参加!

2014-01-20 22:54:42 | 昆虫
ご覧いただきありがとうございます。

赤坂宿昆虫研究室の助手のmyu-myukunです。

今回は、いつもお世話になっています名和昆虫博物館に室長と行ってきました。

何をしに行ったかといいますと、“こだわりの標本製作 チョウ編”に参加しました。

いつもの標本教室とは違い、今回は触角を伸ばす技術を習得するためにピンセットから作ってしまうのです

   

室長が尊敬する名和先生です。

まずは、ピンセットつくりからです。コンコルドのように先を曲げていきます。

コンコルド・・・・・・もうなくなってしまいましたね。一度乗りたかったです。

ピンセットつくりに戻ります。



最初は、ここからスタートです。



   

ペンチで曲げます。

   

室長挑戦です。しかし、硬すぎて室長には無理のようです。

   

名和先生でもたいへんのようです。

   

なんとか曲げれましたら、ヤスリがけです。

   

先の角をマイルドにしないと、刃物のように触角を切ってしまうようです。

   

室長もひたすらヤスリがけです。

   

   

開きの微調整もしていただき、完成

   

さて、後半は標本です。今回、myu-myukunは、クサビモンキシタアゲハに挑戦です。

軟化展翅法です。

三角紙の中で、固まったチョウをお湯を使って柔らかくしてあげる方法です。

2~3日前より軟化器にいれて、湿り気を与え、翅のしわなどを伸ばしてあげます。

注射器で胸のあたりから頭部の方向に針を入れてお湯を注入します。

そのあと、頭から前羽付け根くらいまで、マグカップに注いだ熱湯につけます。

頭の向きを修正。ここが大切です。標本時に頭を持ち上げなくてはならず、

柔らかくほぐしておく必要があります。

触角をしごいて伸ばします。

ここまで、写真がないのは、そんな余裕がなかったからです。すみません

かわいい絵文字でごまかします・・・・・・

そして、ひたすら針で翅の付け根に“ツクツク”です。

みな、ひたすら親の仇のようにツクツクします。

   

名和先生の貴重な“ツクツク”のシーンです。参加しないとみることができません(笑)

   

そして、myu-myukuの完成です。お湯をつけてから、15分くらいでやらないとだんだん乾燥してしまいます。

なんと・・・・触角が折れました。2か所も・・・

あの、何とも言えないような感触。ポキッ修正難しいらしいです・・・・・

   

サビモンキシタアゲハ

室長の作品です。さすが、室長。年長から通っているだけのことはあります。

わたしより、はるかに早くきれいです。触角もあります。

このあと、先生よりクサビモンキシタの♀の後翅がもう少し下げたほうがいいと、

アドバイスいただき自宅にて修正しました。

楽しいひと時でした。ありがとうございます。

乾燥しましたら、名和昆虫博物館で修理の方法教えていただきます。

よろしくお願いします。









コメント
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