学校が再開され、ある学校で伝染防止に、加湿器に消毒薬を入れて使う、という報道がありました。
これは大変な間違いです。絶対に真似しないでください。
消毒薬が使えるのは、手や足など、皮膚に限られます。
粘膜には使えません。うがい用の消毒薬であるルゴール液も喉より奥の気管〜肺に入れば危険です。
加湿器で使えば、全て肺まで届いてしまい、化学肺炎を起こします。
既に外国の実例があります。
●中国で、消毒薬を霧吹きに入れて部屋中に散布しまくった結果、化学肺炎を起こして重体。
この方は、医師がコロナにしてはおかしいと調べて気づき、命はとりとめました。
●韓国で、消毒薬を入れて使う加湿器を発売。
数カ月後に大量の間質性肺炎患者が発生。
95名死亡、300名以上が、治ることのない肺の後遺症で今も苦しんでます。
人がいる部屋などの空間の消毒というのはできません。
部屋を消毒する唯一の方法は、「燻蒸(くんじょう)」と言って、ゴキブリ退治に部屋を締め切って人がいない状態にしてバルサンを炊くのと同じ方法のみです。
無理やり消毒しても空気が入れ替われば意味が無くなります。
絶対に、このような事はしないでください。
消毒薬が薄いから大丈夫ではありません。
消毒薬は強い化学反応を起こします。
韓国の例でも病気が発覚したのは使い始めて2ヶ月ほど経ってからです。
少ないから大丈夫ではありません。