今宵、フィッツジェラルド劇場で ２００７年３月３日公開

　　　　　　　　　　　　　　　　　ディカプリオの携帯が（略）


　デイモン　「おっす！　おらデイモン！　ゲキレンジャーって何気に面白いよね？」
　ディカプリオ　「うん、結構ハマりそうだ。で、何の用？」
　デイモン　　　「今宵、フィッツジェラルド劇場では観た？」
　ディカプリオ　「観たけどさ…、話は変わるけど」
　デイモン　　　「何で話を変えるの？」
　ディカプリオ　「いや、亡くなられた方の悪口は良くないよ？　劇中のセリフでもあるだろ？　『老人の死は悲劇ではない』って…」
　デイモン　　　「うん、Ｌ・Ｑ・ジョーンズはいい役者だよ？　ＴＶシリーズでも必ずあの人出演してるもんね。…で、感想はどうよ？」
　ディカプリオ　「司会者のメガネ男、ギャリソン・キーラーって…、あれ素人？」
　デイモン　　　「うん、素人。映画初主演だってさ？　ラジオ放送のＤＪやってるみたいだったけど」
　ディカプリオ　「あいつ、喋っているだけだったよね？」
　デイモン　　　「うん、常盤貴子の演技よりも酷かった」
　ディカプリオ　「脇がすげー豪華だったのに…」
　デイモン　　　「何だよ？」

　ディカプリオ　「話変わるけどさ」

　デイモン　　　「何で変えるの？」

　ディカプリオ　「最近、ヒマだからギター教室に通っているんだけど、ウエスタンしか教えてくれないんだよ？」
　デイモン　　　「うん」
　ディカプリオ　「で、この前歓迎会があったんだけど、メンバーは盛り上がっているんだけど俺、打ち解けることができなくて凄く空気が微妙でさ？」

　デイモン　　　「あるよね、そういうこと」

　ディカプリオ　「そんな心境だ」

　デイモン　　　「ウディ・ハリルソンが下ネタカントリー歌手として登場してたけど…」
　ディカプリオ　「エンタの神様のキャラ芸人よりも寒かったよね？」
　デイモン　　　「うん、あれは酷かった」
　ディカプリオ　「天使が登場するけど…」
　デイモン　　　「白いコートを着ているから天使というのもなぁ？」
　ディカプリオ　「下北沢の小劇場演劇じゃないんだからなぁ…」
　デイモン　　　「探偵がソフト帽かぶって、ボギーみたいな登場で…」
　ディカプリオ　「ぶっちゃけ、この映画面白かった？」

　デイモン　　　「…話変わるけどさ？」

　ディカプリオ　「何で、変えるの？」

　デイモン　　　「（無視して）口裂け女は観る？」
　ディカプリオ　「観ない」
　デイモン　　　「何で？」
　ディカプリオ　「だって、ノロイの監督だぜ？　ＤＶＤで観ても損したと思う映画を劇場で観たいと思う？」
　デイモン　　　「思わない。俺、そこまでヒマじゃないし」
　ディカプリオ　「口裂け女の本物は見たことある？」
　デイモン　　　「ないなぁ？　結局、都市伝説だったしね」

　ディカプリオ　「俺は、股が裂けている女なら見たことあるぞ？」

　デイモン　　　「結局、最後は下ネタかよ!?」