ゴールデンスランバー

　　　↑　ワンちゃんの映画と勘違いしていたのはボクだけでしょうか


　劇中で何度も「オズワルドが～」と言っているが「ＪＦＫ」ごっこにしか思えないような役者の演技はどうにかならないものでしょうか？

　吉岡秀隆が堺雅人をハメてしまう冒頭の演技も「追い込まれたサラリーマンの悲哀」を演じているであろうが小便を我慢しているようにしか見えず

　「どんなにブザマになっても生きろ！」と言われてもその気にはなんないし。

　堺雅人も口をすぼませているのは本人の癖？それとも演技指導？いずれにせよ全く追い込まれた感がなく「クヒオ大佐」の時もそうだったけど堺雅人の演技って…、他の映画ではどうなの？

　時代設定も謎で登場人物が定年間近というのなら分かるが、おそらく30歳前後であろう登場人物たちの流行歌や、車のＣＭソングや車の年式（おそらく40年近く前）でファッションが70年代（？）だったりもう無茶苦茶。

　オートバックスの店員の姉ちゃんがそんな古い時代のＣＭソングを知っているのか？「皆さんお元気ですか～」「カローラーⅡに乗って～♪」ならギリギリＯＫかもしれないけど…。

　逃げる堺雅人が、逃走中にＴＶを見るためにゲーム機を買うのも謎。最近の携帯はワンセグがついてて当たり前なのだから買う必要はなくスポンサーの事情としか思えない。

　花火も…、あの飛んでいくシーンのＣＧのダサさにはもう…。


　「これは面白い！」と自分に言い聞かせながらでないと作品を楽しめないというのは苦行です。

　
　実生活においても、見立てをしないと楽しめない世の中になってきたのでしょうか。つまんない世の中になってきたもんですね。