
私、ナーンタリ教会にはニガい思い出があるんです。。。
12月24日の夕方、ナーンタリスパホテルのロビーに
「今日の夜11:30、ナーンタリ教会でのミサに行く希望者の為にバスを一台を往復させます。
これはツァーではありませんから各自の責任で行って下さい」という張り紙がありました。
やったぁ~!
私は、別にキリスト教信者でもなんでもないんですけど
教会のミサに行くのが大好きで
小さい頃、東京の碑文谷にあるサレジオ教会の近くに住んでいたときは
よく12月24日の夜中のミサに行ってました。
一人で電車に乗れるようになってからは、杉並教会、カテドラル大聖堂、上智大学・・とあちこちへ。
一人で
に乗るようになってからは、あちこちの教会や大聖堂のミサを見に行きました。
一緒に行った人は興味がなかったので、私ひとりで参加したんですけど。
夜11時半、ジャケット着ないでスウェットとジーンズでロビーからバスに乗りました。
もうすぐミサが始まろうという時に教会に着いて、二階席に座りました。
祭壇の隣にあるツリーはシンプルな感じです。
まあ、全体的にヨーロッパのツリーは単色か同系色使いが多いと思います。
日本みたいに多色使いはアメリカの影響かな?
といっても私が見たのはハワイのツリー(しかもヒルトンの中で見たツリー)だけだから、よくわかんないけど。
ミサはアットホームな感じで、神父さんのお話や合間にトランペットとオルガンの合奏や少年少女を含めた合唱団の演奏が入ります。
ホントは良くないとは思うんですけど、ミサが終わった直後につい一枚

ミサが終わった後、教会横の扉から外に出ました。
出てみると、そこはなだらかな丘のようになってて墓石が規則正しく並んでいました。
でも、そこには今まで私の見たことのない
光景が・・・。
各々の墓石の前には火の灯ったランタンみたいなものが置いてあり、
その炎が何百と真っ暗な中にユラユラと浮かび上がっているんです。
そして静寂な中で降っている雪に鈍く反射して、とてもこの夜のものとは思えない幻想的な光景でした。
一生懸命
に収められないかと頑張ってみましたが、まるでダメでしたね。
まだ人沢山いるから、バスは出ないよね・・・と思いながら
その墓地の方に近づき、お参りしている人達の中に入って眺めていました。
そんなに時間経ってないと思ってたのですが・・・。
ふと物音に気づいて反対側下に目をやると
が走り去っていく・・。
しまった!!
急いで坂を下りていきましたが、もう後の祭り・・・。
で、あたりを見回したのですが、後から考えると地元の人ばっかりだったのか、
みんな
で走り去ってしまって、あっという間に私ひとりだけ・・・。
仕方ないから、
が通るまでホテルに向かって歩いていけば
そのうち民家に着くだろうと思いました。
でも部屋着のまま来ていたのと歩き馴れない雪道で
200メートル位歩いたかな・・・と思うところで、もう一歩も足が出なくなってしまいました。
なんかいつか
で見た「八甲田山」みたいな光景。
あたりはしーんと静寂さを保っている。
あー、このまま凍死かぁ・・・
なんか短い人生だったけど、これも仕方ないかな・・・
でも振り返ってみたらけっこう楽しい人生だったかも。
死んだら、私より先に死んじゃったあの人にも会えるのかな?
・・・などと考えたりして、今まで出会ってきた人達や楽しかった&うれしかった出来事なんかが
浮かんでくるんですね、不思議と。。。
さっき感動した「この世のものとは思えない幻想的な光景」は、実は天国の入口の光景だったのかな・・。
ところが、真っ暗な中に一瞬キツい光が見えて振り返るとそれは
のライトだったんです。
急いで一生懸命手を振ったら、その車は止まってくれました。
「一体どうしたの?」の聞かれて今までのいきさつを話したら「人助けできて嬉しいわ」と
言われてしまいました。
その人は、ミサに来てた人だったんだけど弟夫婦を送った後
自分の家に帰るとこだったそうです。
無事にナーンタリスパホテルに送り届けてもらった上に
「メリークリスマス!」とまで言われてしまうという、
今から思えばなんとも間抜けな体験をしてしまった私でした。
ちなみにひとりきりになってしまってから、ホテルに着くまで
この
以外に見かけた車&人は皆無でした。
ホントにこの人に出会えたから、今こうして私はブログを書いていられる訳です。
夏にもう一度来たときに自分が歩いた場所を確かめてみると
200メートル位歩いたつもりですが、実際は100メートルもいってないですね。
こんなところで遭難しかけたのか、私は・・・。
でも今でも瞼を閉じると、雪の夜の「あの幻想的な光景」を思い出します。
忘れられない光景です。

上の写真は、ムーミンワールドから帰ってくる湖上の橋からナーンタリ教会を撮ったものです。
12月24日の夕方、ナーンタリスパホテルのロビーに
「今日の夜11:30、ナーンタリ教会でのミサに行く希望者の為にバスを一台を往復させます。
これはツァーではありませんから各自の責任で行って下さい」という張り紙がありました。
やったぁ~!
私は、別にキリスト教信者でもなんでもないんですけど
教会のミサに行くのが大好きで
小さい頃、東京の碑文谷にあるサレジオ教会の近くに住んでいたときは
よく12月24日の夜中のミサに行ってました。
一人で電車に乗れるようになってからは、杉並教会、カテドラル大聖堂、上智大学・・とあちこちへ。
一人で

一緒に行った人は興味がなかったので、私ひとりで参加したんですけど。
夜11時半、ジャケット着ないでスウェットとジーンズでロビーからバスに乗りました。
もうすぐミサが始まろうという時に教会に着いて、二階席に座りました。
祭壇の隣にあるツリーはシンプルな感じです。
まあ、全体的にヨーロッパのツリーは単色か同系色使いが多いと思います。
日本みたいに多色使いはアメリカの影響かな?
といっても私が見たのはハワイのツリー(しかもヒルトンの中で見たツリー)だけだから、よくわかんないけど。
ミサはアットホームな感じで、神父さんのお話や合間にトランペットとオルガンの合奏や少年少女を含めた合唱団の演奏が入ります。
ホントは良くないとは思うんですけど、ミサが終わった直後につい一枚


ミサが終わった後、教会横の扉から外に出ました。
出てみると、そこはなだらかな丘のようになってて墓石が規則正しく並んでいました。
でも、そこには今まで私の見たことのない

各々の墓石の前には火の灯ったランタンみたいなものが置いてあり、
その炎が何百と真っ暗な中にユラユラと浮かび上がっているんです。
そして静寂な中で降っている雪に鈍く反射して、とてもこの夜のものとは思えない幻想的な光景でした。
一生懸命

まだ人沢山いるから、バスは出ないよね・・・と思いながら
その墓地の方に近づき、お参りしている人達の中に入って眺めていました。
そんなに時間経ってないと思ってたのですが・・・。
ふと物音に気づいて反対側下に目をやると

しまった!!
急いで坂を下りていきましたが、もう後の祭り・・・。
で、あたりを見回したのですが、後から考えると地元の人ばっかりだったのか、
みんな

仕方ないから、

そのうち民家に着くだろうと思いました。
でも部屋着のまま来ていたのと歩き馴れない雪道で
200メートル位歩いたかな・・・と思うところで、もう一歩も足が出なくなってしまいました。
なんかいつか

あたりはしーんと静寂さを保っている。
あー、このまま凍死かぁ・・・
なんか短い人生だったけど、これも仕方ないかな・・・
でも振り返ってみたらけっこう楽しい人生だったかも。
死んだら、私より先に死んじゃったあの人にも会えるのかな?
・・・などと考えたりして、今まで出会ってきた人達や楽しかった&うれしかった出来事なんかが
浮かんでくるんですね、不思議と。。。
さっき感動した「この世のものとは思えない幻想的な光景」は、実は天国の入口の光景だったのかな・・。
ところが、真っ暗な中に一瞬キツい光が見えて振り返るとそれは

急いで一生懸命手を振ったら、その車は止まってくれました。
「一体どうしたの?」の聞かれて今までのいきさつを話したら「人助けできて嬉しいわ」と
言われてしまいました。
その人は、ミサに来てた人だったんだけど弟夫婦を送った後
自分の家に帰るとこだったそうです。
無事にナーンタリスパホテルに送り届けてもらった上に
「メリークリスマス!」とまで言われてしまうという、
今から思えばなんとも間抜けな体験をしてしまった私でした。
ちなみにひとりきりになってしまってから、ホテルに着くまで
この

ホントにこの人に出会えたから、今こうして私はブログを書いていられる訳です。
夏にもう一度来たときに自分が歩いた場所を確かめてみると
200メートル位歩いたつもりですが、実際は100メートルもいってないですね。
こんなところで遭難しかけたのか、私は・・・。
でも今でも瞼を閉じると、雪の夜の「あの幻想的な光景」を思い出します。
忘れられない光景です。

上の写真は、ムーミンワールドから帰ってくる湖上の橋からナーンタリ教会を撮ったものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます