再会（空の上の両親へ）第四話

　救急車が私の家に着いて、母を病院へと運んでいきました。兄と私は、その後を追って病院へ向かいました。３０分ほどしてから医師が待合室にやって来て、
「ヤッパリ脳梗塞を起こしているみたいだから、すぐ入院して検査してみましょう。」　
　検査の結果、脳梗塞を起こしていることが、はっきりしました。父の入院に続き、母も入院。一体どうなってるのか？誰かに聞いてみたい気持ちになりました。
　母は一時期回復したかに思えたのも束の間、二度目の脳梗塞を起こしたのです。
私は兄と二人で父の面会と母の面会とを毎週日課のように過ごしていました。
　そんな中、今度は兄が体調不良を訴えるようになってきたのです。
「どうも、最近手足に力が入らないんだよな！なんでだろう。」・・・・・・
私はなんのアドバイスもしてやれなかた。いくらなんでも、ドラマみたいなことは起こらないだろうと高をくくっていました。
　それから二ヶ月ほど過ぎた頃でした。兄から電話があって、
「歩くのも、間々ならなくなってきたから、病院へいって診てもらったら、頚椎に異常があるから、すぐ手術することになったよ。」
”なんで！何で！なんで家の家族だけ”って、思わず叫んでしまいました。

トライアルで一言

　　　　トライアルで一言。
人生はトライアルのようなものですね～。
社会は、何においてもセクションだらけ。山を越え、谷を超え、壁を乗り越える。
そうしなければ前には進めないんだよね。辛いよね～！
　でも、障害物を乗り越えた時のあの達成感は、すごいよねー。一つ出来たら、今度は別の事にチャレンジする。チャレンジ、チャレンジが人生である。
　でも、その努力が報われない時だってあるよね～。だけど、その時は自分の努力がまだ足りないのだと考え、もう一歩努力する。そうすれば、必ず誰かが見ていてくれる。そう信じています。
　ん～！やっぱり人生はトライアルですなあ～。！

久々のトライアルです

本日、久々にトライアルやってきました。福島の某練習場です。
身体全体が悲鳴を上げてます。でも、やっぱりトライアルは
楽しいですね～。そう思いませんか。

再会（空の上の両親へ）第三話

　父は入院生活にも慣れて元気を取り戻し、徐々に歩く事も出来るようになっていきました。一年、二年と益々元気になり一人で外に出て、ずっと好きだった花の手入れをするまでになっていったのです。病室のすぐ外に花壇があって、その花壇をまかされるようになっていました。
　そんな中、母は食事もちゃんと採らなくなり、徐々に痩せていきました。なんか生き甲斐をなくしたようでもありました。
私も縁がなく、ズーッと独身でしたから、母を手伝う事もままならなくて、仕事から帰ってもほとんど話す事もしていませんでした。今思えば、この頃からストレスが溜っていったのではないかと思ってます。私も全然気にしないでいたため、母の助けを求める心の叫びにまったく気付く事がなかったのです。
　父は病状も安定して看護士にわがままさえも言ってしまうありさまでした。それとは逆に母は益々元気がなくなり、酒だけで生きてるようにも見えました。何を言っても聞く耳を持たず、どうすれば食事を採ってくれるのか考えていました。そんなある日でした。朝、母は手が震え徐々に体が傾いていきました。そんな母を私は叱り、
「しっかりしなさい。」と言ってしまったのです。その時すぐ病院へ連れて行ってれば、もう少し長生き出来たのではないかと後悔しています。
　それから二週間ほど、良くなったり悪くなったりを繰り返すようになったため、かかり付けの医師に相談しました。医師は、
「脳梗塞を引き起こしているようだから、すぐ総合病院へ入院させないとイカン！」、そう言われました。
私はその時、自分の不甲斐無さに、愕然としました。なぜ最初の症状の時気付いてやれなかったのか！なぜあの時、なぜ！そう自分を責めずにはいられませんでした。