春の陽射しがまぶしい朝になりました。今日の朝会では、「3・11を忘れない」を話しました。昨日、11日、地震と原発事故の傷跡残る福島県で2時46分を迎えたこと。まだまだ復興には遠い現状であることを話し、これらのことを忘れないことが大切だと話しました。次に、共助・公助も大切だが、自助が必要なことを伝え、次の準備をしているか尋ねました。①家の住所・電話番号②避難する場所を話し合っているか(いざとなったら学校へ)③非常持ち出し(水・懐中電灯・お金等)の物を準備しているか④家で、身の回りの整理整頓を心がけているか⑤家族との連絡方法は分かっているか・・・。①②については、沢山手が挙がったけど、③④⑤は少なかったです。6年生は、次のように感想を寄せてくれました。
◯Tさん・・・・1年前の3月11日、大地震。もうそれから1年経ったかと思うと早く感じる。けれども、復興の様子を観ると1年は長いと感じる。東京でも、直下型地震がいつか来ると言われているが、家には避難リュックはない。校長先生の話を聞いて、そういう災害に対応できるように、避難リュックや避難場所をしっかり家族と決めておきたいと思った。そして、今から、家族や友達、知り合いを大切にして行きたいと改めて思った。
◯Sさん・・・・「3月11日、午後2時46分」あの日の出来事は、絶対に忘れない。大きな地震、大きな津波、もう最悪の状況だった。昨日、テレビを観ると、どれも3月11日のことだった。私は、観るのも辛く観たくないと思った。しかし、昨年・先生が言った言葉を想い出した。「逃げてはいけない。」この言葉を想い出したとき、3月11日にしっかり向き合わなくちゃ生けないと思った。私たちに出来ることは「忘れない」ことだと思う。
【ぴかぴか大作戦】6年生は今、何日かに分けて、学校中をピカピカにしています。卒業を前にして、お世話になった学校への感謝の気持ちを、清掃活動に取り組み「ピカピカ大作戦」によって表したいと考えたようです。普段は目の届かない、教室表示の札や靴箱の中や上の方の棚まで一生懸命に掃除をしていました。今日は、廊下・階段をきれいにしたり窓の汚れを拭いていました。この間の清掃より熱の入り方が違ったので、「今日は一段と真剣だね、ありがとう。」と声を掛けると、ある子は、「6年生を送る会」での下級生の気持ちが嬉しかったから、と正直に気持ちを言ってくれました。下級生の気持ちを、きちんと受け止めてくれるこの子が頼もしく感じましたし嬉しくもありました。ちなみに、6年の学級通信に載ったSさんの「6年生を送る会の感想」を紹介します。
ポロポロ。急に涙が出てきた。1年間を振り返って、すごく悲しくなった。今日をずっと楽しみにしていた。待ち遠しくもあった。そして、「6年生を送る会」は始まった。各学年の出し物、1年生は私たちが初めて迎え沢山遊んだ。2年生の出し物が始まった。すると、顔がすごく熱くなった。2年生には仲良しが沢山いた。歌と合わせて言っているかけ声、全部に感動した。全ての出し物が終わった。次の6年生の出し物が始まる前に、6年生を代表して感謝の言葉などを言った。このときぐらいは笑顔ではきはき言わなくちゃと思っていたが、言っている内に又顔が赤くなってきた。それでも、涙をこらえて言ったが、声は震えて小さくて自分の想像と逆だった。合唱をしているとき、ずっと心の中で「ありがとう」とつぶやいていた。そして、悲しくて余り笑顔ではいられなかった。だから、卒業までの身近い時間は、ずっと笑顔で小学校生活を終わりたい。
廊下や窓のサッシまで手の届くところをピカピカにしてくれています。ありがとう。