スカッとした青空で、富士山がくっきりと見えました。今日の朝会では、東日本大震災と放射能事故から9ヶ月が過ぎたことから、2つのことを話題にしました。1つは、被災地から避難した人たちに心ない言葉をかけたり仲間はずれにする事例が伝わってきて残念に思っていたけれど、土曜日に開かれた人権作文発表会では、何名かの子ども達がそのことに触れて、仲良くするとか自分が出来ることについて訴えていたことに救われたことを、例を挙げて話しました。もう一つは、被災した子どものインタビューで、「サッカーなんかいつでも出来る。そう思って真剣に練習してこなかった。しかし、やる場所も友達もなくなってみて、その時間を大切にして一生懸命にやる大切さが分かった。」と言っていたことを紹介して、みなさんにも「明日、友達がいなくなる。家が無くなる、家族がばらばらになる。」なんて考えている人はい無いと思う。サッカーに限らずに、その時を一生懸命悔いなくやろう。そんな話をしました。(あとで、人権作文コンクールで文部科学大臣賞をとった中学生は、被災した福島の中学生で、心ない差別に痛んだ心を吐露した作文であることをニュースで知り、話して良かったと思いました。)
【はじめよう、にこにこだいさくせん】1年生の「生活」では、1年の振り返りを兼ねて、家でどんなことをしているのか、どんなことをしてみようと思うか発表し合っていました。先生が、1人で起きられるようになった?1人で着替えができてる?歯磨きは?と聞くと、ばかにしないでとばかりに「できる」と元気に手を挙げていました。しかし、子どもの中には、朝の食器並べや皿洗いをしている子もいて、「やったことない」と元気がなくなりました。お姉さんが、合唱団で早くでるので、パジャマをたたんで上げる子もいて感心していました。朝のあいさつ「おはよう」が言える。行ってきますが言える・・・などは出来ているようですからみんなえらい。そこで、これらのことは、みんなをにこにこさせることだと確認した上で、自分として何を続けてやっていこうか、新しく「これをやってみよう」そんなことを、考えていきました。きっと、別人みたいに1人で「にこにこだいさくせん」をやりだす子もいるはずですから、冷やかしたりしないで誉めて上げてください。
にこにこだいさくせんにごきょうりょくよろしくおねがいします。
【皆既月食】天候に恵まれて、最初から最後まで世紀の天体ショーが見られました。私も、9時45分から15分おきくらいに空を仰ぎ見て観察しました。とくに、11時くらいら皆既月食になり、同時にこれまでは白と黒だったのに赤い月が現れたのには感動しました。6年生は月の満ち欠けと太陽・地球の関係を勉強したばかりですから、月と地球、そして太陽が一直線に重なる状態が理解できたかも知れませんね。テレビで見た方が大きく見えたかも知れないけれど、実際見た月の方が印象深かったように私には思いました。写真は理科支援員の坂本先生が、前もって予告してくれていたものです。
この写真の下にも、皆既月食のメカニズムが示されていますので、ぜひ読んでみてください。
◯6年Uさんの感想・・・11年ぶりの皆既月食でした。私は、生まれて初めて見ました。私の予想では、新月のように見えるのかと思っていたのに、実際は赤みを帯びていて、神秘的でとてもきれいでした。