猫の音

君の言葉を借りてみた  ~ 心のお天気 覚え書き ~

切ないトライアングル

2004-07-01 | 心のお天気
目の場合、進行のスピードは早いと聞く。
次の日の朝一番、点眼薬をいただきにあがった主が憤慨し帰宅した。

待合はゴールデンレトリバーの先客が1匹と1人で
珍しく込み合ってはいなかったため、
主は直ぐに受付を済ますことが出来たらしい。

溶解し1日4回の点眼で保存は冷蔵庫がベター。
丁重な用法の説明を受けた後、
2~3日で症状が治まらなければ受診するよう言われたという。

本来であれば診察を望んでいる、その旨と
昨秋の検査結果から連れて来るに難い事を主が湾曲に返したところ
こちらは(動物)医学用語で声退きに話しているにも関わらず、
受付のキレイなお姉さんはカルテを見て、
ずばり病名を日常化して返したと言う。

主のコメカミの四つ角がブチッと音をたてた。

「周りの人に病名が検討つくような薬の名前や用法は勘弁されたし」
処方せん薬局の待ち合いを例にあげた記事を
主はその朝広げた朝刊で読んだばかりだった。

キャリーバッグを見ただけで猛烈ダッシュで逃げるアタシと、
些細な変動でも本音は診察を願う主、そして病院。
このトライアングルが切ない音をたてた。

何も言葉を返せない主だった、
扉を開けると降ってきた強い陽射しで主の滲みは乾いた 。


あるじ?
どんまい、で行こうョ 。

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2 Comments

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心は複雑でした (Wiz)
2004-07-05 00:26:44
病院へ連れていくときは、いつもすがる気持ちで信じて行ったものです。でも、事務的に対応されたり、人間と違ってよくわからないことが多いので・・・と言われて戸惑うしかなかったり・・・と、一時は病院への不信だらけでした。それでも、やっぱりすがるしかなく、心境はいつも複雑でした。できる限りのことをして、自分なりに納得する努力をするしかないのかと。猫達の言葉が聞けたらどれだけ救われるか、もっと適切なことをしてあげられるのにと思ってしまいます。でもこれも人間ろしてのかってな理屈かもしれませんね。
願い事 (主)
2004-07-05 01:18:58
動物学、-医学というのでしょうか。

つまるところ「複雑ですから、」と言われたことがありました。



いつも縋る想いで診察を受ける。

聞き逃しのないようドクターの言葉に集中する。

出来るようで、なかなか消耗する作業ですよね。



今回ばかりは、

私の生活圏の猫はこのコで最後だと思うことで

決着をつけています。

ですから、Wizさんの街中の猫君たちの贈る視線に

うたれるのです。

その精神に、いつも いつも 。





おぼろ月夜というのでしょうか、

Wizさんのページより、

ここ数日の黄金に輝く月を見て

それでも やっぱり願いを思案する私でした 。

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