猫の音

君の言葉を借りてみた  ~ 心のお天気 覚え書き ~

赤いタワー

2014-02-28 | 心のお天気
2月最後の日、猫砂の調達に出かけた先でポートタワーをパシャリ。



思えば間近で見るのは何年ぶりだろう。

おフザケがまだ許されたあの頃、山と海に挟まれたこの場所で深夜よく花火をして遊んだ。

いつでも何にでも立ち向かえたあの頃が懐かしい。

高さも華やかさでも劣るけれど、控えめに佇む年下の赤いタワーが愛おしい。




氷柱

2014-02-19 | 心のお天気
どおりで冷えた朝だった。

室内からガラス越しに撮ったため鮮度が落ちているけれど、腰窓のひさしにぶら下がった氷柱を発見。

春はどこにかくれているのだろう。





0216

2014-02-16 | 心のお天気

発症した日の空は克明に覚えているが、手術した日の空は思い出せない。

目に見えるすべてのモノからうんと距離を置かれたかのような感覚は心細さの境地の現れと推察する。

覚えはないけれど、空となれば更に遥か遠い感覚だったのかもしれない。



今でも他人様が持つ傘など長いものに過剰に反応してしまい
前から走って来る人など過度の危険予測をし、その場で固まってしまうことが多々ある。
そのどれもの頭部を庇う気持ちの表れは、医師にも家族にさえも理解してもらえないであろう現実だ。

一時期、片麻痺を起した左側の口元の食べ汚しは注意されなければ気が付かず
出先での食事は要注意だ。




しかし、悪天候に誘発される頭痛と隣り合わせの生活も、きっといつかは緩和される日がくるはずで

いつまでも病人ではいられない。

『まだ2年』と『もう2年』に挟まれた居心地の悪さを味わいながら一年後の居心地の良い今日を願いたい。

2014年2月16日

雪疲れ

2014-02-14 | 心のお天気
眠りと覚醒の合間のおぼろげな意識の中で感じた気配の通り、外は一面の雪景色だった。


支度をしながら、なんとも嫌な予感がし
何度となく取り止めようかと思ったけれど、検査結果は後日に変更しても薬がきれる。
決行し駅へと向かうも案の定、電車は遅延している。

雪を踏みしめながら到着した受付でパチパチと目を瞬かせた。
予感は的中、緊急オペのためタケノウチの診察は休診とアナウンスされている。

朝から、何度となく過ぎった嫌な予感はこれだ。
これを私は予兆していたのだ。

すると馴染のナースさんが側に来てくださって
タケノウチの緊急手術は2件重なっているのだと教えてくれる。
しかも予約診ではなかったのに、代診で対応しくださる手配になっている。

積雪の影響で交通機関が不安定になっても困るし、というわけで早々に従う。



転ばぬようにヨチヨチ歩いて雪疲れのバレンタインも、今ようやく降りは弱まりつつある。