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国民年金のお得な情報

2015年01月12日 | 日記
1.支払いでお得な方法

自営業者の方はもちろん、会社員の方でも、退職後自分自身や配偶者の国民年金保険料を払う必要が出ることがあります。


国は納付率アップのため、様々な割引制度を用意しています。

ア.毎月払いでも、1ヶ月早く納付すると「早割」という割引があります。
イ.毎月払いよりも、半年、1年、2年前納の方がお得
ウ.現金払いよりも、口座振替払いがお得
※但し、口座振替については、平成27年2月27日(金)です。
※現金払いについては、任意の月から可能

では、どれぐらいおトクなのでしょうか?


※振替日が休日の場合は翌営業日に振替されます。
※割引額は年利4%の複利現価法によって計算した額です。

<事例> 口座振替・1年前納
年間保険料 …… 通常179,760円が175,320円へ
割引額は3,840円。毎月にすると320円ほどの割引ということになります。


2.割引分で得した分を付加年金に加入し更にお得に!

前納等でおトクに支払ったら、おトクに増やしたいですね。



それが付加年金
この付加年金は国民年金(老齢基礎年金)の上乗せのためにできた制度で、月額たった400円の支払いです。

国民年金の保険料を支払うときに、ついでに「付加保険料」という保険料を追加して払い込むことで、65歳以降、老齢基礎年金に加えて「付加年金」という優秀な上乗せ年金を受け取ることができる、という制度を国は用意しています。

付加年金の魅力は何といっても、「2年で元が取れると言われているので、加入者が増えていますが、本当にそんなオイシイ話があるのかを、具体的に見てみます。

例えば、付加年金の保険料を10年間(120月)支払うと仮定します。
現在付加年金の保険料は毎月400円ですから、支払総額は、400円×120月=4万8000円となります。

その結果、将来受け取れる付加年金の年金額は、「200円×付加保険料を納付した月数」になりますので、この場合の年金額は、200円×120月=2万4000円となります。


この2万4000円が生きている限り毎年受け取れることになりますので、2年間受け取ると、2万4000円×2年=4万8000円。この時点で、支払った金額の元が取れ、それ以上長生きすればするほどお得になるということになります


厚生年金にはない、国民年金の保険料割引制度と付加年金制度は、検討の余地が大ではないでしょうか。

長生きのこの時代に付加年金は是非ともお勧めです。