●それでも地球は回ってる

■かつて同人誌作ったり宇宙ネタに小躍りしてた輩の、3年サイト放置後の、無趣味無活動な日々のぐだぐだ与太話あれこれ

『昭和のロケット屋さん』 発刊!

2007年12月01日 | ロケット&宇宙

新宿ロフトプラスワンの人気トークライブ
「ロケットまつり」が書籍化されました!


その名も

『昭和のロケット屋さん』

・・・・・・なんて味わい深いネーミング。そしてまんまやんけ(笑)

実際に日本のロケット開発に携わった方々の貴重な話が掲載されていて、
トークライブ云々ではなく、マジに貴重な資料というか記録書。



昨日、そのロフトで20回目を迎えた「ロケットまつり」に参加してきました。
会場で先行発売されたその本は、なんと関係者の方々のサイン入り!!
予約特典が付くビーケーワンで注文済みだったのに、思わず買いました。


しかも昨日は『お宝鑑定団』のスペシャル版で放映された
「実験で使用され且つスペースシャトルで宇宙に行った
本物のペンシルロケット」の録画が会場で流されて、
依頼人として出演したロケット設計第一人者の垣見さんが裏話を披露。
そしてロケット班長として、400機以上のロケットを飛ばした
林さんの関係者も三重からいらしていたり、
以前も出演された、推進薬の第一人者、永岡さんのお話も聞けて、
書籍の語り部達が、まさにその場で語ってくれるという贅沢なライブ。




休憩時間に林さんとお話する事が出来て、
先日『内之浦の一般公開』に行ってきた事を伝えたら、
驚いていたけれど、やはりどこか嬉しそうでした。
間近で見る林さんは、気さくな感じのおじさまですが、
すごい歴史の生き証人なんだなーと改めて実感。



その林さんが仰っていたけれど、
糸川先生の遺品つーか資料が3桁単位であちこちにあるそうで、
民間で今回この書籍が発行された事も鑑みて、
(政府の)宇宙開発委員会で今の内にちゃんと記録を整理するべきだと
関係者に話をしているのですが、なかなか腰が上がらない模様。
皆「その内に・・・」と思ってはいるんでしょうが、
垣見さんは来年80歳、先月出演した小野さんも74歳、林さんも定年した方ですから、
やはり何十年先まで放っておいていいものじゃないですよね・・・。


あとはこの書籍が売れて、続刊発行!とかになって、話題になれば・・・!
なんて話もしていましたが、まずは興味のある者が地道に宣伝するしか・・・!



なかなか一般には馴染みの無い内容でしょうが、
先述の『お宝鑑定団』で、世界のロケット開発や戦時中の日本の技術、
そして糸川先生を先頭にして築き上げられた日本のロケットの歴史が
分かりやすく構成されていて、
これ見た視聴者が「日本も捨てたモンじゃない」と思うといいなと感じました。



今配信されている『はやぶさ』の活躍をジャズに載せて構成している
『祈り』というDVDを、内之浦で見てきたんですが、
これなんかも、肩肘張らずに癒し的に、日本の宇宙開発を世間に知って貰う
いい材料だよなーとか思いました。
(個人的には、毎日BGMで流して眠りたい位に、音楽としてもGOOD)






エンジンの話とか、高分子ポリマーとか、物理と化学の話盛り沢山で、
正直さっぱり意味が分からないのに、何故このライブに通うのかと、
昨日のライブの途中、今更ながらに疑問に感じたのですが、
戦後間もない頃の日本にまだあった、「国策のため」という理念の下、
利益度外視でものづくりをする「技術屋の心意気と誇り」に自分は心引かれ、
種子島やら内之浦くんだりにわざわざ足を運んでまでも、その空気を感じたい。
結局は「職人に憧れる」それがすべてらしいです。
ホント、今更だなあ・・・




因みに楽しみにしてるのはごく僅かな方ですが(苦笑)、
『内之浦レポもとい鹿児島レポ』は入稿が終わったらにさせて下さい(涙)
記憶がある内にUPしたかったけど、体調崩して先週一週間を棒に振った・・・
(あまりの痛みに足が震える位の腹痛とか・・・・・・)

内之浦に行ったおかげ(?)で、冬コミのわがスペースは、
あれこれ展示したいものが更に増え、
「ロケット好きがたまたまシャンバラ描いてます」状態が、
いつも以上に増しそうです・・・









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