無名会から無明人へ

写真付きで興味をひかれたことなど語ってみたい。

高尾山の懐石膳&病を得た時の心構え

2021-08-08 11:38:32 | 日記


 先月トレッキング クラブの催しに参加して
高尾山の薬王院の懐石膳を楽しみました。
リフトで登りリフトで下るというお気楽なトレッキングでしたが・・。
でも頂上まで散策はして山百合やレンゲショウマの開花を見られたし
仲間同士の話もできて息抜きできました
食事中、法螺の音に外を見ると山伏とお坊様の列が。

高尾山は山伏が修行もしてるのだそうです。

 (高尾山薬王院の山門の像 烏天狗)

怖い顔ですね。源義経が鞍馬山でこの種の烏天狗相手に修行したのか…
と思って
見入ってしまいました。
この高尾山にはムササビもいるんですが
烏天狗は似たような飛び方をするんですかねぇ??


Ж      Ж      Ж      Ж      Ж
                                                                                
話は変わりますが。重大な病になった時の覚悟について
日ごろ思っていた事と現実になってみると
かなりかけ離れた感情が湧いてくるものと分かりました。

今年の誕生日検診でのことです。
近くのクリニックでいつも済ませてますが
問診、血液検査、心電図、レントゲン、

尿検、検便のお決まりのコースでした。
胃のバリウム検査も市で提供してくれますが
バリウムが苦手で受けません。

胃カメラを個人病院でやってます。大変上手にカメラを挿入してくれるので
痛くなく苦しまずに済んでます。大腸検査も同じ先生に診てもらってます。
いつも何もなく一通り終わったと思ったらお医者様がレントゲンを
見て
うーん、これはちょっとまずいですというのです。
えっ、何ですか?「肺がん・・・の恐れがあります。
ここの所の影がどうも怪しい・・・。詳しく調べましょう!。」
ということで
CT検査をすることに。
検診の結果は1週間後にということで家に帰った。
いつもの検診でクリニックに行くのは一年一回の通過儀礼みたいに
思ってたのに青天の霹靂です。
まさかレントゲンで問題が? 
さぁどうしよう、////
こういう時はまずどうするんだっけというのが最初の思い。
・・・結果がわかるまで身辺整理するべき?
            
この頃はがんになってもそう早く亡くなるわけでもないようだけど。
もう年だし・・・。進行は早くないかも・・。
そのまま放置して進行を見ぬふりして生きて、
いよいよ耐えられなくなったら、
痛み止めの投与を受けてホスピスで死を受け入れるか。
又は、手術で切除してもらって、抗がん剤の投与を受けて
何年先までか分らぬ闘病生活を死ぬまで続ける覚悟をするか!。
二者択一になるだろう・・・。
困ったなぁ。どういう選択をするか。
バクバクと心臓の音が聞こえてくるようでした。
そのまま放置してと言葉でいうけど、病巣の場所や、
病気の状態によってそう簡単に生活をするわけにもいかないだろうなぁ。
精神的に強く戦って生きる決意も迫られるし。
どっちが堪えられるかしら?
なかなか決められないのです‼
考えるだけで胸騒ぎのような不安な気持ちが湧いているだけなんです。
レンゲショウマ)

夫に言うとあまり多くを語らず「ああしよう、こうしよう」
の提案は無し。一週間たたなければわからないんだから・・・。
多分医者の言う通りにしようということでしょう・・。
運命は受け入れるタイプですから・・・。
私の中では黒雲が漂ってるような感じです。
このことはまだ娘にも言いたくないし。
       
家にため込んでいるがらくたの整理をした方がいいだろうなぁと
思いながら手につかない。
以前、家の整理をしなければ後に残った子供が苦労するっていう
世間話を娘とした時
「そんなことしなくてもいいわよ、それよりも生きてる時に
したいことをした方がいいよ」
「整理するときは全部処理、処分するから」と
娘は言っていたし・・・。
そうか・・・。整理なんて無駄な時間を過ごすのをやめよう。
どうせ人間はごみを出して生きてる生き物なんだから
かたずけ費用だけ残して死んでいけばいいんだわ・・。
と変に居直ったりして・・(-_-;)。

人間はある程度生きれば必ず死ぬということはわかってるけれど、
死に至る病気を前にしてあれこれ悩んだ一週間でした。
客観的にいえば死はどうせ来るものだからその時が来たら
年に不足はないし、覚悟してじたばたせずに受け入れればいいでしょ
というところであるが、いざそれがまじかに迫ると
簡単にに受け入れるのは難しいです。

                  
一週間後、の結果は。
クリニックの医者以外のレントゲンの専門家に見てもらったと
いう事だが、この影は昔の結核の石灰化したものでしょう
ということでした。
「気になれば8月にもまた検査を受けてみてください。」
ということでした。がんではなさそうでした。

結核?・・
小学校の頃ツベルクリン反応で初めて陽性になった年
風邪をこじらせて咳が出て、肺門リンパ節炎
という病名だったはず。
ストレプトマイシン治療を受けて
長期欠席をしていた時期があった。
そのことかしら。
それなら何十年ずーと検査をつづけていたのに
なんで今になって・・・?
それが見過ごされてきたの???
8月になったのでクリニックに行ってもう一回
診察を受けた方がいいのかしら⁇
このコロナ禍で病院へ行くのもちょっと躊躇。
全然症状はないし気に留めてなかったのだが、
先日優しい知人の訃報の便りを見てすごく寂しい気分になりました。
皆いなくなってしまうって
辛いし厳しいなぁって思ったら
自分もそのうちあちらの世界に行くのかしら・・・と思うと。
検診のことが気になってきました。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿