昔乙女たちの裁縫教室

TANAKA師匠の教室に通う昔乙女の 教室レポートと裁縫日記

4月27日 ミシン針の交換

2024-04-27 | 道具たちの話
ミシン縫いをしながら、ふと思い出しました。
新しい作品に取り掛かるたびに針を交換している、
と、誰かの記事で見かけたことを。

「そこまでしなくても・・・」と、当時は気にかけませんでしたが、
その話を思い出したので、久しぶりに針を交換したところ、
ミシンは快適な音で進み始めたのでびっくりしたところです。

それから一か月くらい経ちます。
その後、作品数も4~5作くらい縫いました。

今日完成したジレに使った布は、真新しい絽の残り布です。
苦手なテロテロヨレヨレはまったくなく、ハリのある生地です。
巻きから外してみると、ロングベストにちょうど良い長さありました。

裁断してすぐにミシンをかけ始めたら、その硬いこと!
絹が固いことは承知していましたが、なんていう硬さでしょう。
幾重にも重なった部分を接ぐのに
一針づつ勢いをつけながら縫い進むような始末でした。

思い切って一か月前に替えてばかりの針を再び交換してみました。
多少刺さりやすくなりましたが、
厚みのある部分は用心して一針づつ運針しました。

今朝無事完成しました。


真っ黒い布でわかりにくい・・・

ミシン針の摩耗など肉眼では見えないので、ついつい長く使ってしまいますが、
やはりたまには交換が必要なのだと、再認識した次第です。
ついでに手縫い針も交換しました。

次に同じような布を縫うときには、針だけに負担をかけず、
縫い代等、布の重なり部分の厚みは最小限にする工夫が必要なようです。
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4月22日 襟ぐりが伸びてしまった

2024-04-22 | 日めくり雑記
衿のある前立て付きのワンピを作っているところです。

布は麻紺の男物一重の長着をほどいたもので、
布の余裕はほとんどありません。
型紙を並べ、袖は五分袖に決めました。

さて、前立て。
衿なしばかり作っていたので、すっかり忘れています。
本を開き、そうだった、そうだったけ?とブツブツ独り言。

次に、衿を仮付けしてみました。
えっ? 衿の名側が短い!
それも、片方だけで1.5㎝近く・・・

衿を型紙に当てると、寸法は正確です。
念のために前後身頃の襟ぐりを計測し直してみましたが間違いありません。
ということは、身頃?

後ろ身頃が7mmくらい、前身頃が1cmくらい型紙よりも長い!!

裁断後に布が伸びてしまったのです。
完成後が見たくて、何度もトルソーに着せたり、
裁断後の長期間、ハンバーに吊ったりしていたのですから
延びて当然です。

衿付きを縫わなくなって、
縮むと頭が入らなくて困るけど、多少延びる分にはいっか、と
布の襟繰りの伸びに無頓着になっていました。
ネックポイントの印付けさえ省略して縫い進めていました。

手抜きのツケが、今表れたということです。

延びた布は知人ではくれませんから、
肩をほどいて縫い直すしかありません。
縫い線の引き直しは面倒ですが、他に方法を思いつきません。

一回で長さが上手くあってくれるといいのですが・・・
憂鬱なことです。
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4月18日 銅媒染でコーヒー染め

2024-04-18 | 草木染
作品に付けるタグの数が心細くなってきたので
昨日は朝からタグ作りをしました。

どこかのブログで読みました。
コーヒーを銅媒染すると緑色になると!
試してみたいではありませんか!
というわけで、銅媒染でコーヒー染めのタグ作りです。

綿テープを、水と中性洗剤を少し入れた小鍋でぐつぐつ煮て、
まず精錬(汚れや薬品落とし)作業です。
普段は省略することの多い精錬ですが、
タグということで、リキが入ります。

ずっとかき混ぜたほうがムラ染にならなくて良いようですが、
少し煮たら後は放置・・・
タグテープにムラは考慮しなくていいでしょう。

濁った生成りの綿テープが、明るいクリーム色になりました。

濃染処理(タンパク質をしみこませる下処理)のあと
コーヒーと銅媒染液を2回往復させました。
これも各液に浸している間は、タイマーをセットしておき
ときどきかき回すだけで放置しました。


キシメンを煮てるみたいですが、綿テープです






最後に水洗いして、洗たく糊の代わりに
木工ボンドを水で薄めた液に浸したのち、外に干しました。
良いお天気だったのですぐに乾きます。

やや乾いたところで取り込んでアイロンを当てて、
草木染によるタグテープ作りの準備完了!



銅媒染のコーヒ染めです。
ちなみに、コーヒー染液は、安物の豆をミルで細かく挽き、
フィルター紙で濾しました。もちろん飲用可です。
前回は何回分をカスを貯めて染めましたが、
安いコーヒー豆なら安価なコストで手軽です。

あとは、家庭用ミシンの刺繍機能を利用して文字や記号を縫い、
一枚づつにカットしてブランドタグの出来上がりです・・・

が、テープの色、瞬間目に入った
物干しにぶら下がった洗濯中の爺のズボンの色と同じ・・・

銅媒染で緑色になるはずだったのに。
これは、黄土色という色ではありませんか・・・
タグにするのは・・・

草木染は、その時その時の状況により、緑色になるときもあるし、爺のズボン色になるときもある、
たしかそういうことなのですよね。これがそのわかりやすい実例なのですね。
了解です。
草木染の面白いところです。(ちっとも面白くない・・・)

ということで、午後の文字刺繍は延期しました。
テープの染め直しをしたほうがよさそうですが、当分先です。

以上、こんなケースもあるという、昨日の草木染の顛末でした。
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4月16日 教室風景(2024.4.16)

2024-04-16 | 教室風景
教室日でした。
フクちゃんの作品からご紹介します。








今日はフクちゃんの個展というわけではありません。

教室日ですのでケイコさんの作品もあります。





手芸店で売られていたクロスカットを使って


縁のステッチが終わったら完成です。
残った布でエプロンを作る?
TANAKA師匠に相談中です。

最後に師匠の作品です。




かんべの里にある織り機で編まれた友人の遺作を使った作品だそうです。
長方形の手織布を縦に何枚かに切って、古布とパッチワークしたモダンなベストです。

もしかすると元はランチョンマット?
カットしたときに端糸がほつれませんでしたか?

そういう時は接着芯を貼るの、
と師匠の答え。なるほど・・・

5月の第一火曜日、教室はお休み、
次回は、5月21日です。
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4月15日 糸通しはあのスレダーが一番

2024-04-15 | 道具たちの話

裾上げしてほしいとメールが届いた一時間後に、
娘から既製品のパンツが配送されてきました。

夏物の薄地のリネンのパンツ2着が入っていました。
裾上げは簡単なことだけど、糸は90番を使ったほうがよさそう。
そうすると、ミシン針も9号に替えなければなりません。

9号の針って、自動糸通しが使えなかったことを思い出し、
最近買ったばかりのスレダーを引っ張り出しました。
「ナイススルー」なる名前がついています。



・・・ん~~慣れてないせいか、うまく使えない。
老眼鏡をかけて手で糸を押し込むけど、やはり無理。
9号針は針穴が極端に小さいのです。

最後の手段と、刺し子道具を入れた袋から出してきたのはこれ。




手縫い用ですが、ミシン針にも簡単に使えました!!

手縫い針に糸を通すための道具はいろいろそろえていて、
100円ショップで数枚セットになったこの糸通しも常備しています。
ミシンは自動で糸を通してくれるので、めったに出番がありません。
やっぱしこれが一番でした。

普段、古布や古着ばっかりですが、
たまには新しい布もいいものです。
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4月15日 吉野山の桜

2024-04-15 | 日めくり雑記

桜の花は散ってしまいましたが、
HIDEKIさんから、みごとな桜の写真が届きました。
秀吉が好んだという吉野山の桜です。





吉野山では、山の下から下千本、中千本、上千本、奥千本と開花、
写真は中千本の桜で、ちょうど満開の頃だったとのことでした。

「山に入ってしまうと全景を撮る場所が中々見つかりません。」とメールにありました。
一目千本って、簡単ではないんだ・・・
写真、いつもありがとうございます。

連日、他人様の作品で記事を埋めています。
いっしょにお楽しみいただけたらと思います。
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4月14日 産直での買い物

2024-04-14 | 日めくり雑記
暑い日曜日でした。
それでもまだ4月、夕方になって気温が下がり、過ごしやすくなってきました。

好天につられて、産直に行ってきました。
なんとなく売り場がいい感じで、
仲間の作品をいくつか買ってきました。

厚い革のカードケースが800円ほどで売られていたので、
自分使いとプレゼントとで、2個買ってきました。
現在使っている黒い薄皮のケースが貧相に思えるほど贅沢なカード入れです。



古布に刺し子の大きなコースターも。
ん? ポット敷と書かれていますが、コーヒーカップにも合いそう。
たまには仲間の作品のコースターでお酒、もとい、コーヒーもうれしい。



裁縫仲間の中には、多彩な職人さんが混じっていて、
こんな値段でいいの?という玄人はだしの作品がたくさん並んでいます。
是非売り場をゆっくりご覧ください。
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4月12日 アクセス数50万突破

2024-04-12 | 日めくり雑記
ブログを開いたら、
アクセス数が50万を突破していました。



速いのか遅いのかわかりませんが、
とりあえず50万ページアクセスしていただいたというのはすごい!!
どれだけすごいことなのか、
1円貯金で50万貯める、・・・それも、TANAKA師匠をダシにして。
変なたとえですが、そんなすごさかなと思ったりしています。

冗談はさておき、とてもうれしいです。
感謝しかありません。ありがとうございます。
もちろんTANAKA師匠にも。
これからもよろしくお願いいたします。
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4月12日 久しぶりのランチョンマット

2024-04-12 | 日めくり雑記

古くなったランチョンマットを処分し、
今日は新しいマットを縫いました。
とりあえず4枚。
ずいぶん久しぶりです。


不愛想な作品だこと・・・


十数年前、裁縫始めはまずランチョンマットでした。
ミシンがなかったので、手縫いでした。
刺子やアップリケを入れたりしていろいろ作って楽しんでいたのに
今は布さえあればミシンで手軽に作れるので、ついつい後回しになります。

綿麻50×40の布を、周囲を三つ折りして仕上がりが46×36に。
洗たくすると縮むので、これくらいのサイズで縫っておけば
我が家ではちょうど手ごろな大きさです。

この数日熱中したジーンズのパッチワークツナギ、
だいぶ形が見えてきました。(完成したらお披露目いたします)
解体したパンツそれぞれの布の濃淡に加え、
褪色具合が全部異なるので、古布と同じですね、
とても楽しい裁縫です。

ただ、刺子との相性はどうでしょう。
20番の太い糸でミシンステッチするほうが合いそうな気がします。

インド天竺の上にパッチワークを重ねていますので裏布は不要です。
30M巻きが標準の天竺布は、
一反が2~3万(布巾によって異なります)しますが
裏布、仮縫い、シーツや枕カバー等、使い道が多いので
最近は愛用しています。現在の天竺は2巻き目です。
(表布はユーズドでも、裏布には新品を使うようにしています。)

山野に新芽が出そろい、草木染も、もぞもぞと気になります。
たくさん時間が欲しい。忙しいことです。
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4月10日 ジーンズのパッチワーク

2024-04-10 | 日めくり雑記

ジーンズのパンツをリメイクで作る予定のパッチワークのツナギ、
早く作ってみたかったので、まずはお試しでベストを作ってみました。

手持ちの型紙があるし、ベストなら作品も小さいので
お試しで作るにはちょうどいいのです。

同じ型紙で、右は古布の絣で作ったいつものベスト 
左がジーンズパンツのリメイクです。
(ジーンズは少し細めに作っています)

表側



後ろ側



どちらも脇やフロントのボタン処理がまだですが
手前味噌ですが、なかなかいい感じです。
ツナギの完成が楽しみになってきました。

デニムというだけでは面白くありませんから。
パンツのゴツゴツした縫い代部分はベストに利用しました。
ついでに、いったんゴミ箱に捨てたポケット部分を
引っ張り出して一個縫い付けました。

ウエスト周りは商標権等ややこしいことが一杯ですので
ブランド跡を消すために糸を全部抜き
いったん布に戻してから縫いなおしたり、結構面倒です。

この数日、夕食の準備はそっちのけで裁縫をしています。
ジーンズパッチワーク、なんだかハマりそうな・・・
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4月9日 大量の古着ジーンズ

2024-04-09 | 日めくり雑記

前回、ツナギについての記事を書いた後、
パッチワークしたジーンズのツナギを作りたくなりました。
さっそく近くの古着やさんに向かいます。

お店にはたくさんのジーンズが吊り下げてありました。
女性用だけでなく男性用のジーンズも、
いずれも千円以下の値札がついています。
布の厚みが揃うように気を配りながら
できるだけ幅広で布量の多いデザインを選んで
籠一杯に投げ込んでいきました。

店舗には、タイミングよくCMキャラクター滝藤さんが
ツナギ姿で微笑むポスターがたくさん張られています。
そうそう、こんなツナギつくりたいんだよね。
・・・大好きな俳優さんだし!

全部で6千円ちょっとの10本のパンツとスカートを
腰から上のポケット等パーツのくっついた部分を切り落とし
裾の折り返しも切り捨ててスッキリとした四角い布に整えました。
なんて贅沢な布の使い方でしょう。
片足を3本の細長い布に切り、濃淡組み合わせてパッチワークにします。

ウエスト部分をきりすてたら、
布の面積も重さも、購入時の半分以下になりました。
雑誌などにウエスト部分を使ったバッグなどを見かけますが
今回は脇見は禁止、まずは切り取った布で
作品作りをやってみたいと思います。

いくら何でもツナギに10着は必要ない?
残った布はもちろんあれこれに利用の予定です。

問題はミシンでどの厚みまで縫えるか、です。
そのために、パーツが多い上部は取り除きました。
折り伏せ縫いくらいまでは縫えた実績がありますが、
縫い代が幾重にも重なった場合には、縫うのに工夫がいります。
我が家のミシンでどんだけ縫えるか・・・
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4月8 日 似合う服

2024-04-08 | 日めくり雑記
ツナギが好きなので、家でも外でもよく着ています。
トイレでの脱着を心配してくださることはありますが
たいていは「よく似合うね」って言っていただけます。

ツナギを愛用するようになったのは
以前、お腹のガンになって激しい痛みのため
ウエストを締め付けない衣類が必要だったためです。
布が当たるだけでも痛かった当時の恐怖心は
以後の衣類への嗜好をすっかり変えてしまいました。
今は好きなだけ縫うことができるので、
痛みとは無縁なのに、タンスの中にはツナギがいっぱいです。

洋服が似合うかどうかは
本人が「納得」しているかどうかで決まる
と、どこかで読んだことがあります。

確かに!

えっ?!と感じるびっくり服が
なぜかとても似合う人を見かけます。

古布、特に襤褸(ぼろ)のリメイク服などは
びっくり服の最たるものですが、確かに似合う人がいます。
それも、とてもよく似合う・・・

本人が納得して着ているからなのだろうと理解できます。

古布と刺し子、私は着るよりも作るのが好き。
たぶん似合わない・・・
柔らかいジーンズ風に仕立てた、藍無地二重のツナギ以外
めったに古布を着ることはありません。

昨日は、2種類の新しいベストを製図しました。
今日は布を裁断してボディに着せて補正します。

型紙が決まったらいよいよ襤褸布を継ぎ接ぎしてそれから刺し子。
自分が着るわけでもないのに、一番楽しい時間の始まりです。
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4月6日 美しい部屋

2024-04-06 | 日めくり雑記
春爛漫、桜が満開の今日は
送り迎え付でHさんのお家に行ってきました。

Hさんは、我作品、古布&刺し子洋服の愛好者です。
今日は、作品を何点か抱えて訪ねましたので、
それは行商というのではないか、と言われればそのとおりです。

今夏のイベント販売は昨年よりも一か月遅い7月21日(日)に決まりました。
先になった分、待ちきれず作品が見たいと提案があったわけです。
作品の出来上がりを待ってくださる人がいることは励みになります。

ところで、今日の訪問先、玄関に入ってびっくり。
殺風景で愛想のない我が家とは比較にならない有様でした。



参考にしたいからと許可を得て撮影させていただきました。


すごいなあ・・・
ベランダにも鉢がいっぱい。
このところ行くところが病院だの葬儀場だのと続いたので
久々に「ハレ」の景色でした。
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4月4日 モノ忘れ

2024-04-04 | HOW TO
ずいぶん長いことお休みしてしまいました。
心配していただいた方、ごめんなさい。
今日から元気に(?)再開します。

一週間が、まるで3~4日しかないような、
忙しいようなそうでもないような・・・

と、爺に話したら、「後の3~4日は単に忘れてしまっただけだろ」って。

納得です。

”もの忘”といえば、認知症専門のお医者さんから聞いた話。
忘れがひどくなって行きつく先には
徘徊するようになる「ハイ」状態と、
ゴミ屋敷の中に引きこもるような「沈む」状態があるのだそうです。
「ハイ」状態への対処は治療で、逆の場合は介護の分野に。
アルツハイマー等特殊な物を除き、
年齢相応の物忘れなら、まあ、そのままに・・・
そういうお話でした。

これも納得です。
徘徊って、自分の家を忘れるから探し回っている?
なんだか、いとおしくなる話です。

物忘れがひどくて心配になったら
この話を思い出してみるのもいいかもしれません。
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