6月12日、あの日から今日で45年。早い。3.11の影で忘れられたような感がしないでもない。
しかし、私の地震の経験履歴のスタートにちがいない。あの日は、仕事を終えて、田んぼ道を車で走っているときに起きた。
まるで、車の前輪が何か穴にでも落ちたようなショック。田の水が大きく一斉に揺らいでいる。ああ、地震なんだと分かった。
ふと、先を見ると、集落が土煙で煙っている。瓦が落ち、土壁が崩れたのだ。
あちこちの道路が、障害物で通過できない。ようやく我が家に帰ると、土足で家に入らなければならない状況だった。
家具はたおれ、テレビは部屋の端まで転がっていた。でも、幸いに、家族は誰もケガもせず一安心。
あれから、45年だけれど、間にあの大震災があるんだよな。考えたら、地震被害の連続だ。