
素朴で心優しい船乗りエドモン・ダンテス(19歳)
その恋人メルセデスとの結婚式の日、
妬み深い同僚ダングラールと恋敵フェルナンによって
謀反人として告発され無実なのに逮捕される。
すぐに釈放されると自分を慰めるエドモンだったが、
検事ヴィルフォールの父に関連した告発と気がつき、
保身と出世のため無実と知りながら彼を牢獄へ幽閉する。
辛い牢獄生活は14年間にも及んだが
埋葬される死体に入れ替わり
奇跡的な脱獄に成功。
ある方法で巨万の富を手にしたダンテスは、
正体を隠してモンテ・クリスト伯と名乗り、
裏切り者たちに近づき復讐するが、
徐々に復讐のむなしさにも気づき
苦悩するダンテス。
しかし最後はハッピーエンド。
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娘の本棚にずらっと並んだこの7巻は
背表紙をぼ~っと眺めていただけだったが、
先日薦められて読み始めたら、
もう面白くって止まらない。
緻密な復讐計画に基づいて沈着冷静に
行動するモンテ・クリスト伯にどんどん
引き付けられ、その先がどう展開するか
気になり、数日でこの7巻を読みきった。
実に爽快。
ぜひ読んでみてください。