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文楽は大阪の誇り 橋下市長  補助金削るな

2012年07月08日 00時56分33秒 | ニュース

2012年7月8日号

しんぶん赤旗 日曜版

日曜ワイド より


世界無形遺産 歴史300年

文楽は大阪の誇り 

                              

橋下市長  補助金削るな
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300年の歴史を持つ、大阪が生んだ世界無形

遺産・文楽が窮地に立っています。橋下徹大阪

市長が、


今年度から市の補助金を削減しようと

しているからです。「文楽の伝統を消すな」の声

が広がっています。 

 

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世界は蛮行許さない

        日本文学研究者 ドナルド・キーンさん

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橋下市長は6月27日、 市民サービス ・ 施設

を大幅に削る 「 市政改革プラン ( 案 ) 」


を発表。 文楽協会への運営補助金5200万円

も25% (1300万円) 削減するとしました。

 

6月29日には、 7月6日開会の議会で予算案

が可決されても残りの補助金 ( 3900万円 )

の支出を見合わせる考えを示唆しました。

 

市が4月、 削減を打ち出して以来、 反対の声

が全国に広がりました。 5月発行の 『 上方芸

能 』 は文楽を特集。

 

女優の竹下景子さん、 作家の三浦しをんさん

ら132人が 「 文楽を守れ! 」 とメッセージを

寄せました。

 

発行人の木津川計さん ( 元立命館大教授 )

は言います。

「 完売で増刷を計画中です。 それくらい憤慨

しておられる方が多いということです。 文楽の

義太夫節はすべて大阪弁で作曲されています


大阪が生んだ伝統的遺産であり、 観光資源

なんです。 大阪という都市の力を強めるため

にも、 都市格、 文化度を高める必要がありま

す 」

 


橋本氏は知事時代に 「 文楽は二度と見ない 」

と言い放ち、 市長就任後も 「 古いものはすた

れるのが文化 」 ( 5月17日の記者会見 ) と

公言。

 

同案でも 「 競争を基本とした事業補助


への転換を図る 」 としています。

 

木津川さんは反論します。 「 文化には ”もうか

る文化” と ” もうからない文化 ”がある。


文化行政の役割は、 市場理論の下では太刀

打ちできない ” もうからない文化 ” に寄与す

ることです 」。


市公募の市民の意見でも 「 文楽は大阪の誇り

」 と反対が圧倒的でした。

 


「 文楽は集団芸術。 人件費や制作経費などす

べて入場料にかぶせると、 平均的な市民の所

得では行けなくなる。 公的助成で1等でも580

0円に抑え、 鑑賞の機会均等を図っているの

です 」 と木津川さん。

 

公的助成金は文楽協会の収入の2割を占めま

す。 カットは若手の育成にも影響が出ます。

かつて文楽は松竹が経営。 商業ベースに乗ら

ないと撤退し消滅の危機に。


1963年、 財団法人文楽協会の設立で乗り切

りました。 日本文学者ドナルド ・ キーン氏は 『

上方芸能 』 で、 こう結んでいます。

 

〈 文楽が生を受けて見事に花を咲かせた大阪

で、 もし死に絶えるのなら、 大阪の政治家の

蛮行を世界は決して許さず、 また忘れることも

ないでしょう 〉
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胡坐 ( あぐら ) なんてかいちゃいません

NPO人形浄瑠璃文楽座 ・ 副理事長(三味線

弾き) 竹澤団七さん

 

 浪速の地で生まれ、 大衆の支持を得て、 30

0年後の今日まで存続している文化を伝えてい

く。 われわれ伝承芸能の一番の仕事です。

 

 夏休み特別公演でやる 「 西遊記 」 などは新

作で私が作曲したものですが、 ほとんどは古

典。 私が師匠や先輩から教わったことを伝え

ています。

 

 しかし、 教わったことのまねだけでやれるも

んじゃない。 自分なりのセンス、 技術を加味し

ないとものにはならない。

 

橋下さんが言うように、 胡座 ( あぐら ) なん

かかいちゃいませんよ。

 

 名古屋出身の私は高校3年で10世竹澤弥七

に入門しました。 文楽は、 世襲制を採らない

実力だけの世界。

 

でも普通、 三味線弾きは5、 6歳で始める。 初

舞台の時は、 お琴も胡弓も立派に弾けなきゃ

ならない。

 

 三味線弾きは、 義太夫の文句も全部覚えま

す。 テンと弾くのも、 お姫様が出てくるのと侍

が出てくるのとでは弾き方が違います。


役の根性をつかむのは太夫と同じ。 義太夫を

語っているんです。

 

文楽では、 50代は鼻たれ小僧といわれます。

私も入門から60年近くになります。 国際交流

も数多くし、 何十年も修業しているものを 「 こ

んなものは… 」 と言われたくはないですね。

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「本物の人間以上だ」と感動

「佐渡文弥人形」をかつて修業していた山形弁

研究家 ダニエル・カールさん

 

 文楽って、 スゲーんだよ!

 オラが初めて見たのは関西外語大に留学し

ていた19歳のとき。

 

当時は、 日本語がよくわかんなかったけんど、

人形の動きがすごく細かくて、 首の動き一つで

悲しみが伝わってきた。

 

「 わーっ、 本物の人間だ。 いや本物以上だ 」

と感心したね。

 子どものころから、 人形劇が大好きだった。

 

でも、 外国の人形劇は、 口をパクパクする、

子ども向けの楽しい作品が多いの。 近松門左

衛門さんのような悲しい恋の話とか、 おとなの

見るドラマじゃないんだね。 そんなところも、

外国人にはおもしろいんだと思う。

 

 文楽は世界でもユニークな伝統芸能だよ。 日

本のみなさんに、 改めて良さを認めてほしいよ

ね。

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歌舞伎の原点 動きの真髄

アナウンサーで『文楽のツボ』の著者

葛西聖司さん

 

日本の文化の根幹が倒れる

 

 能楽や文楽は、 歌舞伎などから見て先行芸

能、 「 本行 ( ほんぎょう ) 」 と呼ばれます。

歌舞伎俳優や日本舞踊家は、 何度も原典であ

る本行にたち戻り、 せりふや動きの神髄を学

びます。

 

 太夫の浄瑠璃の語り方や三味線の音調から

、 せりふ回しや心情を学ぶことはもちろん、 一

見、 不器用に見える人形の動きからも、 多く

のことを学びます。

 

名人芸には、 人間の姿の究極を示す瞬間があ

るのです。 

 

 補助金が削られ文楽が衰退すれば、 本行に

学べなくなります。 日本の文化の根幹が倒れ

ます。 その危機感が薄すぎます。

 

 文楽の若者は、 低い報酬で、 10年、 20年

と修業して、 一人前になっていきます。

 

 彼らの苦労があるからこそ、 涙がこぼれるよ

うな美しい芸能が生まれるのです。  

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太夫 ( 語り ) ・ 三味線弾き ・ 人形遣いの三業が一体


 人形浄瑠璃 ・ 文楽は、 「 義太夫節 ( 浄瑠璃

) 」 という語りものの音楽と人形が織りなす総

合芸術です。


太夫 ( 語り ) と三味線が弾き、

人形遣いの三業が一体になって演じます。

 

 

1684年 ( 貞享元年 )、 浄瑠璃の名人、 竹本

義太夫が大阪道頓堀に竹本座を開き、 作者近

松門左衛門とのコンビで人気を博しました。


楽の名称は、 明治初期、 大阪で文楽座で開い

た植村文楽軒に由来します。



 体長が130~150cmの人形を人形遣い3人

が息を合わせて操り、 太夫が一人で老若男女を

語り分け、 三味線が力強さを与える、 世界でも

珍しい芸能です。


演目は 「 義経千本桜 」 などの 「 時代物 」、

「 曾根崎心中 」 などの 「 世話物 」、 踊り中心の

舞台 「 景事 ( けいごと )」 があります。



 主に大阪の国立文楽劇場、 東京の国立劇場

小劇場で公演。 ユネスコの無形文化遺産で 「B

U N R A K U 」 は国際語になっています。


板倉三枝、 大塚武治 記者


平成7年に起きた阪神・淡路大震災直後の数か月間にわたってがれき処理原因か  中皮腫に

2012年07月07日 10時17分53秒 | ニュース

NHKニュース 07月07日 08時10分より

がれき処理原因か 中皮腫に

兵庫県明石市の40代の男性職員が、アスベスト特有のがん「中皮腫」を発症していたことがわかり、明石市は、この職員が阪神・淡路大震災の際、


がれきの処理作業にあたったことが中皮腫を発症した原因の可能性もあるとして、調べることにしています。
明石市によりますと、中皮腫を発症したのは、明石市環境部の40代の男性職員です。


この職員は、ことし1月ごろ、腹部に異常を感じ病院で診察を受けたところ、6月に、アスベスト特有のがん中皮腫と診断されたということです。


明石市によりますと、この職員は、平成7年に起きた阪神・淡路大震災直後の数か月間にわたって、市内で出たがれきの処理作業を担当したということで、


明石市では、作業中に吸い込んだアスベストが原因の可能性もあるとして、調べることにしています。
この職員は今後、公務災害の申請を検討しているということです。


また、明石市は、平成6年度から9年度にかけて震災で出たがれきの収集や埋め立て作業を担当していた職員と元職員、計192人について、検診を行うことにしています。

 


明石市人事課は「不安に思っている職員もいると思うので、検査をするなどきちんと対応していきたい」と話しています。


計画停電 新たに5万件対象  関西電力 電力系統の確認ミス

2012年07月07日 10時15分39秒 | ニュース

NHK ニュース 07月07日 08時10分より

計画停電 新たに5万件対象


関西電力は万一、電力の需給がひっ迫した時に実施する計画停電について、電力系統の確認ミスなどによって新たに5万軒が停電の対象になったと発表しました。

 


関西電力は、万一、計画停電を実施する際には管内を48の区域に分けて行うことにしていて、先月、その区域割りを公表していました。


ところが、その後、電力系統の確認ミスが明らかになったり、配電線の系統を変更したりしたとして、計17万7000軒の契約先について区域割りを変更するときのう発表しました。


このうち

▼ 区域の変更が1万4000軒、

▼計画停電の対象から外れるのが11万3000軒、

▼逆に計画停電の対象外だったのが新たに停電の対象になるのが、5万軒となっています。


関西電力は、変更前の情報をダイレクトメールで通知していた契約先には改めて通知するとともに、インターネットのホームページで今回の変更を確認できるとしています。


関西電力は「お客様に大変なご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」とコメントしています。


大津市で中学2年生の男子生徒が自殺した問題で  金を脅し取られていた

2012年07月07日 10時08分24秒 | 教育・子育て

NHKニュース 07月07日 08時10分より

“金を脅し取られていた”

大津市で中学2年生の男子生徒が自殺した問題で、男子生徒が同級生から金を脅し取られていたと複数の生徒が学校のアンケートに回答していたことがわかりました。


去年10月、大津市で中学2年生の男子生徒が自殺した問題について学校側が全校生徒を対象に行ったアンケートでは男子生徒が同級生から自殺の練習をさせられていたという回答が複数寄せられていました。

 


アンケート結果について大津市教育委員会は「事実かどうか確証が持てない」として公表していませんでしたが、男子生徒が同級生から金を脅し取られていたと複数の生徒がアンケートに対し回答していたことがわかりました。

 


回答には「同級生が男子生徒を脅して銀行の口座番号を聞き出し、金を取っていた」とか「銀行の番号を無理やり言わせて遊ぶためにお金を使っていた」と書かれていたということです。

 


教育委員会は同級生から自殺の練習をさせられていたという回答と同様に金を脅し取られたとされる件についても同級生らに事実関係を確認していなかったということで「聞き取りを拒否され結果として確認できなかった」と話しています。

 


男子生徒の自殺をめぐっては両親が、大津市と同級生らに損害賠償を求める訴えを起こしていますが、市は「いじめが原因とは判断できない」と主張し、同級生側も「いじめではなく、遊びの範囲内だった」として、いずれも訴えを退けるよう求めています。



国会事故調報告 原発事故「明らかに人災」    規制当局 東電の「虜」に

2012年07月07日 09時52分34秒 | ニュース

2012年7月6日(金) しんぶん赤旗より

国会事故調報告 原発事故「明らかに人災」

規制当局 東電の「虜」に

 

 東京電力福島第1原発事故を検証する国会の事故調査委員会(黒川清委員長)は5日、報告書を公表しました。

 


 報告書は事故について「『自然災害』ではなくあきらかに『人災』である」とし、歴代の政府、原子力の規制当局と推進当局両方にまたがる責任放棄、東電と関係業界から規制機関への圧力にまで踏み込んで分析。


事故の直接的原因について「安全上重要な機器の地震による損傷はないと確定的には言えない」として地震による影響を認定し、津波を主因に限定する東電と政府側の認識を否定しています。


 事故を「世界の歴史に残る大事故」と断じ、「2012年6月においても、依然として事故は収束しておらず被害も継続している」との認識を示しました。


 報告書は、3月11日以前に事故の根本原因があると詳述。「事故は何回も対策を打つ機会があったにもかかわらず、歴代の規制当局及び東電経営陣が、意図的な先送り、


自己の組織に都合の良い判断を行うことによって、安全対策がとられないまま発生した」と指摘しました。電力会社でつくる電気事業連合会が安全対策の規制強化に反対する働きかけを規制当局に行うなど、


「規制する立場とされる立場の『逆転関係』が起き、規制当局は電気事業者の『虜(とりこ)』になっていた」「原子力安全についての監視・監督機能が崩壊していた」と指摘しました。


 事故の実際の進展に関しては、原子炉建屋や格納容器内部を調査・検証できず、「重要な点において解明されていないことが多い」と指摘。東電が事故の主因を津波と狭く限定しようとしている背景について「責任を回避する方便」としました。


 報告書は「問題解決に向け」た視点として、人災をもたらした「組織的、制度的問題」の根本解決が必要と国会の役割に言及。


事故を招いた関係者に共通していたのは「原子力を扱う者に許されない無知と慢心であり、国民の安全を最優先とせず、


組織の利益を最優先する組織依存のマインドセット(思い込み、常識)であった」と断じました。東電に対しては「原子力を扱う事業者としての資格があるのか」と厳しい言葉で疑問を呈しました。


 報告書はその上で(1)規制当局に対する国会の監視(2)被災住民に対する政府の対応など七つの柱で具体的提言を示しました。



 国会事故調 昨年12月に国会に設置された機関。地震学者や元高検検事長、被災地代表ら10人で構成し、証人喚問や資料提出要求など国政調査権に基づく強い権限を持ちます。


これまで菅直人前首相や枝野幸男経済産業相(前官房長官)、東電の清水正孝元社長らを参考人として聴取。避難住民への聞き取り、1万人アンケート調査を実施しました。



大飯原発再稼働に思う!

2012年07月04日 12時21分34秒 | ニュース

大飯原発3号機の発電開始は5日以降 1日ずれ込み(朝日新聞) - goo ニュース

これは、故障である、 故障するような原発を運転して欲しくない!

恐ろしい!

無理に再稼働したからではないのか!


不安定な原子力を人間は安心していつまで使えるのか!

だめな原発はすぐに運転を停止し、 廃炉に向けた計画を

立てた方が安心する!


原発マネーをあてにするな!

放射能漏れの方がお金がかかってしまう!

人間への被爆を原発は隠しきれるのか!!


福島でおきていることを冷静に考えよ!

考えたら、 再稼働など出来るはずがない!

不安の種をばらまくな!


50基ある原発を冷やすだけでも大変なのに、 再稼働なんてもっと大変だ!


電力会社は、 日本。いや世界の不安を取り除けるのか!

たたかっている電力会社よ、 人々から心の不安を無くす努力を続けなければ、 安心は生まれない!


保護者の声を発信  学校選択制とは小 ・ 中学校を統廃合するために行なわれる

2012年07月02日 20時19分13秒 | 教育・子育て

しんぶん赤旗 2012年6月29日 金曜日 第3面 より

橋下 「 維新 」  逆流の正体

第 2 部  教育破壊 「 日本一 」  ( 5 ) 


大阪府での府立学校の 「 学区撤廃 」 とともに、 大阪市で橋下徹市長が2014年度から導入を掲げているのが、 小中学校での 「 学校選択制 」 です。 


大阪市議会では5月、 「 市教育行政基本条例案 」 が  「 大阪維新の会 」 と公明党の賛成で強行採決されました。


一方、 学校選択制を押しつける 「 市立学校活性化条例案 」 は、 市民世論と運動に押され継続審議中です。 しかし、 橋本氏は強引に準備を進めています。 


4月26日、 市役所で1回目の 「 熟議 『 学校選択制 』 」 (  市教育委員会主催 ) が開かれました。 


黙殺させない


保護者の代表として公募委員になった大前なみさん ( 40 ) は 「 導入するとしたらどうゆうものにするかを決めるための会議だったので驚いた 」 と話します。 


この日、 市教委側が導入のメリットとしてあげたのは 「 特色ある学校づくり 」 や 「 学校の活性化 」 など。


一方で課題としては、 制度を廃止した群馬県前橋市や東京都江東区などの事例から 「 学校と地域の関係の希薄化 」 「 通学区域外から通学する児童の安全確保 」 があげられました。 


大前さんは言います。 「 各区での説明会でもそうでしたが、 メリットといっても他都市で導入前に言われていたものと同じ。


実際に教育が活性化したという報告はありません。 一方、 デメリットは導入後に実際に起きた弊害です 」 


大前さんは今年 (2012年) 2月、 橋下市長が 「 学区撤廃 」 について 「 圧倒的多数が望んでいる 」 と発言しているのを知り、 「 保護者の声が黙殺されてしまう 」 と危惧。 


数人の保護者で 「 発言する保護者ネットワーク from 大阪 」 を立ち上げました。 ツイッターやブログ、 会見などで保護者の声を発信し、 現在、 会員は80人以上に増えています。


大前さんが懸念しているのは、 橋本氏が学校選択制について 「 ( 学校を ) 保護者の選択にさらして自然に統廃合を促す手法 」 と名言してきたことです。 


「 結局、 選択制も学区撤廃も、 『 選ばれなかったのは学校や地域の責任だ 』 として、 なかなか進まなかった学校の統廃合を進め、 公費で削減するのが目的なのではないでしょうか 」 ー。 


現に市立小学校は3分の1が統廃合の対象とされており、 府立高校についても3月の府議会で 「 維新 」 の議員が、 113校ある全日制高校 ( 工科や農芸などを除く ) を70校に絞り込むのもありだと質問しています。


市民で熱議を


大前さんは指摘します。 「 私たちが望んでいるのは少子化の時期を好機として少人数学級を進めることです。 それを敵視してきたのが、 橋下さんです 」 


大前さんたちはいま、 7月16日に大阪市内でワークショップ 「 学校選択制 市民熟議 」 を開催する準備を進めています。


「 私たち保護者自身がまず問題を知ることが大事だと思っています。 その上でつなげる手をつないで教育をよくする力にしたい 」 


大阪の教育破壊を止めるのは草の根のたたかいです。

( おわり )

( 第2部は豊田栄光、 藤原直が担当しました ) 


橋下大阪市長の逆流はまだまだあります。 大阪市のホームページで改革案を見るもよし、 しんぶん赤旗や、 日本共産党大阪市議団 ・ 大阪府議団のホームページで見るのも良いでしょう。 大阪市内では、 ビラを日本共産党の大阪市議団が6月に配布しています。 私たちはまだ橋下大阪市長から目が離せません。 

 


校長権限強化に固執  先生を校長が評価しても意味がない 橋下市長の教育介入

2012年07月01日 22時12分25秒 | 教育・子育て

 なぜ、校長が先生を5段階するのか。 

今日は、 私がとやかく言うより、 読んでもらった方が早いでしょう。

しんぶん赤旗 2012年6月28日 木曜日 第3面より

橋下 「 維新 」  逆流の正体

第2部  教育破壊 「 日本一 」  (4)


大阪市議会は5月定例会で、 教育関連2条例の一つ 「 学校活性化条例案 」 を継続審議にしました。 同条例案は、 (1) 学校選択制 (2) 校長の原則公募 (3) 学校協議会の設置 などを定めています。 


継続審議の大きな理由は、 与党 「 大阪維新の会 」 ( 代表 ・ 橋下徹大阪市長 ) が教員向け手当の " 校長査定権 ” を認めよと修正を求めてきたことです。


昨年否決された 「 維新の会 」 の 「 議員提案条例案 」 では、 校長による教員評価をボーナスや勤勉手当に反映させることを教育委員会に課していました。


5月議会の 「 学校活性化条例案 」 は橋下市長提案ですが、 市長自身が 「( 勤勉手当査定権を ) 公募校長の武器にしたい 」 と修正に固執しています。 


橋下市長は知事時代から、 「 校長は組織のマネージャー。 組織である以上、 校長の権限強化は至極当たり前の話 」( 2011年5月9日府戦略本部会議 ) と主張。 


校長の人事権、 予算権、 職員会議に縛られない学校の意思決定権の強化など上意下達の学校運営をおしすすめてきました。


相対評価狙う


保護者の意向を学校運営に反映させるとした学校協議会をめぐっても橋下市長は、 教員の相対評価 ( 5段階 ) 導入につながる発言をしています。 


「 原則は相対評価でいきたい。 学校評議会ができれば絶対評価でいいが、 その設置を押しつけてはいけない 」( 4月25日の市議会文教経済委員会 )。 学校評議会ができなければ相対評価を導入する考えです。 


5段階相対評価の分布は上から、 S5%、 A30%、 B50%、 C10%、 D5%で、 校長が決めます。


「 ベテランと新人教員を同列に置いて評価できるのか 」 「 先生が子どもより校長の顔色をうかがう 」 といった批判が保護者からもあがり、 教員については府市とも相対評価導入をやめました。 


学校協議会の委員には保護者や地域住民も就き、 「 指導が不適切な教員に対し校長が講ずべき処置について校長に意見を述べる 」 任務もあります。


絶対評価ではCとDはゼロというケースも考えられます。 保護者など外部のチェックが入れば、 「 絶対評価を継続しても、 D評価も付き、 競争が起こる 」 との目算が 「 維新の会 」 にはあるようです。


「 なじまない 」 


元大阪府小学校校長会会長の西林幸三郎さんは

「 校長公募は、 民間の経営理論を学校に入れることを期待してのもの。 競争と効率を重視し、 " 役立たずの人間は切り捨てる ”。 こんな論理は、 教育にはなじまない 」 と語気を強めます。 


「 勤勉手当査定は校長一人の恣意 ( しい ) 的な作業ではありません。 これは教育現場を知らない者が考えつくこと。 効率性だけを考えて、 教育実践の経験もない一部の民間人校長に査定されては、 現場はたまったもんじゃありません。 


職員会議を大切にし、 みなと話し合いながら、 一人ひとりの教員を輝かせることこそ校長の仕事です 」 と西林さんは語ります。 

( つづく )

この記事を読んで、 教育現場を知らない橋下市長は学校を批判する権限は、 ないと思いました。