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夫婦でピアノでも

大人になって始めた&再開したピアノについてやら何やら。
ぼちぼち更新できれば。

忘れないうちに ミシェル・ダルベルト ピアノ・リサイタル

2009-03-01 | 音楽
ピアノ : ミシェル・ダルベルト
2008年11月20日, すみだトリフォニーホール

1. 映像 第2集 から「荒れた寺にかかる月」 ( ドビュッシー作曲 )
2. 映像 第2集 から 「葉ずえを渡る鐘」 ( ドビュッシー作曲 )
3. 映像 第1集 から 「水に映る影」 ( ドビュッシー作曲 )
4. 夜のガスパール ( ラヴェル作曲 )
5. (アンコール)こどもの領分から 「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」   ( ドビュッシー作曲 )

夜のガスパールでは、イメージの元となったアロイジュス・ベルトランの詩を自らが各々の曲の前に朗読してその後弾き出すというスタイルでした。
1.オンディーヌ / "Ondine"、2.絞首台 / "Le gibet" 3.スカルボ / "Scarbo"
「スカルボ」はのだめで有名になりましたね。
いずれも幻想的で怪奇的な詩で、詩の内容を知ってからだと更に興味深く聞けました。
いずれの曲もダルベルトさんの本領発揮といった感じで、名演奏だったと思います。
朗読もとても上手く、渋い良い声でした。
もっと細かい感想は後日(の予定)。


忘れないうちに Special 東京楽竹団 旗揚げ公演 ~新たな旅立ち~

2008-11-07 | 音楽
日 時:2008年11月1日(土) 開演18:00
メンバー: 足本美代子・入野智江・岩附智之・大橋エリ・山崎史子
会 場 :品川きゅりあん小ホール

竹の楽器(自作)を使った5人の打楽器奏者のコンサートでした。
ただ演奏するだけでなくちょっとしたショー仕立てになっていて視覚的にもちょっと楽しめました。
このスタイルではアメリカでのみ公演を行っていたのだそうですが、「日本でも」という事だそうで、そのせいか「和」の感じが色濃く出ていました。

皆さんプロの打楽器奏者ということで技術は抜群。
竹を使った様々な楽器の音色も面白く興味深いコンサートでした。

竹、もしくは筒であることの特性を良く生かした楽器ばかりで、さすが音の専門家と言った感じです。
伝統的なコンサートもよいですが、こういうのもたまには楽しいものです。

(プログラムは後ほど追加します。)

忘れないうちに Special  bluemallet Concert Vol.3

2008-10-02 | 音楽
9/28(日) 13:00 出演:前田啓太、高野 綾、神尾 弥*、足本美代子
*病気のため出演せず。

曲目:
[前田啓太]
Askel Masson:Prim/後藤 洋:A Rainy Perspective/ Iannis Xenakis:Psappha

[高野 綾]
Julie Arlene Spencer:White Squirrel for Solo Marimba/一柳 慧:独奏マリンバのための 源流 /小崎 光洋:委嘱新作

[足本美代子]
足本憲治:委嘱新作/John Psathas:Matre’s Dance 、Fragment、Happy Tachyons

前田さん
若い感性にあふてていました。
メロディー無しでリズムのみの構成でしたが、飽きるどころかすっかり引き込まれてしまいました。
将来が楽しみです。

高野さん
最後のパーカッションとの共演が特に印象的でした。
エスニックな衣装もお似合い。

足本さん
圧巻でした。
すごいテクと迫力に圧倒されました。
Happy tachyonsは足本さんのテク炸裂といった演奏でしたが、私はMatre's Danceでのピアノとのぴったり息の合った掛け合いに感動しました。
ピアノもありえないくらいすごく、しばし呆然。
透けるブルーのモンゴル系(かな?)民族衣装がとても素敵。
襟元のスパンコールがきらきらと華やかでした。

また聴きに行きたいと思います。
打楽器にすっかり魅了された日でした。

そしてピアノもまた打楽器であることを実感。
響きが良く合います。

忘れないうちに 神尾真由子 チャイコフスキー国際コンクール優勝記念コンサート

2008-07-22 | 音楽
1 バイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47 (シベリウス作曲)
2 バイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 (チャイコフスキー作曲)
3 タイスの瞑想曲 (マスネ作曲)

2007年10月21日 サントリーホール
日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:原田幸一郎

コンクールのときと同じ演目だそうです。
コンクール本番のときのチャイコは、最後鬼気迫るといった感じでしたが、今回は迫力はありましたが落ち着いた感じでした。

シベリウスは始めて聞きました。 とてもよい曲ですね。
ピアノ曲はあまりピンとこないのですが、こちらはスケールも大きく◎。

演奏は全体的に若々しく華やかで大変好印象でした。
それにしても彼女は迫力のある演奏をしますね。
音が太い!
これからの活躍に注目したいところです。
是非一度生で聞こうと思いました。

どうでもいいことですが、今回の衣装は芦田淳風とでも言ったらいいのでしょうか、ミューズ風のドレスでとてもとても素敵でした。 
シベリウスのときは小豆色のグラデーションで、チャイコのときは同じ形の薄ピンクでしたが、素材の質感とともあいまってとても優雅でした。
品があります。
茶色にした髪の毛も良くマッチ!
コンクールのときから見てもだいぶ素敵になりました。
これから更に磨きがかかるでしょう。
こちらも楽しみです。

忘れないうちに ガブリエル・リプキン チェロ・リサイタル

2008-07-15 | 音楽
1. チェロ・ソナタ   ( ドビュッシー作曲 )
2. バイオリン・ソナタ イ長調 [チェロによる演奏] ( フランク作曲 /リプキン編曲 )
3. 妖精の踊り 作品39 ( ポッパー作曲 )
チェロ : ガブリエル・リプキン
ピアノ : ユリアン・リーム
[ 収録: 2007年6月1日, 浜離宮朝日ホール ]

前にも書きましたが、正直チェリストに関しては、経験不足で技量はなかなか判断できません。
聞いていて楽しかったのと、超絶技巧系なんじゃないか、という事だけです。

ドビュッシーは初めて聞きましたが、大変面白い作品だと思いました。
最晩年の作ということですが、彼らしい和音で満ちていました。
好みです。

フランクは五島みどりさんのバイオリンのCDを持っていて結構良く聞きます。
でも、別物のようでした。
ちがった味わいです。

最後のポッパーはアンコールだと思うのですが、とてもかわいい作品でした。
かわいいけれど、素人目にはものすごく難しそうな感じでした。
今回1番のお気に入りかな?(笑)

全体的に楽しめました。

どうでもいいことですけど、服がちょっと黒い「がっちゃまん」みたいでした・・・。

忘れないうちに Special 及川浩治 ラフマニノフピアノ協奏曲第2番、第3番

2008-07-04 | 音楽
及川浩治(Pf) 協奏曲シリーズ~ラフマニノフ~
曲目 ラフマニノフ
:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30

指揮 広上淳一

演奏 新日本フィルハーモニー交響楽団
2008年6月28日サントリーホール

第2番の最初はオーケストラとのバランスが今一歩だった気がします。
ピアノが負けていた感じの所も。
第3楽章くらいになって大分本領発揮してきたようでした。
さすがに緊張していたのでしょうか?

それに対して第3番はとてもよかったと思います。
彼の超絶な技術も絶好調といった感じでした。

アンコールはショパンの雨だれ

ラフマニノフつながりで、「鐘」が来ると思った人も多いようでしたが、私達もそうでした(笑)。
いつぞやのコンサートでは元気が余ってたのか、アンコールにハンガリー狂詩曲弾いてましたが、今回はさすがに疲労困憊の様子でした。

オケの方は多少不満残りかな。
具体的にどこって言えないんですけどピアノとのりがちょっと違った感じ。
 

忘れないうちに Special Blueman 公演

2008-06-09 | 音楽
話題のBluemanの公演を見てきました。

コンサートに近いものを想像していたのですが、ちょっと違い、完全ないわゆるパフォーマンスまたはショー(って言うのかな?)でした。

とても楽しみました。
ねたばれになるのでこれ以上は書きませんが、ロック系(特にビートと音量)OKな方にならお勧めできます。
高度で緻密です。

クラシック以外の生は数年ぶりだったのですが、二人ともすっかり弾んでしまいました。
この勢いでブラックアイドピーズにも行きたいところです(来ればね)。
ただしスタンディングはもう無理・・。  

忘れないうちに 横山 幸雄 ピアノ・リサイタル

2008-05-30 | 音楽
1. ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 作品109
2. ピアノ・ソンタ 第32番 ハ短調 作品111
3. ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 作品13 「悲そう」 から  第2楽章
4. ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 作品31 第2 から 第3楽章
( 以上 ベートーベン作曲 )

[ 収録: 2006年8月4日, 東京オペラシティ ]

よかったです。
横山さん特有の輪郭のはっきりした硬質な音でクリアに表現していたと思います。
それでいて強いパッションも途切れず。

ベートーヴェンの後期のソナタは大好き。

アンコールのテンペスト第三楽章も音の質と曲が良く調和して非常に美しく感じました。

彼のセンチメンタルな感じに流れすぎないショパンは好きですが、ベートーベンもよいですね。

滝のような汗が流れっぱなしなのがお気の毒でした。
男の人は大変です。

忘れないうちに プラス ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番

2008-05-26 | 音楽
中村紘子さん&N響のラフマニノフピアノコンチェルト2番を偶然聞く。

まず、中村さんのペパーミントの衣装&髪型がすごかったです。
まさに帝政ロシアの雰囲気。
そういえばあれだけゴージャスなのは最近見かけません。
今はもっとコンパクトでシャープなのが主流ですね。

演奏は、すごい迫力でした。
結構まちがえてましたが、そんなのを吹っ飛ばす貫禄でした。
大人の雰囲気と貫禄は十分なのですが、
感動したかと聞かれると・・・。

ちょっと前に辻井伸行さんのラフ2(部分)を聞いたのですが、こちらは逆で、ちょっと清廉潔白というか、心きれい過ぎという印象
(けっして中村さんの心がきたないって言っているわけじゃないですよ(笑))、
でした。
辻井さんももう少し年を経たらもっとちがった感じに弾くようになることでしょう。

以前ラフマニノフをあんまりゴージャスにやると「ださい」、といったことを書いたかもしれませんが、この曲に関しては前言撤回。
大人の華やかさと搾り出す情熱が必要ですね。

ラフ2と言えば昨年の日本音楽コンクールで2位になった米津さんの演奏が心に残っています。 
技術的には彼を超える人はいくらでもいるわけですが、あの、曲に対するのめりこめ方とパッションは、聞いている人の心に届きます。